• m3.com 電子書籍
  • イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門 第3版(先行予約)

イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門 第3版(先行予約)

  • ページ数 : 138頁
  • 書籍発行日 : 2024年10月
  • 電子版発売日 : 2024年10月24日
  • ※ 11月5日 ダウンロード開始予定
1,980
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 36pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info

商品情報

内容

イラストがあるからわかりやすい! 患者向けガイドブックの決定版
心臓病によって低下した心機能や全身機能の改善を目指す「心臓リハビリ」についてやさしく解説した患者向けガイドブックの改訂第3版.心臓の構造と心臓病,動脈硬化と危険因子,運動療法や食事療法についての実際などについて,近年のガイドラインの改訂内容を踏まえつつ,イラストをもとにわかりやすく解説します.

序文

第3版の序

わが国は世界一の超高齢社会となり,虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など),心不全,末梢動脈疾患など循環器疾患の患者数が著増しています.安心して日常生活や仕事に復帰し,再発を防止するためには,きちんとした心臓リハビリテーション(リハビリ)を行う必要があります.

本書は,東北大学病院・リハビリ科で行われてきた患者さんやご家族向けの心臓リハビリ講義の標準テキストです.2012年に初版を出版したところ,幸い多くの支持を得て,臨床現場や教育現場で広く利用され,増刷を重ねてきました.2014年には中国語版が,2019年には第2版が発行されました.

本書第2版発行以来約5年が経過し,心臓リハビリの対象や役割はさらに急速に拡大し,内容も進歩しました.心臓リハビリのエビデンスが高まり,2021年改訂心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドラインでは,心臓リハビリは,急性冠症候群,安定狭心症,慢性心不全,心臓手術後,跛行のある末梢動脈疾患,心臓移植後で,「推奨クラスI,エビデンスレベルA,Minds推奨グレードA,Mindsエビデンス分類I」と,最高レベルの医療であることが認められました.心臓リハビリは,入院中のみならず,退院後も自宅で継続するべき必須の医療となりました.

本書はこのような背景のもと,第2版と同様に,心臓リハビリの対象疾患に関する1)最新ガイドラインの知見を盛り込む,2)最新統計データを盛り込む,3)特に進歩の目立つ運動処方,生活指導,重複障害,心腎連関症候群,慢性腎臓病の項目を充実させる,4)患者さんが独習しやすいようにさらに簡易かつ明快な記述にする,5)内容の精選を行い頁数増は極力避けて購入しやすい価格にとどめる,の5点を心がけて,専門医が責任をもって内容を吟味し改訂したものです.結果的に,全体の4分の1に修正を加えて最新情報を盛り込みましたが,頁数は初版とほぼ同じにとどめました.協力した執筆者各位に感謝するとともに,企画・編集で何かと手を煩わせた中外医学社の岩松宏典,中畑 謙の各氏にも感謝いたします.

本書を折に触れて眺めていただければ,最新の心臓リハビリ知識を楽々獲得できます! 患者さんの生活機能や運動機能を改善でき,再発を防止して長生きできる最先端の心臓リハビリを安心して行えます! 本書がこのような正しい心臓リハビリの普及に役立つ座右の書となれば,編者としてこれに勝る喜びはありません.


2024年10月

編者を代表して 上月正博

目次

1 心臓の構造と心臓病について

 (1)心臓のしくみ

 (2)心臓へ酸素と栄養を運ぶ冠動脈

 (3)心臓の電気系統 “刺激伝導系”

 (4)とってもこわい心臓病

 (5)虚血性心疾患ってどんな病気?

 (6)虚血性心疾患の起こり方

 (7)虚血性心疾患の治療

 (8)冠れん縮性狭心症とは?

 (9)末梢動脈疾患(PAD)とは?

 (10)心不全ってどんな状態なの?

 (11)心不全のセルフチェックと対応

 (12)心不全の治療

 (13)不整脈って何ですか?

 (14)不整脈の治療

 (15)心臓病ではどんな症状が出るの?

 (16)サルコペニアについて

 (17)フレイルについて

2 動脈硬化と危険因子について

 (18)動脈硬化とは?

 (19)動脈硬化が起こるとどうなるの?

 (20)動脈硬化の危険因子にはどんなものがあるの?

 ★危険因子をチェックしてみましょう

 (21)なぜ,血圧は高くなるの?

 (22)塩分を摂り過ぎると血圧が上がります

 (23)どこからが高血圧なの?

 (24)成人における血圧値の分類

 (25)診察室と家庭では高血圧の基準値が違います

 (26)家庭で血圧を測るときの注意点

 (27)血圧に基づいた脳心血管リスク層別化

 (28)血圧はどのくらいが望ましいの?

 (29)なぜ,血糖値は高くなるの?

 (30)血糖をコントロールするホルモン〜インスリン

 (31)なぜ血糖値が高いといけないの?

