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- 腎臓リハビリテーション 第2版
商品情報
内容
●腎臓病の基礎知識から腎臓リハビリテーションの実際まで,最新のエビデンスをふまえて解説した決定版!
●「腎臓リハビリテーションガイドライン」「腎臓リハビリテーションの手引き」や最新の関連ガイドラインを網羅,反映し,明日からの臨床に活かせる実践書!
●運動療法について一層充実した解説に!
●腎臓リハビリテーション指導士のテキストとしても活用できる充実の内容!
序文
第2版の序
腎臓リハビリテーション(以下リハビリ)は,腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ,症状を調整し,生命予後を改善し,心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として,運動療法,食事療法と水分管理,薬物療法,教育,精神・心理的サポートなどを行う,長期にわたる包括的なプログラムである.
『腎臓リハビリテーション』は腎臓機能障害に対するリハビリ医学・医療に関する世界で初めての書籍として2012年6月に発行した.幸い多くの支持を得て,臨床現場や教育現場で利用され,増刷を重ねてきた.2017年には中国語訳され「肾 脏康复」として北京の人民军医出版社から発刊された.
慢性腎臓病(CKD)は,体内塩分貯留,尿毒症,透析などによる酸化ストレスや炎症などにより,サルコぺニア,フレイル,骨粗鬆症,心血管肥大,血管石灰化などを呈する「早期老化モデル」の代表の1つとして,その予防,治療,管理は大きな関心をよんでいる.中でも,CKDといえばかつて安静にすることが治療の1つだったが,最近では,透析患者も保存期CKD患者も「運動制限から運動療法へ」と運動に関する考え方がコペルニクス的転回をみせた.
また,ここ数年,保存期CKD患者の運動療法による腎機能改善効果のエビデンスが示され,ACSM(2014,2017),KDIGO(2012),ESSA(2013)からCKDや末期腎不全患者への運動処方指針が出された.さらに日本腎臓リハビリテーション学会から,2016年に「腎臓リハビリテーションの手引き」が,2018年には「腎臓リハビリテーションガイドライン」が公開された.
2016年度の診療報酬改定では,糖尿病腎症の患者が重症化し透析導入となることを防ぐため,進行した糖尿病腎症の患者に対する質の高い運動指導を評価するために新たに腎不全期患者指導加算が設定され,続く2018年度の改定ではeGFR(ml/分/1.73m2)が30未満から45未満までに拡大された.日本腎臓リハビリテーション学会の存在やわが国の腎臓リハビリに対する診療報酬は世界初であり世界的に注目を集め,2017年のNature Reviews in Nephrology誌でも紹介された.
本書はこのような背景のもと,前版の優れた特長を生かしつつ,①腎臓病や透析医療の専門医やリハビリ科医のみならず,メディカルスタッフにも使いやすくする,②ガイドラインや診療報酬などの最新知見を盛り込む,③図表の多用や簡潔な表記を尽くす,④腎臓リハビリ医学・医療の基礎的内容も含む,の4点を心がけて改訂したものである.
本書は,この領域でトップランナーとしてご活躍されている日本腎臓リハビリテーション学会会員を中心に執筆した自信作である.本書は,腎臓リハビリ指導士試験,腎臓専門医試験などにも役立つ新たな必読書となるとともに,すでに腎臓リハビリを行っている方々の技術や考え方の再点検やブラッシュアップの役割も果たすと確信している.執筆者各位に深く感謝するとともに,企画・編集で何かと手を煩わせた医歯薬出版の綾野泰子氏にも感謝する.
本書により,医師やメディカルスタッフが自信をもって良質な腎臓リハビリ医療を供給できるようになり,1人でも多くの腎臓機能障害者やご家族の福音になれば,編者としてこれに勝る喜びはない.
2018年9月
上月正博
目次
第I章 腎臓リハビリテーション総論
第II章 腎臓病をめぐる基礎知識
第III章 腎臓リハビリテーションの基本と評価
第IV章 腎臓リハビリテーションの実際
第V章 合併症に対するリハビリテーションのポイント
第VI章 腎臓リハビリテーションの運営
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書籍情報
- ISBN:9784263265758
- ページ数:560頁
- 書籍発行日:2018年10月
- 電子版発売日:2019年4月24日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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