最新 H.pylori陰性胃がん・胃炎の内視鏡診断ガイド

  • ページ数 : 142頁
  • 書籍発行日 : 2024年12月
  • 電子版発売日 : 2024年12月20日
7,150
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 390pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

H. pylori陰性胃がん・胃炎に対する最新の考え方を学ぶ一冊
・ピロリ菌陰性(口腔内細菌や常在菌などへの感染を含む)胃がん・胃炎を,見落とさず,的確にスクリーニングするための最新知見と内視鏡診断のコツをまとめました。
・近年報告されている,ピロリ菌除菌後胃がんとPPI,PCAB,プロバイオティクスの関連についての最新知見や,AIを用いた内視鏡画像診断についても紹介しています。
・「ピロリ菌陰性」をどのように捉えるか,最新の考え方を身につけ,外来・検診など日々の内視鏡診療にお役立て下さい。

序文

序文

1983年にWarrenとMarshallがH. pyloriの分離培養に成功してから,40年が経過している。当初は,胃内に細菌が感染するはずがなく,胃がんの原因は,遺伝的要因,塩分,喫煙,加齢であり,H. pylori感染は関係ないと考える医師が多かった。その後,動物実験にてH. pylori 感染により胃がんが発生することが報告され,さらに上村直実先生が,実臨床の現場においてH. pylori感染と胃がんの関係を明らかにし,NEJM誌で報告して世界が大きく変化した。WHOからも,1994年にH. pyloriは胃がんの明らかな発がん要因であるとの声明が,また2014 年にH. pylori 除菌は胃がん予防の1 つの戦略であるとの声明が発信された。その後,わが国を含めて世界でH. pylori除菌治療が行われてきた。しかし,H. pylori 除菌後10~20 年経過しても除菌後胃がんの報告は続いている。また近年,細菌学の遺伝子解析が進歩することにより,H. pylori感染ばかりでなく,非H. pylori感染(口腔内細菌・常在菌)が胃がんの発生に関与することが報告されている。

本書では,H. pylori感染陰性胃がん・胃炎において,非H. pylori感染を含めた新たな考え方をまとめた。先生方の外来・検診などの内視鏡診療の一助になれば幸いである。


2024年12月

東京医科大学消化器内視鏡学 主任教授
河合 隆

目次

序章 最新の正常胃粘膜から胃がんへの進行プロセスの考え方

1 H. pylori現感染・除菌後・未感染胃がんの割合と内視鏡的特徴

1 H. pylori現感染胃がん

2 H. pylori除菌後胃がん

3 H. pylori未感染胃がん

4 IEEによる胃がん診断

2 内視鏡的胃がんリスク所見

1 H. pylori現感染胃がん

2 H. pylori除菌後胃がん

3 H. pylori未感染胃がん

3 H. pylori陰性・非H. pylori感染胃炎の内視鏡診断

1 胃炎の京都分類を用いた非H. pylori感染症の内視鏡診断

2 H. pylori除菌後に認めた非H. pylori感染胃がん

3 非H. pylori感染陽性のH. pylori未感染胃ポリープ

   ―胃ポリープを再考する

4 H. pylori除菌後の自己免疫性胃炎

1 自己免疫性胃炎の診断基準と内視鏡所見

2 自己免疫性胃炎とH. pylori感染

3 自己免疫性胃炎に合併する胃がんの特徴

コラム

コラム1 PPI,抗菌薬,プロバイオティクスのH. pylori除菌後胃がんへの影響

 1 PPI,PCABのH. pylori除菌後胃がんへの影響

 2 non-Hpと除菌後胃がん

コラム2 AI診断の有用性

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:24.3MB以上(インストール時:51.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:97.4MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:24.3MB以上(インストール時:51.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:97.4MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784784913541
  • ページ数:142頁
  • 書籍発行日:2024年12月
  • 電子版発売日:2024年12月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍アプリが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。