• ページ数 : 520頁
  • 書籍発行日 : 2019年4月
  • 電子版発売日 : 2019年4月26日
¥7,480(税込)
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商品情報

内容

泌尿器科マニュアルの決定版がついに登場!

病棟・外来で,若手泌尿器科医が最低限必要とする情報を簡潔明瞭にまとめた.実臨床に即した生き生きとした内容を,図表を多用し箇条書でわかりやすく提供する.臨床研究に関する章には,初めての学会発表や文献検索を行う若手医師のために,すぐに使える情報を満載.泌尿器科臨床の必携書!

>『 グリーンノート』シリーズ

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序文

本グリーンノート (以下レジデントマニュアルと記す) は,病棟・外来で必須となる泌尿器科の一般的な知識,各疾患の診断,治療,経過観察などに関して,若手泌尿器科医が必要とする情報を簡潔明瞭に提供することを目的としています.分担執筆に当たられた先生方には,若手泌尿器科医が,病棟・外来で診療に携わる際の"最低限必要な情報"を念頭に,レジデントマニュアルとして活用しやすいよう,箇条書きで図表を多用し簡潔明瞭にご執筆頂くことをお願いしました.その内容は,最新の知見を盛り込みつつも,実臨床に即した生き生きとした内容となるよう,原則的に東邦大学3病院で実際に行われている診療に基づくものとしました.

項目立てとしては,患者管理に関する基礎知識,症状・徴候,検査,処置,疾患各論,臨床研究としました.患者管理に関する基礎知識の項目には,全身評価,周術期管理,化学療法管理に関する項目を中心に,患者管理上重要な緩和医療,医療安全に関する章も設けました.症状・徴候の項目では,各種の症状・徴候の概説,診察上のポイント,鑑別診断を考える上での注意点を取り上げました.検査と処置の項目では,適応・禁忌,実施時の注意点,合併症の他,検査に関しては,若手泌尿器科医が知っておくべき検査結果の解釈のポイントを分かりやすく解説してあります.疾患各論では,それぞれの疾患に関して,疫学,症状・徴候,診断に必要な検査,病型・リスク分類,治療,経過観察を簡潔に提示しました.なお,外科的治療や放射線治療に関しては,術式や治療名を取り上げるのみに留めました.臨床研究の項目では,"カンファランスや回診で,学会発表や文献検索の指示を受けた若手泌尿器科医にとって最低限必要な知識"という観点から,臨床研究と倫理,文献検索,医学統計の基本に関して解説してあります.なお,全体の分量の問題から,参考文献は割愛しておりますが,疾患各論のそれぞれの章の最後には,若手泌尿器科医が読むべき,教科書,ガイドライン,系統的レビューなどをSuggested Readingsという形で最大3つまで記載してあります.それらの文献に是非とも目を通して頂ければと思います.

このレジデントマニュアルは,あくまでも臨床現場での使用を想定しており,教科書としての使用を目的とするものではありません.実臨床で存分にお使い頂き,時間が取れた際には成書,ガイドラインあるいは文献を必ず紐解き知識を深めて下さることを期待しております.また,主として若手泌尿器科医を対象としておりますが,中堅あるいはベテランの先生方にも是非ともご一読頂きご評価を賜れれば幸いです.なお,本レジデントマニュアル作成の経緯に関してはあとがきに記載しましたので興味がある先生方はご参照下さい.

最後になりましたが,企画段階から出版に至るまで多大なるご尽力を賜った中外医学社の五月女謙一氏に深甚なる感謝を申し上げます.

2019年4月吉日

編集者を代表して
東邦大学医療センター大橋病院泌尿器科 教授
関戸 哲利

目次

I 患者管理に関する基礎知識

1 全身状態の評価

2 術前カンファランスと手術記録

1.術前カンファランス

2.手術記録

3 抗血栓療法中の患者への対応

4 周術期管理の基礎知識

5 周術期深部静脈血栓症/肺血栓塞栓症予防

6 周術期抗菌薬投与

7 抗がん剤

1.抗がん剤治療を始める前に

2.抗がん剤治療の有害事象

3.抗がん剤の効果判定:RECISTについて

8 分子標的療法

9 免疫チェックポイント阻害薬

10 緩和医療

11 医療安全

II 症状・徴候

1 血尿

2 排尿時痛

3 膿尿

4 発熱

5 側腹部痛・背部痛・腹部腫瘤

6 陰囊の異常(腫大・疼痛)

7 下部尿路症状

8 不妊症

9 ED

10 血精液症

11 腎後性腎不全

III 検査

1 身体理学所見

2 尿検査

3 尿細胞診と病理伝票の記載

4 腹部超音波検査

1.泌尿器超音波検査(泌尿器エコー)

2.経直腸超音波検査

5 膀胱鏡

6 尿管鏡

7 腎尿管膀胱単純撮影

8 (経)静脈性腎盂造影

9 逆行性尿道造影

10 逆行性腎盂造影

11 順行性腎盂造影

12 膀胱造影

13 排尿時膀胱尿道造影

14 鎖膀胱造影

15 CT

16 MRI

17 核医学

18 尿流動態検査

IV 処置

1 腎瘻造設

2 腎囊胞穿刺

3 尿管ステント留置

4 膀胱タンポナーデ

5 恥骨上膀胱瘻カテーテル留置(膀胱瘻)

6 前立腺針生検(経直腸)

7 前立腺針生検(経会陰)

8 尿道カテーテル留置

9 清潔間欠導尿

10 尿道ブジー

11 陰囊水腫(精巣水瘤)穿刺・精液瘤穿刺

V 疾患各論

1 副腎腫瘍

1.副腎偶発腫瘍

2.原発性アルドステロン症

3.Cushing/Subclinical Cushing症候群

4.褐色細胞腫・パラガングリオーマ

5.副腎皮質癌

2 泌尿器悪性腫瘍

1.腎癌

2.腎血管筋脂肪腫

3.膀胱癌

4.腎盂・尿管癌

5.前立腺癌

6.精巣腫瘍

7.陰茎癌

3 尿路感染症

1.単純性・複雑性尿路感染症

2.急性細菌性前立腺炎・精巣上体炎

3.慢性前立腺炎

4.性感染症

4 尿路結石症

1.上部尿路結石

2.下部尿路結石

5 下部尿路機能障害

1.過活動膀胱

2.夜間頻尿

3.低活動膀胱

4.神経因性下部尿路機能障害

5.前立腺肥大症

6.Urogynecology

7.間質性膀胱炎

6 男性機能障害

1.不妊症

2.ED

3.包茎(思春期以降)

4.ペロニー病

5.加齢男性性腺機能低下症候群

7 尿路性器外傷・救急疾患

1.腎外傷

2.尿管損傷

3.膀胱損傷

4.尿道損傷

5.陰茎

6.精巣

8 尿道狭窄

9 囊胞腎

10 腎不全外科

11 腎血管性疾患

1.腎動脈狭窄症

2.腎動脈瘤

3.腎梗塞

12 小児泌尿器科

1.小児患者の診療上の注意点

2.水腎症

3.膀胱尿管逆流,巨大尿管

4.尿管異所開口,尿管瘤

5.小児尿路感染症

6.小児尿失禁,夜尿症

7.包茎(小児包茎)

8.尿道下裂

9.停留精巣・陰囊水腫

VI 臨床研究

1 臨床研究と倫理

2 文献検索

3 医療統計の基本

巻末資料

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書籍情報

  • ISBN:9784498064300
  • ページ数:520頁
  • 書籍発行日:2019年4月
  • 電子版発売日:2019年4月26日
  • 判:B6変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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