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- Prostate Journal 2024年10月号(Vol.11 No.2)【特集】良性前立腺疾患のアップデート
商品情報
内容
疫学研究のアップデート─男性下部尿路症状を中心に─/男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン 2023 アップデート版の改訂のポイント ─行動療法と薬物療法─/男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン 2023 アップデート版の改訂のポイント ─低侵襲外科治療─ ほか
序文
序文
Prostate Journal Vol.11 No.2の特集テーマとして「良性前立腺疾患のアップデート」を取り上げさせていただきました。前立腺癌,前立腺肥大症,そして前立腺炎は,前立腺に発生する三大疾患ですが,今回は前立腺肥大症と前立腺炎を中心に構成いたしました。両者は,病理学的には「良性」ですが,いずれも有病率が高く,状況によっては「悪性」を凌駕するほどQOLを著しく損なう疾患です。したがって,これらの疾患の診断や治療を中心にアップデートな話題を網羅いたしました。
日本排尿機能学会が2023年に20年ぶりに施行した全国大規模疫学調査は本邦における20歳以上の男女の下部尿路症状の実態を示す大変重要な研究となっており,三井先生に男性のデータを中心に執筆をお願いしました。また,2023年には男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドラインがアップデートされ,小生が改訂委員長を務めさせていただきました。その中で,行動療法・薬物療法,低侵襲的外科治療(MIST),新規手術療法のアクアブレーションのアップデートのポイントを,それぞれ,吉田先生,齋藤先生,北野先生にご解説いただきました。また,今後導入が期待される新規MISTとして各種ステントがあります。その中でもエビデンスレベルが高い報告の多いiTINDにつき加藤先生にご紹介いただきました。前立腺炎に関しては,和田先生と市原先生にご執筆いただきました。慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群(CP/CPPS)は,その病態の複雑さとdefinitiveな治療法がなかったことより患者と医療者の双方にとって「困る」病態でした。UPOINTSの導入により少しでもCP/CPPSが魑魅魍魎の世界から脱却できることを期待しています。
最後に,前立腺癌と前立腺肥大症の発生には炎症が重要な役割を果たすことが言われています。炎症を惹起する一因として腸内細菌叢の関与も指摘されています。土肥先生,藤田先生,秦先生の総説は「前立腺疾患と炎症」を理解するためのテキストとして最適と確信しています。読者の皆様には是非ご一読いただければ幸いです。
舛森 直哉
札幌医科大学医学部泌尿器科学講座
目次
特集 良性前立腺疾患のアップデート
序文
札幌医科大学医学部泌尿器科学講座 舛森 直哉
1.疫学研究のアップデート─男性下部尿路症状を中心に─
山梨大学大学院総合研究部泌尿器科学講座 三井 貴彦,他
2.男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン 2023 アップデート版の改訂のポイント─行動療法と薬物療法─
桜十字病院泌尿器科 吉田 正貴
3.男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン 2023 アップデート版の改訂のポイント─低侵襲外科治療─
京都府立医科大学泌尿器科学教室 齋藤友充子,他
4.新規手術療法アクアブレーション
広島大学大学院医系科学研究科腎泌尿器科学 北野 弘之,他
5.今後本邦において導入が期待される新規低侵襲的外科治療 Temporary Implanted Prostatic Devices(TIPD):iTIND
かとう腎・泌尿器科クリニック 加藤 忍
6.前立腺炎診療の光と影
島根大学医学部泌尿器科学講座 和田耕一郎
7.UPOINTS を用いた慢性前立腺炎 / 慢性骨盤痛診療の実際
札幌中央病院泌尿器科 市原 浩司
8.前立腺の炎症と前立腺肥大症の関係
香川大学医学部泌尿器科 土肥洋一郎,他
9.炎症と前立腺癌
近畿大学医学部泌尿器科 藤田 和利,他
10.前立腺肥大症とマイクロバイオーム
福島県立医科大学医学部泌尿器科学講座 秦 淳也,他
座談会
前立腺癌放射線治療・ホルモン療法の進歩
座長:鈴木 和浩
討論者:寺田 直樹
溝脇 尚志
Prostate Cancer Web Symposium
総合座長:鈴木 和浩
演者:鈴木 和浩
桃沢 幸秀
櫻井 晃洋
長谷部圭司
臨床研究
転移性去勢抵抗性前立腺癌における治療反応予測因子としての血清テストステロン値の意義
札幌医科大学医学部泌尿器科学講座 進藤 哲哉,他
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書籍情報
- ISBN:9784865176131
- ページ数:94頁
- 書籍発行日:2024年10月
- 電子版発売日:2024年11月13日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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