イラスト口腔顔面解剖学(先行予約)

  • ページ数 : 308頁
  • 書籍発行日 : 2024年10月
  • 電子版発売日 : 2024年10月18日
  • ※ 11月2日 ダウンロード開始予定
4,620
(税込)
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商品情報

内容

歯科臨床のための解剖学を楽しくわかりやすく!
大人気イラスト解剖学シリーズ最新姉妹版! 頭頸部を取り扱う歯系学生及びそれに関連する歯科衛生士の学生などが限られた時間の中で要領よく頭頸部の解剖学を学ぶための1冊です. 「図譜でも教科書でも実習書でもない」スタイルで,頭頸部に関する部位を中心として,イラストを通してわかりやすく,体系的に学べます.解剖を学び始めた学生,臨床科目を学ぶ段階の学生はもちろん,国試を控えた学生の復習の書としても,口腔を対象とする歯科衛生士の学生にも最適な必読書です!

序文

はじめに

2012年に松村先生が出版されていた「イラスト解剖学」の姉妹編として,頭頸部を取り扱う歯学系学生およびそれに関連する学生を対象とした「イラスト顎顔面解剖学」が出版されました.

それから早や10年の年月が過ぎ医療の進歩にともない,歯科医学教育も変化してきました.そこで,今回,以前の書を廃版といたしました.しかし,松村先生の美しいイラストは今回も多くを温存しつつ,歯科医学教育をみずから経験されているベテランおよび新進,現役の先生方に各章の担当を依頼し,現在の歯学教育に十分に対応できる内容へと改編いたしました.

以前の書と同様に歯科臨床への解剖学的知識に関して重視した記載に関しては継続しました.したがって,この書は,解剖を学び始めた学生,臨床科目を学ぶ段階の学生,さらに国試を控えた学生にも復習の書として,また,口腔を対象とする歯科衛生士をはじめコメディカルの学生達にも有用な書であると考えています.

編集を終えて,本書はまだまだ記載内容に書き加えたいことは残されてはいますが,これらの問題に関しては機会があればさらに良い書籍へと改訂したいと考えています.そのためにも読者のご批判やアドバイスは不可欠であり,今後とも切にご協力をお願い申し上げる次第であります.

最後になりますが本書の執筆に関しまして,的確なご助言とご協力を頂いた中外医学社企画部  上岡里織氏,編集部  沖田英治氏の両氏に深謝申し上げます.


2024年7月

島田和幸編集代表
松村讓兒 

目次

第1章 解剖学の基礎知識 〈島田 和幸 影山 幾男〉

歯科医学の歴史

歯科医学に関する人物

頭蓋・顔面の区分

頸部の区分(頸部の三角)

器官と器官系

口唇周囲の構造と名称

咽頭弓

鰓弓器官

咽頭囊に由来する器官

正常顔面・口腔・口蓋の発生

顔面裂と口唇口蓋裂の発生機序

舌の発生

スマイルラインとリップラインの話

第2章 運動器系

(1)骨 〈影山 幾男〉

頭の骨

 前頭骨

 頭頂骨

 後頭骨

 側頭骨

 蝶形骨

 篩骨

頭蓋の孔を通るものをまとめる

顔面頭蓋

 上顎骨

 頰骨

 口蓋骨

 下顎骨

 舌骨

頭蓋冠,頭蓋底,頭蓋腔

 頭蓋腔の床を内面と外面から

 外頭蓋底

脳頭蓋の縫合と泉門

 新生児の頭蓋冠

眼窩,鼻腔,骨口蓋,翼口蓋窩

 眼窩

 鼻腔

 副鼻腔

 翼口蓋窩

(2)筋 〈島田 和幸〉

表情筋(顔面筋)

 表情筋の説明

咀嚼筋

外側翼突筋の呈する部位周辺

頭頸部での筋の発生

顔面筋の働き

前頸部の筋

舌骨上筋

舌骨下筋

側頸部の胸鎖乳突筋

頭頸部の基本構造

頸部筋のまとめ

第3章 循環器系 〈島田 和幸〉

心臓の位置

心臓

心臓の内腔

心臓の弁の位置

心臓の内面

心臓の弁

心臓壁の構造

刺激伝導系

心臓の動脈

心臓の静脈

頭頸部動脈系

外頸動脈

顔面動脈

顎動脈

頭部顔面部の動脈系のまとめ

頭頸部静脈系

リンパ系のあらまし

頭部のリンパ節の分類

頭頸部でのリンパ系まとめ

第4章 口腔と口腔周囲の構造 〈野中 直子〉

口腔

口腔周囲の表面構造

口蓋

口腔底

舌下部と舌下面

モダイオラス(口角結節・口角筋軸)

