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- ベッドサイドの薬理学
商品情報
内容
基礎医学的側面から臨床医学的側面まですべてをカバーし、薬理学の系統講義にはもちろん、臨床の現場でも使える実践的薬理学(ベッドサイドの薬理学)の書。薬を扱う人の立場に立って書かれているため、学生の教科書だけでなく、医療従事者の参考書としても末永く利用できます。
■関連書籍 カッツング薬理学原書10版
序文
薬理学は、「薬物と生体の相互反応機序を解明することによって、薬物治療の基盤を構築する学問」と定義できる。こういうといかめしいが、その目的は薬物治療法を発展させることなので、薬理学は患者に直接関わる身近な学問のひとつといえる。したがって、ほとんどの医療系大学の教育課程において薬理学は必修科目となっている。ただ、多くの場合、薬理学は基礎系科目のひとつとして扱われ、その教育方法はというと、薬物を系統分類して解説する講義と、簡単な実験をいくつか行う実習の組み合わせが一般的であり、医薬品の正しい使い方を身につけさせる臨床的な教育をしっかり行っている大学はとても少ない。
一方、医療の現場に目を向けると、薬による健康被害が日々多発している。しかも、薬物に対する医療者(特に医師)の認識の甘さが原因の健康被害がかなりの率で起こっている。薬の使い方をきちんと学んでいなくても大学を卒業できることと、薬による健康被害が多発していることとは、無関係ではないだろう。
また、今日の医療環境も、薬の不適正使用や過誤を誘発する。まず、医薬品の多さがある。販売されている薬のすべてが優れたものであれば多くても構わないのだが、現実はそうではない。しかも、リスクの大きな薬、使い方を一歩間違えると致命的な被害を起こしかねない薬が増えている。超高齢社会の影響も大きい。多剤併用率の増加により薬物相互作用が発生しやすくなり、臓器障害患者の増加により有害反応が現れやすくなっている。
さらに、EBM(証拠に基づく医療)の推進が叫ばれはじめて久しいが、EBM の実践方法について十分教育できていないので、せっかくのスローガンが名ばかりになりかねない。
このように、薬物治療の現場には様々な未解決の問題がある。それらから目を背けて従来のような薬理学教育を続けていては、薬を正しく使える医師は育たず、医療過誤は後を絶たない。従来の系統講義は当然ながら必要だが、それだけに留まらず、臨床の現場でただちに使える実践的な薬理学、すなわち本書のタイトルにした『ベッドサイドの薬理学』を、次世代を担う学生たちに伝えていかなければならない。
薬理学教育を改善するための方法はいろいろ考えられるが、方法よりも重要なのは、医学教育における薬理学の位置づけを根本から見直すことであろう。そもそも、医学は、正常の人体を研究する生理学系、病気の原因や病態形成機序を研究する病理学系、それに病気の治療法を研究する治療学系の3 系統に大別できる。薬理学は、その定義によれば、治療学系の根幹に位置するはずなのだが、おかしなことに生理学系に近い科目として扱っている大学が多い。「臨床薬理学」という科目を別に設けて医薬品の適正使用を高学年で学ぶ機会を設けている大学もあるが、そうでなければ、薬理学をもっと臨床寄りに位置づける必要がある。
しかし、そのようなカリキュラムに合う教科書、すなわち、基礎医学的側面から臨床医学的側面まで、すべてをカバーした薬理学教科書は日本には少ない。そこで、新しい時代の薬理学教育をリードできる教科書をつくりたいと考えたのが、本書を企画した動機である。
