• m3.com 電子書籍
  • J. of Clinical Rehabilitation33巻10号 障害者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療

J. of Clinical Rehabilitation33巻10号 障害者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療

  • ページ数 : 100頁
  • 書籍発行日 : 2024年9月
  • 電子版発売日 : 2024年8月30日
2,860
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 52pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

●リハビリテーション医療システムの整備が進み,急性期から回復期のリハビリテーション治療や福祉支援が充実したことで,多くの障害者が家庭や社会へ復帰し,健常者と共に生活を送るようになった.
●生活期の障害者をサポートする医師には,障害者特有の問題に対応できる専門的な知識と技術が必要であり,専門的な人材の育成が非常に重要である.
●本特集では,特に脳血管障害者や脊髄損傷者などの代表的な疾患患者に対して,それぞれの分野の第一線で活躍する専門医が,診察のポイント,機能維持のポイント,注意すべき二次障害とその対応,薬物管理・医学的管理について解説.障害者のかかりつけ医の重要性を認識し,必要な医学的知識と技術を学ぶことを目的とした.

序文

特集にあたって

リハビリテーション医療システムの構築が進み,急性期から回復期のリハビリテーション治療と家屋改修,福祉用具,法的支援等のリハビリテーション支援の充実により,多くの障害者が家庭復帰や社会復帰を果たし健常者とともに生活を送っている.今後,家庭復帰や社会復帰を果たした生活期における障害者が,身体機能を維持し健康で長生きをするためには,リハビリテーション科医を中心とした医師による医学的サポートの重要性がますます高くなっていくことが予想される.ただ,障害者にはさまざまな身体機能障害が残存しており健常者とは異なる病態をもっているため,生活期の障害者をサポートする医師は,障害者特有の問題に対応できる医学的知識と技術が必要となる.そして,生活期の障害者が健康で長生きしていくためには,これらの専門的な知識と技術をもった医師が,かかりつけ医として二次障害を予防し健康維持のための医学的管理と治療を実践していく必要がある.つまり,さまざまな障害に対する専門的な医学的知識と技術を身に付けたリハビリテーション科専門医がかかりつけ医として,生活期における障害者をサポートする役割を担う必要がある.しかし,リハビリテーション科専門医のマンパワー不足もあり,その需要に充分に答えられていないのが現状である.つまり,多くの障害者が家庭復帰や社会復帰を果たし生活を送っている現在において,生活期における障害者を医学的にサポートできる専門的な知識と技術をもった人材を育成していくことは非常に重要である.

そこで,かかりつけ医として生活期における障害者をサポートしていくために必要な医学的知識と技術について,多くの先生方に知ってもらうために,「障害者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療」というテーマで特集を企画した.障害が残存する代表的な疾患患者である脳血管障害者,脊髄損傷者,脳性麻痺者,ポリオ罹患者,慢性心不全患者,慢性閉塞性肺疾患患者に対し,それぞれの分野において第一線でご活躍されている先生方にご執筆をお願いした.各先生方には,それぞれの疾患患者において,①かかりつけ医としての診察のポイントは?,②機能維持のためのポイントは?,③注意すべき二次障害とその対応は?,④かかりつけ医として知っておくべき薬物管理・医学的管理は?という4 つのポイントについて解説をいただいている.

今回の特集企画を通して,少しでも多くの読者の方々に生活期における障害者のかかりつけ医の重要性を認識していただき,障害が残存するそれぞれの疾患に対するかかりつけ医として必要な医学的知識と技術を学んでいただければ幸いである.


(編集委員会 企画担当:中村 健)

目次

特集 障害者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療

特集にあたって(中村 健)

脳血管障害者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(川手信行)

脊髄損傷者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(菊地尚久)

脳性麻痺患者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(小﨑慶介)

ポリオ罹患者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(蜂須賀明子 村上武史・他)

慢性心不全患者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(白石裕一 的場聖明・他)

慢性閉塞性肺疾患患者のかかりつけ医としての包括的リハビリテーション診療(海老原 覚 勝又泰紀・他)

新連載 障害福祉サービスとリハビリテーション

1.障害福祉サービスとは(菊地尚久)

連載

リハなひと

リハビリテーション科専門医 大野洋平さん

巻頭カラー リハビリテーション科医が知っておくべき最新の義肢構成パーツ

4.最新のコンピューター制御膝継手「POWER KNEE TM」(Thomas Habermann)

ニューカマー リハ科専門医

(屋城俊洋)

最新版! 摂食嚥下機能評価―スクリーニングから臨床研究まで

4.反復唾液嚥下テスト(Repetitive Saliva Swallowing Test;RSST)(保田祥代 小口和代)

地域リハビリテーションの現状と今後

12.コロナ禍における地域リハビリテーション(平田好文)

“こんなときどうする?” リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!令和版

リハビリテーション科運営編:(3)リハビリテーション科医の募集がうまくいかない(その2)(西田康朗 三上幸夫)

リハビリテーション科医師に必要な診察,評価手技

7.注意・遂行機能(TMT,BADS,WCST,CAT-R)(佐々木信幸)

知っていてほしい義肢装具とその実際

11.補装具における医学的意見書の書き方(西嶋一智)

リハビリテーション科医に必要な消化器疾患の知識と近年の進歩

3.胃・十二指腸疾患(新原正大 比企直樹)

リハビリテーション関連職の現状と展望

6.介護福祉士(及川ゆりこ)

学会報告

第61回日本リハビリテーション医学会学術集会(金谷実華 藤田彩香・他)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:17.6MB以上(インストール時:39.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:70.5MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:17.6MB以上(インストール時:39.1MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:70.5MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784006203310
  • ページ数:100頁
  • 書籍発行日:2024年9月
  • 電子版発売日:2024年8月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。