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眼科ケア2024年秋季増刊 眼科の検査機器・手術器具パーフェクトブック

  • ページ数 : 296頁
  • 書籍発行日 : 2024年10月
  • 電子版発売日 : 2024年11月6日
4,400
(税込)
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商品情報

内容

【一冊で使い方をマスターできる!】

眼科の検査機器と手術器具を網羅し、前編は「検査」、後編は「処置・手術」という構成で、場面ごとの機器や器具の使用目的や使用手順、取り扱いのポイントや注意すべき点、トラブル対処法をわかりやすく解説。
日々忙しく働くスタッフが全員で読める便利な一冊です。

序文

はじめに

本書は、視能訓練士の注目を集めている検査機器について、第一線で活躍する著名な先生方が、その専門知識と経験を惜しみなく書き下ろした待望の一冊です。

近年、人工知能の活用や画像解析技術の発展により、視機能検査は飛躍的な進歩を遂げ、より客観的で精度の高い診断が可能となっています。従来の検査機器も検査時間が短縮され、患者さんへの負担軽減などが実現し、より質の高い検査が可能になりつつあります。

本書では、屈折検査、前眼部検査、視野検査、眼底検査、眼球運動検査など、幅広い検査機器について、豊富な経験を持つ先生方が、それぞれの専門分野についてわかりやすく解説してくださり、現場で役立つテクニックや注意点なども満載です。最新の機器だけでなく、長年臨床の現場で活躍してきた機器も取り上げ、特徴や機能を比較検討することで、最適な検査方法を選ぶことができます。検査機器は写真や検査結果を載せてあり、たいへん理解しやすくなっています。

最新の検査機器について学びたい、検査技術の向上を目指したい眼科スタッフの皆様の研鑽に役立つだけではなく、学生の方々の学習書としても最適です。本書で、最新の検査機器に関する知識が深まり、検査・診断技術の向上につながりましたら幸いです。

たくさんの先生方のご尽力により、最新の知識と技術が凝縮された素晴らしい書籍が完成いたしました。ご執筆いただきました諸先生方にこの場をお借りして深く感謝申し上げます。


君島真純


医療技術が日々進化する中で、眼科の分野も例外ではなく、最新の器械や技術が次々と導入されています。しかし、技術、器械の進化に伴い、それを活用する私たち医療従事者の役割も、ますます重要になっています。この本を手に取った皆さんは、まさに眼科医療最前線で活躍するスタッフとして、患者さんと接していると思います。眼科における機器や器具は、単に手術や治療をするための道具ではなく、患者さんの視力と生活の質を守るための重要なパートナーともいえます。

皆さんが医療現場で働く際、目の前にいる患者さん一人ひとりのためにどのような声掛け、アプローチが最善なのか、またどんな検査が優先的に必要かを常に考えることが求められます。最初は戸惑うかもしれませんが、どの機器がどのような場面で使用されるかを詳しく知ることが、不安を解消する最初の一歩です。また、検査器械は精密で、手術器具は非常に繊細です。常に精密な操作が求められることが多く、ほんのわずかな違いでも結果に大きな影響を与える可能性があります。

若い世代の皆さんに伝えたいのは、最新の知識を習得することの重要性です。医学は絶えず進歩しており、今知っていることが数年後には標準ではなくなっているかもしれません。だからこそ、常に学び続ける姿勢を持ち、現場での経験を通じて成長し続けることが不可欠です。この本は、そんな皆さんの学びをサポートするために企画されました。眼科の基本から最新技術まで、幅広い知識を身につけることで、皆さんの自信とスキルが向上し、患者さんへの最善のケアが提供できるはずです。

最後に、医療の現場は一人ではなくチームで成り立っています。皆さんが現場で活躍する際には、仲間との協力とコミュニケーションが不可欠です。互いに支え合い、学び合うことが求められます。そのことが、患者さんにとって安心感につながり、皆さん自身にとっては医療関係者や患者さんからの信頼という大きな価値を生むことでしょう。

これからの皆さんの活躍を期待し、この本がその助けとなることを心から願っています。


松原 令

目次

【検査編】

1章 視力検査

1 字づまり視力表

2 字ひとつ視力表

3 絵視標

4 森実式ドットカード

2章 屈折検査

1 オートレフラクトメータ

2 フォトスクリーナー(SVS)