 (32)糖尿病の診断基準は?

 (33)血糖コントロールの目標は?

 (34)コレステロールとは?

 (35)なぜコレステロールは高くなるの?

 (36)トリグリセライド(中性脂肪)とは?

 (37)なぜトリグリセライドは高くなるの?

 (38)脂質異常症の診断基準は?

 ★脂質異常症のなりやすさをチェックしてみましょう

 (39)血清脂質の管理目標値

 ★脂質異常症のスクリーニングとリスク

 (40)肥満とはどんな状態ですか?

 (41)肥満は万病のもと!

 (42)メタボリックシンドロームって何ですか?

 (43)慢性腎臓病(CKD)とは?

 (44)CKD患者に推奨される運動処方

 ★自分の腎機能をチェックしてみよう

 (45)心腎連関症候群とは?

 (46)心腎連関症候群でも運動療法が有効

 (47)重複障害のリハビリの役割が大きくなった

 (48)タバコは百害あって一利なし

 (49)一に禁煙,二に禁煙

3 心臓リハビリについて

 (50)心臓リハビリとは

 (51)心臓リハビリのながれ

 (52)回復期心臓リハビリの重要性

 ★東北大学病院の回復期心臓リハビリプログラム

 (53)心臓リハビリ医療の目標

 (54)慢性心不全のリハビリについて

 (55)末梢動脈疾患(PAD)のリハビリについて

 (56)末梢動脈疾患(PAD)の運動療法について

 (57)日本心臓リハビリテーション学会

4 運動療法について

 (58)運動療法にはどんな効果があるの?

 ★運動療法の身体効果

 (59)有酸素運動と無酸素運動

 (60)どのくらいの強さで運動すればいいの?

 (61)運動の目安を脈拍数でチェックしましょう

 (62)どのくらいの時間,運動したらいいの?

 (63)どんな種類の運動がいいの?

 (64)運動不足は高血糖や食塩摂取過多より死亡数を増やす!

 (65)運動を継続して行えるよう工夫しましょう

 (66)理想的なウォーキングのフォーム

 (67)軽めの筋力トレーニングを取り入れましょう

 (68)ストレッチングで筋肉や関節をほぐしましょう

 (69)運動するときの注意点

 (70)日常生活でこまめに体を動かしましょう

 ★メッツ(METs)表

 (71)ヒトの寿命は何で決まりますか?

 (72)持久力(最大酸素摂取量)に影響を与える 5つの因子

 (73)推奨される運動療法の種類と処方(FITT-VP)

 (74)身体活動量と死亡率の関係

 (75)運動でどのくらいカロリーを消費できるの?

5 食事療法について

 (76)なぜ,食事療法をするの?

 (77)適正なエネルギー摂取量ってどのくらい?

 (78)欧米化した日本人の食生活

 (79)脂質はバランスよく摂りましょう

 (80)コレステロールを多く含む食品

 (81)減塩の一番の近道は塩分の多い食品を減らすこと

 (82)塩分を控えるコツ

 (83)食物繊維を摂りましょう!

 (84)果物はどれくらい食べてもいいの?

 (85)外食メニューに気をつけましょう

 (86)お菓子の食べ過ぎや嗜好品の摂り過ぎには注意しましょう

 (87)お酒の適量はどのくらい?

6 日常生活について

 (88)心臓に負担をかけない生活を送りましょう

 (89)自分自身の体の状態をチェックしましょう

 (90)起床時にはどんなことに気をつけたらいいの?

 (91)良い眠りを得るために

 (92)トイレでの注意事項

 (93)外出時に気をつけることは何ですか?

 (94)運転時に気をつけること

 (95)入浴時に気をつけること

 (96)暑さや寒さに対応するために

 (97)性生活は可能ですか?

 (98)薬は用法・用量を守って正しく使いましょう

 ★心臓病で使われる代表的な薬

 (99)心臓発作が起こったら

 (100)家族の方,親しい方へのお願い

7 ストレスについて

 (101)ストレスって何ですか?

 (102)ストレスがかかるとどうなるの?

 (103)ストレスは心疾患の引き金になります

 (104)交感神経と副交感神経

 (105)心臓病になりやすい性格ってあるの?

 ★タイプA 行動パターンセルフチェックテスト

 ★うつ状態診断 セルフチェックリスト

 (106)ストレス解消法にはどんなものがあるの?

8 復職について

 (107)いつごろから仕事復帰できるの?

 (108)仕事で気をつけることは?

 ★NYHA(ニューヨーク心臓協会)心機能分類 虚血性心疾患患者のリスク分類

 ★作業強度の分類 労働・運動強度と許容条件


日誌

索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784498067509
  • ページ数:138頁
  • 書籍発行日:2024年10月
  • 電子版発売日:2024年10月24日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。