舌の区分と舌乳頭

舌筋

唾液腺(口腔腺)

口峡

咽頭と咽頭筋

軟口蓋の筋

口腔周囲の重要となる隙

第5章 神経系 〈金銅 英二〉

神経系

中枢神経系・脊髄

脳の区分

大脳半球

大脳皮質の機能局在

ホムンクルス

髄膜

脳室系

脳幹:中脳

脳幹:橋

脳幹:橋の内部構造

伝導路

反射路

下行性伝導路:錐体路

上行性伝導路:温痛覚・触圧覚

上行性伝導路:深部感覚・顔面と口腔の感覚

脳神経

三叉神経

眼神経

上顎神経

下顎神経

舌神経の枝

三叉神経核

脳幹と神経核

顔面神経

口腔領域に必要な神経節

翼口蓋神経節

顎下神経節

舌咽神経

舌咽神経と迷走神経の神経節・神経核

耳神経節と耳介側頭神経

迷走神経

疑核

顎顔面領域に関連する神経節

脳神経関連表

第6章 歯の形態 〈野中 直子〉

歯と歯周組織の構造

歯の名称と記号

歯の英語表記

口腔内の方向用語

歯冠の方向用語

歯髄腔の構造

根管の形態

咬頭数・歯根数・根管数

ミュールライターの三徴候

永久歯の形態的特徴

乳歯の特徴

歯の異常

萌出の異常

歯の位置の異常

歯列弓の形態と切歯部の咬合

隣在歯との位置関係

歯肉の構造

第7章 歯科インプラントに必要な解剖学 〈影山 幾男〉

インプラントに必要な口腔解剖学(含む呼吸器:上気道)

上顎洞の骨性壁

下壁(上顎洞底)と上顎の歯との関係

翼口蓋窩

上顎洞裂孔

上顎洞の粘膜

自然口(副鼻腔の開口部)

上顎洞と上歯槽神経

上顎洞の形成

上顎洞挙上術

下顎骨について

下顎のインプラント手術

インプラント絡みの神経,動脈の走行

上顎洞の概説

第8章 歯科における麻酔に必要な解剖学 〈今泉 うの〉

浸潤麻酔に必要な局所解剖学 その1

浸潤麻酔に必要な局所解剖学 その2

歯科領域の伝達麻酔

下顎孔伝達麻酔に必要な局所解剖学 その1

下顎孔伝達麻酔に必要な局所解剖学 その2

第9章 外傷とくに骨折に関する解剖学 〈今泉 うの〉

下顎の骨折

上顎の骨折

顎関節の解剖

化膿性炎症波及路の解剖

隙の相対的位置と連絡路

頸部郭清術

各皮弁直下に認められる解剖学的に重要な器官

頸部郭清術に重要なリンパ節

第10章 歯科放射線に必要な解剖学 〈今泉 うの〉

歯科放射線に必要な解剖学的指標

パノラマ撮影法による特色

顔面頭蓋部の撮影法

頭部X線像で見える解剖学的構造と撮影基準点

頭部撮影の基準点

第11章 成長発育と老化 〈影山 幾男〉

顔面の形成

年齢の分類

生理的年齢

泉門の平均閉鎖時期

頭蓋底の発育部位

加齢による顎・顔面の変化

第12章 咀嚼と嚥下に関する解剖学 〈金銅 英二〉

摂食嚥下に必要な解剖学(喉頭と発声)

喉頭の構造

喉頭筋

声帯

声の調節

摂食・嚥下

睡眠時無呼吸症候群

第13章 内分泌 〈薗村 貴弘〉

内分泌系とは

下垂体

甲状腺と上皮小体(副甲状腺)

副腎


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書籍情報

  • ISBN:9784498000414
  • ページ数:308頁
  • 書籍発行日:2024年10月
  • 電子版発売日:2024年10月18日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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