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Surgical Technique for Urology 必携!専門医を目指す若手医師のための泌尿器科手術

  • ページ数 : 144頁
  • 電子版発売日 : 2024年12月6日
12,100
(税込)
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商品情報

内容

【実際の手術がイメージでき成功の道が拓ける】
泌尿器科は数々の術式が存在し、基本的手技は全て身に着けなければならない。術前準備、手順、失敗ポイント、トラブル時のリカバリなどわかりやすく解説。本書を読む、動画を見る、トレーニング、実際の手術イメージを繰り返すことが手術成功につながる。

序文

序文

私が泌尿器科医になった30 年前は、泌尿器科の手術と言えば、ESWL、TURBT、TURP が主なものでした。現在のように、超音波検査やCT 検査が頻繁に行われる時代ではなかったので、腎がん患者さんの多くは転移性腎がんで、根治的腎摘除術は今ほど多くなく、ましてや腎部分切除術などほとんどありませんでした。同様に、PSA 検診も普及していない時代でしたので、前立腺がん患者さんの多くは転移性前立腺がんで、手術適応となる症例は極めて少ない時代でした。近年、泌尿器科疾患の診断技術の向上とともに、手術の進歩はめざましいものがあります。早期診断が可能になったことにより、腎がん、前立腺がんの手術が劇的に増加し、泌尿器科がんの多くの手術はロボット支援手術に置き換わりました。隔世の感を禁じ得ません。

しかしながら、ロボット支援手術が主流となった現在でも、若手泌尿器科医が経験すべき手術は昔とほとんど変わっていません。日本泌尿器科学会が定めている専門医申請に必要な手術要件は、一般的な手術に関する項目と専門的な手術に関する項目に分けられています。前者においては、「副腎・腎・後腹膜の手術、尿管・膀胱の手術、前立腺・尿道の手術、陰囊内容臓器・陰茎手術の4 領域おいて、術者として経験すべき症例数が各領域5 例以上かつ合計50 例以上であること」と明記されています。つまり、一般的な手術は、泌尿器科専門医を取得するために経験しておくべき必須の手術です。

最近の手術書の傾向を見ると、専門医取得後に経験する手術についての記載が多く、専門医取得前に経験すべき手術に特化した手術書はほとんど見かけることがありません。そこで、今回、『必携! 専門医を目指す若手医師のための泌尿器科手術』と題し、若手医師を対象として、上記一般的な手術のうち、より頻度が高いと思われるものを選別し、一冊の教科書にまとめました。本書の特徴は、読んで勉強する、いわゆる昔ながらの教科書だけではなくて、各手術にわかりやすいWEB 動画をつけました。つまり「読む」「見る」ことによって、イメージトレーニングができ、手術理解がより深まるものと思われます。ロボット手術時代にあっても、これら一般的な手術は決してロボット手術に置き換わるわけではなく、またどんな病院に赴任したとしても必ず遭遇するので、泌尿器科医として必ず習得しておかなければならない手術です。専門医を目指す若手の皆さんにおかれましては、ぜひ本書をお手にとってご覧いただき、明日からの診療に

お役立ていただくのみならず、専門医取得の一助になれば幸いです。


2024年10月

小島祥敬

目次

【第1章 基本手技】

・1_1 糸結び

・1_2 止血・剥離操作

【第2章 手術の実際】

〈腎の手術〉

・2_1 経皮的腎瘻造設術

〈尿管・膀胱の手術〉

・2_2 経尿道的尿管砕石術(TUL)

・2_3 経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)

・2_4 膀胱瘻造設術

〈前立腺・尿道の手術〉

・2_5 前立腺生検(経直腸・経会陰)

・2_6 経尿道的前立腺切除術(TURP)

・2_7 ホルミウム・ヤグレーザー前立腺核出術(HoLEP)

〈陰嚢内容臓器・陰茎の手術〉

・2_8 高位精巣摘除術

・2_9 精巣固定術(経鼠径)

・2_10 精巣捻転解除術

・2_11 陰嚢水腫根治術

・2_12 環状切開術


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書籍情報

  • ISBN:9784840484879
  • ページ数:144頁
  • 電子版発売日:2024年12月6日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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