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産業医・労働安全衛生担当者のためのストレスチェック制度対策まるわかり

  • ページ数 : 242頁
  • 書籍発行日 : 2015年10月
  • 電子版発売日 : 2015年12月4日
3,960
(税込)
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商品情報

内容

ストレスチェック制度対策は,この1冊でまるわかり!

平成27年12月から、従業員50人以上の事業場にストレスチェック制度が義務化されます。
「ストレスチェックって何? 何を調べるの?」「実施しなかったら,何か会社に不利益があるの?」「どんな業者に頼めばいいの?」
そんな疑問に、日本ストレスチェック協会のプロ集団がズバリ! 回答します

序文

本書を手に取っていただき,ありがとうございます.

 平成27年12月から,ストレスチェック制度がはじまります.この新制度の目的は職場のメンタルヘルス対策(セルフケア)の強化徹底と,必要に応じて会社に職場環境の改善を促すことです.

 ストレスチェック制度は,年に1回すべての従業員が自分のストレスやメンタルヘルスについて考えるきっかけになります.制度の実施方法ばかり考えるのではなく,この機会に会社として従業員のメンタルヘルス対策をどのようにしたいのか,そのためにストレスチェック制度をどのように活用したいのかを考えることも大切と,産業医の私は考えます.

 本書は,ストレスチェック制度の対策本として,誰もが最初に手にすべき1冊というコンセプトで,産業医,労働衛生コンサルタント,看護師,特定社会保険労務士,産業カウンセラーというメンタルヘルスや労働安全衛生管理業務の専門家仲間とともに書き上げました.内容は数千人のメルマガ読者からいただいた質問や,人事・産業保健・労働安全衛生管理業務に関わる日本ストレスチェック協会の専門家たちからの質問をもとに構成されています.単なる厚生労働省の指針や法律の説明だけではなく,日常のメンタルヘルス関連業務の現場で実行可能なレベルにまで落とし込んであります.Q&Aでは,1つの質問に複数の専門家が答えていますので,幅広い考察も可能です.日々メンタルヘルスの最前線で活躍する専門家たちが考える新制度施行後の会社におけるメンタルヘルス対策のあり方への提言も盛り込んでいます.

 本書を読めば,ストレスチェック制度対策は難しくありません.ストレスチェックテストの結果,補足的面談や面接指導を希望した人たちに対応することは簡単です.会社の担当者の方々にはぜひ,その先に考えていただきたいことが2つあります.

 1つ目は,ストレスを抱えながらも手を上げない人たちをどうするかです.ストレス・メンタルヘルスの話題がネガティブ視・タブー視されがちな組織環境ではなく,このような話題をもっと明るく楽しく前向きに,ポジティブに社内で語り合えるようになる,そのような企業文化こそが,これからは必要なのではないでしょうか.

 2つ目は,同じ環境で働きながらもメンタルヘルス不調にならない人たちからこそ,ストレス対策を学ぶということです.この人たちは,ストレスをどのように捉えているのでしょうか.その人たちに共通する考えや習慣を学び身につけることも,ストレス対策のセルフケアになるのではないでしょうか.

 本書は,ストレスチェック制度対策本としてだけではなく,その後の会社のメンタルヘルス対策の方向性を考える上でも,現場レベルで一番実用的な内容だと自負しています.ストレスチェック制度が,会社の担当者にとって新たなストレスにならぬよう,従業員も安心して受検できるよう,本書があなたとあなたの会社のお役に立てば光栄です.


2015年 9月

一般社団法人 日本ストレスチェック協会 代表理事
武神健之


目次

プロローグ こころの健康診断が始まります

第1部 ストレスチェック制度まるわかり

第1章 ストレスチェックテスト入門

1.3分でわかるストレスチェックテスト

2.定期健康診断,過重労働面談との比較

3.ストレスチェック制度の目的

第2章 ストレスチェック制度の背景

1.精神障害者の労災補償状況

2.メンタルヘルス対策への会社の対応

3.ストレスチェックの義務化の経緯と背景

4.国の政策とストレスチェックの位置づけ

5.施行に向けたスケジューリング

第3章 ストレスチェック制度詳説

1.ストレスチェックの義務化と会社の法的責任

2.義務化の対象となる事業場

3.受検の対象となる従業員

4.従業員の同意は必要か

5.会社がやるべきこと

6.会社がやってはいけないこと

7.不利益取り扱いの禁止等について

8.ストレスチェックの項目について

9.ストレスチェックの実施時期

10.定期健康診断との違い

11.衛生委員会の位置づけ

12.衛生委員会で調査審議しておくこと

13.産業医の位置づけ

14.実施者の役割とは

15.実施者になるための要件とは

16.実施事務従事者とは

17.実施者,実施事務従事者になれない人

18.臨床心理士,産業カウンセラーなどの心理職の位置づけ

19.ストレスチェック結果の通知

20.高ストレス者とは

21.高ストレス者に対する就業上の措置について

22.「労働者の実情」を考慮した措置の実施とは

23.集団ごとの集計・分析

24.個人情報の取り扱いと保護

25.環境づくりや相談体制の整備

26.派遣労働者への対応

27.出向者への対応

28.50人未満の事業場の対応

29.就業規則はどう変更すべきか

30.労働基準監督署との関わり

31.安全配慮義務について

32.司法の判断について

33.費用対効果の考え方~会社としてのリスク管理

34.ストレスチェック実施促進のための助成金

第4章 ストレスチェック制度と産業医

1.産業医の種類

2.ストレスチェックにおける業者の選び方

3.ストレスチェックでのICT利用

4.実施時期について

5.手をあげない人をどうするか

6.実際のストレスチェック制度の実施パターン

7.ストレスチェック制度の実践的な実施方法

8.高ストレス該当者との面談140

9.ストレスチェック制度における安全配慮義務と自己保健義務

10.高ストレス者に面談を受けてもらうにはどうしたらいいか

11.面接指導後のフィードバック方法

12.面接指導担当者選びで注意することはありますか

13.集団ごとの集計・分析の方法,伝え方

14.精神障害者,知的障害者への対応をどうするか

15.コラム:産業医業務の実際

第5章 ストレスチェック制度を取り巻くその他の問題

1.ストレスチェック制度開始後の会社のメンタルヘルス・リスクマネジメント

2.産業保健総合支援センター産業保健相談員として

3.産業カウンセラーである社会保険労務士の視点

4.看護師のメンタルヘルスとストレスチェック制度

5.今後の課題1

6.今後の課題2

7.今後の課題3

8.今後の課題4

第2部 ストレスチェック制度 現場からのQ & A

エピローグ こころの健康への認識は変わる

日本ストレスチェック協会の理念

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書籍情報

  • ISBN:9784498048300
  • ページ数:242頁
  • 書籍発行日:2015年10月
  • 電子版発売日:2015年12月4日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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