3 レチノスコープ

3章 眼圧検査

1 ノンコンタクトトノメータ

2 ゴールドマン圧平眼圧計

3 手持型眼圧計(アイケア)

4章 前眼部検査

1 スペキュラマイクロスコープ

2 角膜形状解析装置

3 前眼部OCT

4 ウェーブフロントアナライザー(波面収差解析装置)

5 マルチファンクション・レフラクトメータ(MR-6000)

6-1 細隙灯顕微鏡

6-2 Smart Eye Camera

5章 視野検査

1 ハンフリー視野計

2 ゴールドマン視野計

3 視機能評価機(imo vifa(R))

4 マイクロ視野計 MP-3

5 変視症テストチャート(アムスラーチャート)

6 変視症テストチャート(M-CHARTS)

6章 眼底検査

1 倒像鏡

2 直像鏡

3 散瞳型眼底カメラ

4 無散瞳型眼底カメラ

5 超広角眼底カメラ

6 手持ち無散瞳眼底カメラ(オーロラ(R))

7 共焦点レーザー走査型眼底検査装置(HRA)

8 光干渉断層計(OCT)

9 OCT angiography

7章 眼軸長検査

1 超音波式眼軸長測定装置(Aモード)

2 光学式眼軸長測定装置

8章 電気生理検査

1 視覚誘発反応測定装置(LE-4000)

2 網膜電位計(RETeval(R))

9章 両眼視機能検査

1 大型弱視鏡

2 Bagolini線条レンズ検査

3 Cyclophorometer

4 COメジャー

5 ラングステレオテスト

6 ステレオフライテスト

7 JACOステレオテスト

8 TNOステレオテスト

9 ワース4灯検査

10 New Aniseikonia Test

10章 色覚検査

1 色覚検査表

2 パネルD-15テスト

3 アノマロスコープ

11章 そのほかの検査

1 ヘススクリーンテスト

2 Hertel氏眼球突出度計

3 調節機能解析装置

4 フリッカー値測定器

5 レンズメータ

6 瞳孔間距離測定器

7 コントラスト感度測定装置

【処置・手術編】

1章 眼科の手術に使用する基本器具

1 ドレープ

2 開瞼器

3 注射針・シリンジ

4 鑷子

5 剪刀

6 ナイフ

7 持針器

8 縫合糸

9 カリパー

10 綿棒・吸水スポンジM.Q.A.

11 滅菌機

2章 外来処置

1 洗眼・持続洗眼

2 睫毛抜去

3 涙洗(涙嚢造影)

4 角膜(鉄片)異物の除去

5 結膜結石の除去

3章 術前麻酔に使用する器具

1 テノン嚢下・球後麻酔注射:麻酔針

4章 手術用顕微鏡

1 OPMI Lumera(R)シリーズ/眼底観察システムResight(R)

2 OMS-800・OFFISS(R)

3 3D-ビデオシステム(ヘッドアップサージェリー)

5章 白内障手術

1 水晶体乳化吸引術(PEA)

2 フェムトセカンドレーザー白内障手術

3 眼内コンタクトレンズ手術

6章 緑内障手術

1 レーザー虹彩切開術

2 選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)

3 トラベクロトミー(マイクロフックを使用した場合)

4 トラベクレクトミー

5 プリザーフロ(R)マイクロシャント手術

6 半導体レーザー装置

7 ロングチューブインプラント手術

7章 網膜硝子体手術

1 網膜剥離手術(硝子体手術)

2 硝子体手術

3 硝子体手術装置・器具

4 眼内シャンデリア照明

5 眼内レーザー光凝固装置

6 光線力学療法

8章 眼瞼手術

1 霰粒腫

2 内反症手術(Hotz変法)

3 眼瞼下垂手術(挙筋腱膜前転術)

9章 涙道手術

1 鼻涙管プロービング(ブジー)/涙管チューブ挿入術

2 涙嚢鼻腔吻合術

10章 ドライアイ

1 涙点閉鎖術

2 IPL

11章 角結膜手術

1 翼状片

2 角膜移植

3 エキシマレーザー

12章 眼窩手術

1 眼窩腫瘍摘出術

2 眼窩吹き抜け骨折の手術

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書籍情報

  • ISBN:9784840483612
  • ページ数:296頁
  • 書籍発行日:2024年10月
  • 電子版発売日:2024年11月6日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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