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- 骨折の機能解剖学的運動療法 その基礎から臨床まで 体幹・下肢
商品情報
内容
総論で骨折の運動療法を行うために必要な最低限の知識を網羅し、各論では骨折後に必ず起こる組織の修復過程を基礎に、疫学、整形外科的な治療の考え方、評価と治療についてまとめられています。
随所に、知識(Knowledge)・技術(Skill)・個人的な意見(Opinion)などが配置されています。
>総論・上肢編は こちら
序文
序
3年を要しこの本が完成しました.身に余る光栄と責任の重さ,僅かばかりの開放感を感じています.
本書は,総論で骨折の運動療法を行うために必要な最低限の知識を網羅し,各論では骨折後に必ず起こる組織の修復過程を基礎に,疫学,整形外科的な治療の考え方,評価と治療についてまとめました.随所に,知識(Knowledge)・技術(Skill)・個人的な意見(Opinion)などが配置されています.ご一読いただき,整形外科医との連携と共通認識の重要性について感じていただければ幸いです.
さて,内容については今知りうる限りの知識と技術を収めました.しかし,全ては進歩し新しい発見の連続です.それは,同時に過去の過ちに気づくことでもあり,とても大切なことです.もしかしたら,この本の内容も明日には間違っていることに気づくかもしれません.そのときは,「ごめんなさい」です.
最後になりますが,整形外科の基礎と運動療法の発想を教えていただいた加藤 明先生,学生時代からずっとご指導いただいている林 典雄先生,整形外科リハビリテーション学会への入会後いつもご指導いただいている浅野昭裕先生,世界の広さを教えていただいた青木?明先生,桑名西医療センターのスタッフの皆様,本書の企画から出版に至るまでお力添えいただいた中外医学社の宮崎氏,沖田氏,この本の作成にご協力いただいた全ての方々へ,心より感謝申し上げます.
それでは,「骨折の機能解剖学的運動療法 その基礎から臨床まで」の始まりです.
平成27年10月
松本正知
目次
各論●体幹の骨折
I 胸腰椎の脊椎損傷(骨粗鬆症性椎体骨折の保存療法を中心に)
■ 概要
ナレッジ 頸椎,胸椎,腰椎の機能的な分類について
■ 整形外科的治療
ナレッジ MRI像を読み取るコツ
■ 評価
■ 運動療法
スキル ベッド上での筋力維持のための負荷と回数の設定について
Ⅱ 骨盤骨折
■ 概要
1.裂離骨折
2.骨盤輪単独骨折(安定骨折)
3.骨盤輪複合骨折(不安定骨折)
4.仙骨・尾骨骨折
■ 整形外科的治療
1.裂離骨折
2.骨盤輪単独骨折
3.骨盤輪複合骨折
4.仙骨・尾骨骨折
■ 評価
1.裂離骨折
2.骨盤輪単独骨折
チェック 評価の基本項目
3.骨盤輪複合骨折
4.仙骨・尾骨骨折
ナレッジ&スキル 筋の拘縮テストについて
ナレッジ 成長期の相対的な筋の短縮について
■ 運動療法
1.裂離骨折
2.骨盤輪単独骨折
3.骨盤輪複合骨折
4.仙骨・尾骨骨折
Ⅲ 股関節の脱臼骨折,寛骨臼骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
■ 評価
1.保存療法
2.手術療法
■ 運動療法
1.保存療法
2.手術療法
各論●下肢の骨折
I 大腿骨近位部骨折
■ 概要
ナレッジ 山本らの分類/骨頭壊死と遅発性分節圧潰(LSC : late segmental collapse)
■ 整形外科的治療
1.大腿骨頚部骨折
2.大腿骨転子部骨折
ナレッジ 整形外科的治療と運動療法を,分類,血流,骨梁から考える
ナレッジ&オピニオン 荷重について考えてみましょう
■ 評価
ナレッジ 深層外旋筋や関節包の処置を確認する/>骨折部および周辺組織の修復過程
スキル 股関節の可動域測定/深層外旋筋,特に外閉鎖筋の触診と圧痛所見の取り方/短内転筋の触診と圧痛所見の取り方
■ 運動療法
1.骨接合術後(ハンソンピン,SHS,SFN)の運動療法
2.人工骨頭置換術・人工股関節置換術後の運動療法
スキル 初めての起き上がり
ナレッジ&オピニオン "SLRができたら荷重を許可するって"ことが昔ありました
