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在宅医療をはじめよう! 医療を変える,地域を変える,文化を変える

  • ページ数 : 170頁
  • 書籍発行日 : 2017年4月
  • 電子版発売日 : 2019年5月10日
3,080
(税込)
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商品情報

内容

在宅医療の質を高めるためには,どうすればよいのか。好評「在宅医療をはじめよう!」の第2弾!

在宅医療を徹底的にわかりやすく理解するために,永井康徳先生が「理念」「システム」「制度の知識」の3つの柱で解説します.今回もマンガ家のこしのりょう先生によるサイドストーリーが加わり,在宅医療を楽しく理解できる一冊です!

■関連書籍
在宅医療をはじめよう! 非がん患者の自宅での看取り

序文

はじめに

私が16年前に在宅医療専門クリニックを立ち上げた頃,まだ在宅医療は普及していませんでした.患者さんのところへ訪問すると「医者が家まで来てくれるの?」とびっくりされたものです.その後,私たちの地域でも在宅医療を行うクリニックや訪問看護ステーション,在宅系のサービス事業所もたくさんでき,患者・家族が選ぶことができるようにまでなりました.

最近では,患者さんのご家族が「家に来て何をしてくれるの?」とサービス内容を聞きにくることもあります.なかには10ヵ所以上の医療機関を回って,いちばんよいところを選ぶのだという方もいらっしゃいました.在宅医療は,ただ患者宅を訪問するだけではなく,質を求められる時代になったのはたしかでしょう.

では,在宅医療の質を高めるためには,どうすればよいでしょうか?

私は,理念とシステムと人財が大切だと考えています.在宅医療を行うのは,人財ですから,確かな知識を身につけ,病気だけではなく,しっかりと患者さんの生き方に向き合う人財を育成する必要があります.そして,常に患者本位を貫ける理念をそれぞれのスタッフが身につけ,情報の共有と方針の統一を行い,疲弊しないシステムで多職種のチームが連携して患者さんやご家族に向き合っていく.それこそが質の高い在宅医療を提供することではないかと思います.このシステムで疲弊しない医療を行い,多職種のチームにより行う「寄り添う医療」の実践は,これからの日本の医療の新しい形とさえいえるのではないかと思っています.

たとえ治らない病気になっても,障害をもっても,住み慣れた自宅や地域で過ごすことができるように下支えするのが在宅医療です.その土台を活かして,もっと住みやすい地域をつくることができるはずだと私は考えています.

医療を変え,地域を変え,文化を変える.

多死社会のなかで,医療の枠だけにとどまらず,在宅医療という手段を使って,どれくらい私たちの地域や社会に影響を与え,よくしていけるのか......ということに,これからは挑戦していきたいと考えています.


2017年2月

永井 康徳

目次

プロローグ 在宅医療は,医療を変える,地域を変える,文化を変える

第1話 楽なように,やりたいように,後悔しないように

第2話 スタッフを疲弊させない24時間当番体制を構築する!

第3話 在宅医療を受けられる場所はどこ!?

第4話 在宅医療で大切なのは,患者さんの不安を取り除くこと

第5話 組織の規模と運営について

第6話 在宅医療専門診療所に求められる役割

第7話 患者の意思決定 本人の生き方にどう向き合うか

第8話 「自宅での看取り」のハードルを下げるために

第9話 医学総合管理料の役割と算定ポイント

第10話 死に向き合うために

第11話 寄り添う医療をどうシステム化するか

第12話 終末期のがん患者に手厚い在宅ケアを

エピローグ HOPE

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書籍情報

  • ISBN:9784525207410
  • ページ数:170頁
  • 書籍発行日:2017年4月
  • 電子版発売日:2019年5月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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