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- 輸血学 改訂第4版
商品情報
内容
3000本近くの国内外の論文を引用した「赤血球型」など、血液事業をはじめ輸血臨床に関わるほぼ全項目が気鋭の著者により全面的に改訂。あまりに幅広く,奥が深い輸血学を1000ページを超えるボリュームで徹底解剖します。
序文
改訂第4版発行の序
―故 遠山 博恩師に捧げる―
ようやく「輸血学改訂第4版」の発行にこぎつけた.「輸血学」初版(1978年)から編著者であった遠山 博教授は2010年に惜しまれながら逝去された.病床にあっても「輸血学」に寄せる情熱は並々ならぬものがあり,亡くなられる数日前にも"輸血学の改訂版出版をよろしく頼む"と遺され,私たちも必ず出版することを約束したのを鮮明に覚えている.
「輸血学改訂第3版」は2004年7月に出版された.それから10年以上経過した2015年に,編集者と中外医学社が集まり,「改訂第4版」の構想を相談した.更に3年を経て,ようやくここに上梓でき,安堵の気持ちでいる.
改訂第3版から14年が経過して,輸血医学でも大きな進展がみられる.赤血球の検査は日常では血清学が主たる方法であるが,遺伝子学的手法・解析が問題解決には必須となりつつある.特に,本書第III章の「赤血球型」については,故遠山教授の遺志を継ぎ,3000本近くの国内外の論文を引用した集大成である.輸血感染症については,三大輸血関連ウイルス(HBV,HCV,HIV)は個別NATの採用により,ごく限られた症例に留まる.しかし,新興・再興感染症は毎年流行を変えて到来し,水際での対応となっている.マラリアでさえ,地球温暖化に伴い,他人事とは思えなくなっている.
この間,輸血医療においても,2003年に「血液法」が施行され,血液事業者,医療機関の責務が定められ,安全で適正な輸血が推進されてきた.一方,輸血臨床では,大量出血時の低フィブリノゲン血症に対して最も必要なフィブリノゲン濃縮製剤やクリオプレシピテートが適応外であったり,血液センターから供給されない現状がある.このような事情から,血液事業をはじめ輸血臨床に関わるほぼ全項目が気鋭の著者により全面的に改訂された.細胞移植についても,非血縁者間の移植が年間1000例以上になり,今後は,細胞バンクと治療部門の接合点として輸血部門の更なる参画が望まれる.
大学病院などの大病院,全国の血液センターで「輸血学改訂第4版」を備えていただき,問題解決と深化した考察と研究に役立てていただければ,編集者と著者の喜びはこれに勝るものはない.
最後に,本書改訂版に快く執筆していただいたすべての方々と辛抱強く応援いただいた�
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書籍情報
- ISBN:9784498019133
- ページ数:1092頁
- 書籍発行日:2018年10月
- 電子版発売日:2018年10月12日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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