本書は、医学部医学科の学生を当面の対象に想定したが、薬を使う人の立場に立って書いているので、診療に従事する医師の使用にも十分堪えると自負している。医学生は、少なくとも臨床研修を卒える頃までは本書を手放さず、機会あるごとに読み返してほしい。もちろん、ほかの医療系学生(歯学、薬学、看護学生など)や医療系スタッフの教科書や参考書としても十分使えるはずである。
本書を企画した時点ではもっとスリムな教科書とするつもりだったが、あまり簡単な記述ではかえって理解しにくくなることがわかり、重要なポイントは省略せずしっかり解説したため、予定より若干分厚い教科書となった。とはいえ、本書はレファレンスブックではない。完全に自分のものになるまで繰り返して読める教科書となるように編集したつもりである。
本書は4 つのパート(編)からなるが、第I~Ⅲ編が薬理学総論、第Ⅳ編が薬理学各論にあたる。
第Ⅰ編「薬理学の基本原理」では、まず薬理学とは何なのかを述べた後、薬理学の中心的コンセプトである薬物動態と薬力学について、難しい理論を避け、要点をわかりやすく整理して解説し、次いで、大半の医薬品の標的となる生理活性物質のシグナル伝達機構について簡潔にまとめた。
第Ⅱ編「薬物治療の基礎知識」と第Ⅲ編「医薬品開発の基礎知識」では、従来の教科書があまり大きく取り上げてこなかった薬理学の臨床的側面について解説した。第Ⅱ編では、診療に必要な薬物治療の基本について解説し、第Ⅲ編では、医薬品開発や臨床薬効評価に関する基礎知識をまとめた。
各論にあたる第Ⅳ編「主な疾患の治療薬」では、薬物を、構造や作用機序だけでなく、対象疾患も考慮して体系的に配置し、解説した。掲載する薬物は、臨床上重要と考えられるものを厳選した。薬物の重要度に応じて解説にはメリハリをつけ、とくに重要な薬には多くの行を割き、代表的な薬には構造式をつけた。また、各章を理解するのに必要な生理・生化学の知識があれば、章の冒頭に簡潔に解説した。なお、医療従事者は商品名ではなく一般名で薬を覚えるべきとの考えから、本文中には原則として商品名は記載していない。ただ、それでは不便かもしれないので、一般名と商品名の対照表を巻末につけた。
本書は分担執筆ではあるが、執筆者を少数に抑え、編者がすべてを調整し、全体として統一感のある本に仕上げた。なお、章または節の冒頭に、最重要事項を「キーポイント」としてまとめているので、それらを念頭において本文を読み進んでほしい。
本書を企画したのは実は6 年も前のことである。当時は2 年ぐらいあれば完成できると思っていた。ところが様々な事情で計画は進まず、一時は頓挫して出版を諦めかけたこともあった。しかし1 年ほど前にいったん仕切り直してすべての原稿を全面的に書き改め、ようやく出版に漕ぎ着けることができた。その間、丸善出版株式会社の方々に一方ならずお世話になった。とくに本書を担当していただいた企画・編集部の小野栄美子さんには大変なご心配やご苦労をおかけしたが、最後まで見放さずにお付き合いいただき大変感謝している。この場をかりて心より御礼申し上げる。
2018年早春
編者
目次
I編 薬理学の基本原理
1 薬理学とは
はじめに
薬理学の中心概念
[薬物と生体の相互反応 / 投与量から濃度へ / 薬物動態と薬力学]
2 薬物の体内動態
薬物の膜通過機構
[単純拡散 / 薬物トランスポーター]
薬物の吸収
[全身投与 / 局所投与]
薬物の分布
