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医学のあゆみ289巻10号 骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見―最先端研究がもたらしたパラダイムシフト

  • ページ数 : 70頁
  • 書籍発行日 : 2024年6月
  • 電子版発売日 : 2024年6月6日
¥1,650(税込)
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商品情報

内容

・筋衛星細胞が筋再生を担う筋系譜の幹細胞とされている.筋制御転写因子群や筋衛星細胞特異的なマーカー分子などの発見により,筋衛星細胞の単離・培養法や多能性幹細胞からの分化誘導系の開発へと発展してきた.
・筋再生研究の行き着く先のひとつは医療への応用であろう.しかし,それには筋再生が真に求められる状況を科学的根拠に基づき見極める必要がある.
・骨格筋の再生,維持,適応の各局面で重要となる細胞群の役割や,運動適応に関する新知見,筋研究領域における医療応用の最前線について,それぞれの専門家が詳説する.

序文

はじめに


骨格筋を構成する主たる実質細胞である筋線維には分裂能がないにもかかわらず,骨格筋には極めて優れた再生能が備わっている.1961年に筋衛星細胞が発見されて以降,本細胞を中心とした筋再生研究が盛んに行われ,現在では筋衛星細胞が再生を担う筋系譜の幹細胞であるというコンセンサスが得られている.

MyoDなどの筋転写制御因子群の発見,およびPax7やカルシトニン受容体をはじめとした筋衛星細胞特異的なマーカー分子の発見などにより,筋衛星細胞の発生や維持,分化過程のメカニズムについて飛躍的に理解が進んだ.こうした成果は,筋衛星細胞の単離・培養法の開発や多能性幹細胞からの分化誘導系の開発へと発展をみせた.筋再生についての理解が進むなか,筋衛星細胞以外の細胞の重要性も明らかとなってきた.マクロファージや間葉系間質細胞はそれ自体が筋線維を生み出すことはないが,正常な筋再生に必要となる.すなわち,筋再生は多様な種類の細胞間の協調的相互作用によって可能になる,高度に制御された生物学的プロセスである.

筋再生研究の行き着く先のひとつは医療への応用であろう.しかし,それには筋再生が真に求められる状況を科学的根拠に基づき見極める必要がある.筋衛星細胞欠損マウスの表現型は,定常状態の筋の維持に筋再生は必要ないことを教えてくれる.また,運動によって筋が壊れ再生することで筋の適応・強化が起こると流布されているが,最新の研究成果はこれを支持しない.すなわち,骨格筋の再生,および維持,適応ではそれぞれの局面に個別の作動原理が存在すると考えられる.

本特集では,骨格筋のこうした局面で重要となる細胞群の役割,運動適応に関する新知見,筋研究領域における医療応用の最前線について,それぞれの専門家に詳説いただくことを目的とした.本特集が今後の筋研究,そして,その成果を医療応用するうえで進むべき方向性を考える契機となることを願う.


上住聡芳
九州大学生体防御医学研究所細胞不均一性学分野

目次

特集:骨格筋の再生・維持・適応メカニズムの新知見─ 最先端研究がもたらしたパラダイムシフト

はじめに

上住聡芳

幹細胞ニッシェを中心とした骨格筋幹細胞の制御機構

辻 諒介・藤田 諒

免疫細胞による筋再生制御

大石由美子

間葉系間質細胞による筋維持機構

上住 円・上住聡芳

遅発性筋痛(いわゆる運動後の筋肉痛)はどこまでわかったか

田口 徹

非再生性の筋形成メカニズムと筋制御因子の役割

岩森歌奈子・深田宗一朗

筋疾患に対する細胞治療

櫻井英俊

筋オルガノイド収縮力評価系の開発と応用

清水一憲

TOPICS

細菌学・ウイルス学

ABCF因子による病原性グラム陽性細菌の薬剤耐性化

尾花 望

循環器内科学

脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)からみた心不全

福田弘毅・北風政史

連載

臨床医のための微生物学講座14

インフルエンザウイルス

迫田義博

緩和医療のアップデート❾

非がん慢性呼吸器疾患:エビデンスアップデート

松田能宣

自己指向性免疫学の新展開 ─ 生体防御における自己認識の功罪❶

はじめに

山﨑 晶

免疫システムにおける自己認識機構の解明に向けた

有機化学的取り組み─ 可視光応答性光触媒を利用した近接依存性ラベリング技術

井貫晋輔・松岡巧朗

FORUM

死を看取る ─ 死因究明の場にて15

死亡診断⑦

大澤資樹

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書籍情報

  • ISBN:9784006028910
  • ページ数:70頁
  • 書籍発行日:2024年6月
  • 電子版発売日:2024年6月6日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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