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- いまさら訊けない!オンラインHDFの使いかた,考えかたQ&A
商品情報
内容
安全かつ効率的なオンラインHDFを行うために,22項目のQ&Aであなたの疑問に答えます。透析の専門医だけでなく,若手医師や臨床研修医,臨床工学技士,看護師,薬剤師,管理栄養士など,幅広い職種の方々にも役立つ内容となっています!
>『 いまさら訊けない!』シリーズ
序文
現在,オンラインHDF(OL-HDF)は全国で約6万人に行われており,その数は年々増えています.本邦のヘモダイアフィルタは,小~中分子量レベルの除去能に優れるため,アルブミンに近い分子量の尿毒症性物質を安全かつ効率的に除去するため,約95%の患者で前希釈法が選ばれています.一方,海外では後希釈法が主流です.
私たちはOL-HDFをどこまで理解し,治療しているでしょうか? 経営面に目が向き,画一的な治療を行っていないですか? それぞれの患者さんに対して,適切なOL-HDF治療が提供できていますか?
本来,患者さんの愁訴や合併症,体格,年齢,栄養状態などに応じて,血流量,置換液量,透析時間,希釈方法などの透析濾過条件を決める必要があります.しかし,どういった条件で設定すればよいのか,安全かつ効率的に行うためにはどんな点に注意すべきかなど,透析現場ではいまだに混乱が存在しているような気がします.
そこで,今回は「いまさら訊けない!」シリーズとして,OL-HDFを企画しました.内容は,主に「基礎編」,「臨床編」,「医療安全・その他」からなります.全22項目のQ&Aを設け,第一線で活躍されている先生方にオンラインHDF の原理,ヘモダイアフィルタの特性,OL-HDF装置の性能や管理,透析液清浄化と水質管理,合併症における治療条件の設定,臨床効果,安全管理などを執筆いただきました.
本書は透析の専門医だけでなく,若手医師や臨床研修医,臨床工学技士,看護師,薬剤師,管理栄養士など,幅広い職種の方々にも役立つ内容となっています.Q&A形式により,OL-HDFの基本的な考えかたと使いかた,現状や問題点がわかりやすく解説されていますので,是非,日々の診療に活用いただければ幸いです.
最後に,日常診療で大変にお忙しいなか,本書の作成に協力いただいた執筆者の先生方に対し,心より御礼申し上げます.
2018年5月
浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部
加藤 明彦
目次
I 基礎編
Q1.オンラインHDFとはどんな治療法ですか?
Q2.清浄化透析液供給システムではどういったものが必要ですか?
Q3.透析液の水質基準を教えてもらえますか?
Q4.透析液清浄化を維持するためにはどうしたらよいですか?
Q5.ヘモダイアフィルタはどう選びますか?
Q6.各オンラインHDF装置にはどんな特徴がありますか?
Q7.オンラインHDFでは抗凝固療法はどう使えばよいですか?
Q8.間歇補充型HDF(I-HDF)とはどんな治療法ですか?
II 臨床編
Q1.臨床効果からみて,前希釈と後希釈はどう使い分けたらよいですか?
Q2.オンラインHDFで生命予後は改善しますか?
Q3.オンラインHDFは栄養状態に影響しますか?
Q4.オンラインHDFはQuality of Life(QOL)を改善しますか?
Q5.オンラインHDFは腎性貧血に影響しますか?
Q6.間歇補充型HDF(I-HDF)ではどのような効果が期待できますか?
Q7.透析液(補充液)の組成はどう考えればよいですか?
Q8.感染症治療薬の選択と投与法はどうすればよいですか?
Q9.薬物中毒に対するオンラインHDFの有用性について教えてください
Q10.急性肝不全に対するオンラインHDFの有用性について教えてください
III 医療安全・その他
Q1.監視装置ではどういった点に注意すればよいですか?
Q2.インシデント・アクシデント事例を教えてください
Q3.オンラインHDFによって酢酸アレルギーや酢酸不耐症は起きますか?
Q4.費用対効果について教えてもらえますか?
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書籍情報
- ISBN:9784498224407
- ページ数:146頁
- 書籍発行日:2018年6月
- 電子版発売日:2018年9月7日
- 判:B6判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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