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- 皮膚病理イラストレイテッド(2)免疫染色
商品情報
内容
その抗体は,何を標識しているのか?
最新の知見に基づき,多岐にわたる免疫染色の仕組みと抗体の選び方をビジュアルで解説.
1巻からますます凄みの増した著者渾身のイラスト,技術的にも難しい同一切片の各種染色写真は必見!
今までどこにもなかった1冊!
序文
企画にあたって
かつて腫瘍は細胞と構築が「・・に類似する」「・・と連続している」ことに基づいて由来が推定され,診断名が与えられていました.
免疫染色は「・・が発現されている」ことと「・・が発現されない」ことを可視化しましたから,分化の方向と程度を見分けることが可能になり,その結果,腫瘍の組織診断は由来や発生源をたどるretrospective分類から,分化の方向に基づくprognostic診断に変貌しました.ある分子の発現の有無と異常遺伝子の特定は,悪性度と予後の評価はもちろん(その分子を標的とした)治療薬選定と効果判定にただちに反映されるからです.
こうして確固たる地位を得た免疫染色は,実際には,プレパラートに貼り付けた組織切片を高圧下に加熱または酵素処理して(ホルマリン固定により変性した)抗原決定基を露出させ,特異抗体にて標識したものです.この抗体選択と一連のプロセスの手加減こそ医師と技師と施設のノウハウそのものですから,完成した標本の色合いは施設ごとに微妙に異なります.
そこで免疫染色の,共通で,特徴的で,診断に直結する所見だけを,イラストに描出して解説しました.こうすれば施設と時代を乗り越えて,齟齬なく所見を共有できると考えたからであり,普及した今こそ普遍的図説の必要性を痛感したからです.
以上でお判りのように本書は皮膚病理イラストレイテッド(1)炎症性疾患(2012年6月刊)の続編であり,もとより大原國章先生(虎の門病院)の雅量により具現したシリーズです.本書ではとりわけ九州医療センターの皮膚科アレルギー科医長 占部和敬先生と原田佳代先生,臨床検査部長 中山吉福先生,病理部長 桃崎征也先生に豊富な症例を教授いただきました.また今回の単行本化にも宇喜多具家さん(学研メディカル秀潤社)の尽力を賜りました.
この領域は,周知のとおり,数年ごとに技法と抗体が刷新されます.諸家の批評を期待する所以です.
2014年4月
今山修平
目次
1 免疫組織化学(1)中間径フィラメント=細胞骨格
2 免疫組織化学(2)いわゆる軟部腫瘍
3 免疫組織化学(3)間葉系腫瘍―その1:血管系腫瘍
4 免疫組織化学(4)間葉系腫瘍―その2:神経系腫瘍
5 免疫組織化学(5)メラノサイト系腫瘍
6 免疫組織化学(6)間葉系腫瘍―その3:線維性腫瘍
7 免疫組織化学(7)リンパ腫
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書籍情報
- ISBN:9784059887362
- ページ数:192頁
- 書籍発行日:2014年5月
- 電子版発売日:2024年5月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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