[血漿蛋白質との結合 / 組織における結合と蓄積 / 分布の制御機構]
薬物の代謝
[第I相反応 / 第II相反応]
薬物の排泄
[尿中排泄 / 胆汁中および糞中排泄]
薬物動態の基本パラメーター
[分布容積 / クリアランス / 生体利用率]
薬物投与計画
[治療域 / 投与量と投与間隔 / 負荷投与と維持投与 / 病態による薬物動態の変動]
3 薬物の作用機序
薬物の標的
[人体を標的とする薬物 / 病原体を標的とする薬物]
薬理作用の様式
[濃度と反応 / 効力と最大効果 / 作動作用 / 拮抗作用 / 余剰受容体]
薬物感受性を変化させる要因
4 生理活性物質と薬物
アミン
[アセチルコリン / カテコールアミン / セロトニン / ヒスタミン]
アミノ酸
[γ-アミノ酪酸 / グリシン / グルタミン酸]
ペプチド
[内因性オピオイド / 視床下部ホルモン /下垂体後葉ホルモン / オレキシン / 下垂体前葉ホルモン / アンギオテンシン / エンドセリン / ブラジキニン / ナトリウム利尿ペプチド / インスリン / グルカゴン / インクレチン / 副甲状腺ホルモンとカルシトニン / サイトカイン]
甲状腺ホルモン
ヌクレオシド・ヌクレオチド
[アデノシン / ヌクレオチド]
ステロイドホルモン
エイコサノイド
一酸化窒素
II編 薬物治療の基礎知識
1 薬物治療とは
薬物治療の目的
[予防薬 / 診断薬 / 治療薬]
薬物治療の基本戦略
[自己を標的とする薬 / がん細胞を標的とする薬 / 病原体を標的とする薬]
薬物治療の適正化
[正しい診断と情報収集 / 科学的根拠に基づく治療 / モニタリング /チーム医療 / インフォームド・コンセント / 服薬アドヒアランス]
薬の名前
[化学名 / 一般名 / 商品名]
2 薬物有害反応
有害反応とは
有害反応のグレード / 発生機序による有害反応の分類
[毒性による有害反応 / アレルギーによる有害反応 / 遺伝子変異による毒性反応 / 原因不明の有害反応]
重篤な薬物有害反応
有害反応の予防・診断・治療
[予防 / 診断 / 治療]
重篤な有害反応が起こってしまったら
安全性情報の収集と提供
薬害
3 薬物乱用と依存
薬物乱用
薬物依存
[薬物依存の発現機序 / 依存性薬物]
4 薬物相互作用
薬物相互反応とは
相互作用の分類
薬物動態上の相互作用
[吸収過程での相互作用 / 分布過程での相互作用 / 代謝過程での相互作用 / 排出過程での相互作用]
薬力学上の相互作用
相互作用による有害反応を避けるには
5 薬効と有害反応の遺伝的差異
薬理遺伝学(薬理ゲノム学)
薬物動態に影響を与える遺伝的差異
[薬物代謝酵素 / 薬物トランスポーター]
薬力学(薬理作用)に直接影響を与える遺伝的差異
がん細胞の変異
6 小児の薬物治療
生後発達に伴う薬物動態の変化
[吸収 / 分布 / 代謝 / 排泄]
生後発達に伴う薬力学の変化
小児の薬物量の決定
小児薬物療法の課題
7 高齢者の薬物治療
超高齢社会と薬物治療
薬物動態の変化
[吸収 / 分布 / 代謝 / 排泄]
薬物作用の変化
高齢者の薬物治療で心がけること
8 妊婦・授乳婦の薬物治療
妊娠と薬物
妊娠による薬物動態の変化
発生毒性と胎児毒性
妊婦の薬物治療
妊娠中によくある疾患について
男性の避妊を要する薬
授乳と薬物
9 臓器障害者の薬物治療
肝機能障害者の薬物治療
[肝クリアランス / 肝機能障害者の薬物動態 / 肝機能の評価]