スキル 術後早期の股関節周囲筋に対する筋収縮練習とストレッチングの配慮/筋収縮練習とストレッチングのコツ
オピニオン&スキル 人工骨頭置換術・人工股関節置換術後の脱臼肢位と日常生活動作について
ナレッジ&スキル 異常歩行に対する運動療法
オピニオン&スキル SHSやFNSで正座をさせるためのコツ
Ⅱ 大腿骨骨幹部骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
ナレッジ ダイナミゼーション(dynamization)とは
■ 評価
■ 運動療法
1.早期運動療法
2.拘縮の改善を目的とした運動療法
スキル 大腿骨骨幹部骨折のための早期運動療法例
オピニオン&スキル extension lagの除去について
Ⅲ 大腿骨遠位部骨折,大腿骨顆上骨折,大腿骨顆部骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
ナレッジ&オピニオン 膝関節の作図と解剖学について
■ 評価
ナレッジ&スキル 膝関節の運動学と評価のコツ
■ 運動療法
1.早期運動療法
a.伸展方向の可動域改善について
b.extension lagの除去について
c.屈曲方向の可動域練習について
2.拘縮の改善を目的とした運動療法
Ⅳ 膝蓋骨骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
ナレッジ Zuggurtung法=tension band wiring法
■ 評価
1.保存療法
2.手術療法
■ 運動療法
1.保存療法
a.外固定期間
b.外固定除去後
2.手術療法
a.外固定期間
b.外固定除去後または,行われなかった場合
スキル knee braceについて
Ⅴ 下腿近位端骨折,脛骨近位端骨折
■ 概要
ナレッジ 後外側支持機構の損傷による後外側回旋不安定性
■ 整形外科的治療
ナレッジ 陥没が5mm以上で,手術療法が選択される1つの理由
■ 評価
ナレッジ 膝蓋下脂肪体の構造について
■ 運動療法
Ⅵ 下腿骨骨幹部骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
■ 評価
ナレッジ トラス機構(truss mechanism)とウインドラス機構(windlass mechanism)
■ 運動療法
Ⅶ 下腿骨遠位部骨折(果部骨折と脛骨天蓋骨折を中心に)
■ 概要
ナレッジ 脛骨天蓋骨折を英語とフランス語で表現すると
■ 整形外科的治療
1.果部骨折
ナレッジ 後果って?
2.脛骨天蓋骨折
ナレッジ Maisonneuve fracture
オピニオン 一見SER stage 4と見られる骨折型について
■ 評価
ナレッジ 距腿関節窩撮影(mortise view)
ナレッジ&オピニオン 足関節の解剖と構造,ギプス固定角度について
■ 運動療法
1.ギプス固定中の運動療法
2.ギプス除去後,またはギプス固定が行われない場合の運動療法
スキル 足関節の可動域改善のコツ/簡易夜間装具の作成とその使用法
ナレッジ&スキル 足部内返しの可動域改善について
Ⅷ 距骨骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
1.頚部骨折
2.体部骨折
■ 評価
ナレッジ 距骨への血行と体部の骨壊死について/Hawkins sign
■ 運動療法
Ⅸ 踵骨骨折
■ 概要
■ 整形外科的治療
1.関節外骨折(後距踵関節外骨折)
2.関節内骨折(後距踵関節内骨折)
■ 評価
ナレッジ&オピニオン 踵骨骨折に伴うセラピストが対処できる歩行時痛について
■ 運動療法
1.保存療法
2.手術療法
ナレッジ 足底板を英語とドイツ語でいうと
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書籍情報
- ISBN:9784498067226
- ページ数:200頁
- 書籍発行日:2015年10月
- 電子版発売日:2016年3月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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