腎機能障害者の薬物治療
[腎障害による薬物動態の変化 / 腎機能の臨床評価 / 腎機能障害者への薬物投与計画 / 透析患者の薬物治療]
10 薬物治療のモニタリング
治療薬物モニタリング
薬物動態モニタリング
[必要性と有用性 / 特定薬剤治療管理料 / 血中濃度測定法]
薬力学モニタリング
11 時間治療
生体リズム
時間薬理学と時間治療
薬物動態と薬理作用の日内変動
時間治療が有用な疾患
12 薬物送達システム
EPR効果
13 医薬品の管理
毒薬、劇薬の管理
[表示 / 保管 / 在庫または交付]
麻薬の管理
[管理・保管 / 施用・交付 / 廃棄 / 事故届]
向精神薬の管理
[記録 / 保管 / 廃棄 / 事故]
覚せい剤・覚せい剤原料の管理
[譲受・譲渡、交付 / 保管 / 記録 / 廃棄 / 事故届]
生物由来製品、特定生物由来製品の管理
[表示 / 記録]
14 処方と調剤
処方
[処方箋の記載事項 / 処方箋の有効期限]
調剤と薬剤交付
[処方箋の点検 / 調剤 / 薬剤交付 / 処方箋の保存]
III編 医薬品開発の基礎知識
1 医薬品の開発
医薬品とは
創薬と育薬
医薬品開発のプロセス
[候補化合物の探索 / 非臨床試験 / 臨床試験 / 承認審査 / 製造販売後調査・臨床試験 / いわゆる"自主臨床試験"]
医薬品開発を支援する人びと
医薬品開発の国際化
[ハーモナイゼーション国際会議 / 国際共同試験]
2 臨床試験の科学
臨床試験とは
研究デザインとエビデンス・レベル
臨床試験の方法
[誤差とバイアス / 対照薬 / 評価項目]
系統的レビュー
3 臨床試験の倫理
臨床試験は必要か
歴史的背景
ヘルシンキ宣言
研究倫理の3原則
研究倫理の3要件
[インフォームド・コンセント / 倫理審査 / 責任ある研究遂行]
日本の法と倫理指針
[医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 / 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針]
IV編 主な疾患の治療薬
1 鎮痛・麻酔に用いる薬
鎮痛薬
局所麻酔薬
全身麻酔薬
筋弛緩薬
[末梢性筋弛緩薬 / 中枢性筋弛緩薬]
2 神経疾患の薬
頭痛の治療薬
[片頭痛の治療薬 / 緊張型頭痛の治療薬 / 群発頭痛の治療薬]
抗めまい薬
抗てんかん薬
[作用機序 / てんかん動物モデルを用いた抗痙攣薬の評価 / 主な抗てんかん薬]
パーキンソン病治療薬
[パーキンソン病 / ドパミンによる大脳基底核神経回路の調節とパーキンソン病における変化 / 主なパーキンソン病治療薬 / 臨床使用]
重症筋無力症治療薬
[コリンエステラーゼ阻害薬]
3 精神疾患の薬
抗精神病薬
[薬理作用から導かれた統合失調症の病因論 / 主な抗精神病薬]
気分障害治療薬・精神刺激薬
[抗うつ薬 / 主な抗うつ薬 / 気分安定薬 / 精神刺激薬]
抗不安薬・催眠薬
[抗不安薬 / 催眠薬]
認知症治療薬
[アルツハイマー病 / 主なアルツハイマー病治療薬 / アルツハイマー病の薬物療法]
4 循環器疾患の薬
血圧異常症の薬
[降圧薬 / 肺高血圧症治療薬 / 低高血圧症治療薬(昇圧薬)]
虚血性心疾患の薬
[狭心症と急性冠症候群 / 抗狭心症薬 / 急性冠症候群治療薬]
心不全の薬
[心不全の病態生理 / 薬物治療の基本 / 主な治療薬]
抗不整脈薬
[不整脈の成因 / 不整脈の種類 / 抗不整脈薬の分類とその変遷 / 主な抗不整脈薬 / 不整脈治療の変遷]
脳卒中の薬
[脳卒中の分類 / 抗脳浮腫薬 / 虚血性脳血管障害の薬 / 高血圧性脳出血の薬 / くも膜下出血の薬]
5 腎疾患および水・ナトリウム代謝異常の薬
腎臓病・腎不全の薬
[主な腎臓病の治療薬 / 主な腎不全の治療薬]
利尿薬
[主な利尿薬]
水利尿を調節する薬
[抗水利尿薬(尿崩症治療薬) / 水利尿薬]
6 血液疾患の薬
抗血栓薬
[血栓と止血 / 血栓症 / 主な抗血栓薬]
止血薬
[主な止血薬]
造血薬
[主な造血薬]
7 呼吸器疾患の薬
呼吸刺激薬
鎮咳薬・去痰薬
[鎮咳薬 / 去痰薬]
かぜ症候群治療薬
気管支喘息治療薬
慢性閉塞性肺疾患治療薬
8 消化器疾患の薬
制吐薬・消化管機能調整薬
鎮痙薬 / 消化性潰瘍治療薬
止瀉薬・整腸薬・瀉下薬
炎症性腸疾患治療薬
肝・胆・膵疾患治療薬
9 代謝性疾患の薬
糖尿病治療薬
[糖尿病 / 糖尿病の治療]
脂質異常症治療薬
[リポ蛋白質と脂質異常症 / 主な脂質異常症の治療]
痛風・高尿酸血症治療薬
[高尿酸血症 / 痛風・高尿酸血症の治療]
骨粗鬆症治療薬
[骨粗鬆症 / 主な骨粗鬆症治療薬]
ビタミン製剤
10 内分泌系疾患の薬
視床下部ホルモン関連薬
[ソマトスタチン製剤 / 黄体形成ホルモン放出ホルモン製剤]
下垂体ホルモン関連薬
[成長ホルモン関連薬 / 性腺刺激ホルモン関連薬 / 後葉ホルモン関連薬]
甲状腺ホルモン関連薬
[抗甲状腺薬 / 甲状腺ホルモン製剤]
副腎皮質ホルモン関連薬
[分泌低下症の治療薬 / 分泌過剰症の治療薬]
性ホルモン関連薬
[男性ホルモン関連薬 / 女性ホルモン関連薬]
11 泌尿器・生殖器疾患の薬
排尿障害治療薬
[畜尿障害(尿失禁)治療薬 / 排出障害治療薬]
勃起不全治療薬
子宮収縮抑制薬(切迫流・早産治療薬)
子宮収縮薬(陣痛誘発・分娩促進薬)
12 炎症・免疫異常の薬
発熱・炎症に用いる薬
[発熱と炎症 / 解熱鎮痛薬 / 抗炎症薬 / 抗リウマチ薬]
免疫異常に用いる薬
[免疫反応と疾患 / 免疫抑制薬 / 免疫増強薬 / 抗アレルギー薬]
13 感染症の薬
抗ウイルス薬
[抗ヘルペスウイルス薬 / 抗サイトメガロウイルス薬 / 抗インフルエンザウイルス薬 / 抗RSウイルス薬 / 抗B型肝炎ウイルス薬 / 抗C型肝炎ウイルス薬 / インターフェロン製剤 327 / 抗ヒト免疫不全ウイルス薬]
抗細菌薬
[ペニシリン系抗生物質 / セフェム系抗生物質 / β-ラクタマーゼ阻害薬 / モノバクタム系抗生物質 / ぺネム系抗生物質 / カルバぺネム系抗生物質 / ホスホマイシン系抗生物質 / グリコペプチド系抗生物質 / リポペプチド系抗生物質 / アミノグリコシド系抗生物質 / テトラサイクリン系抗生物質 / マクロライド系抗生物質 / クロラムフェニコール系抗生物質 / リンコマイシン系抗生物質 / ストレプトグラミン系抗生物質 / オキサゾリジノン系合成抗菌薬 / ピリドンカルボン酸(キノロン)系合成抗菌薬 / サルファ系合成抗菌薬(サルファ薬)/ リファマイシン系抗生物質 / 抗結核薬 / その他]
抗真菌薬
[ポリエン系薬 / アゾール系薬 / ピリミジン系薬 / キャンディン系(エキノキャンディン系)薬]
抗原虫薬
[マラリア治療薬 / アメーバ赤痢治療薬 / トキソプラズマ症治療薬]
駆虫薬
ワクチン・トキソイド
消毒薬
[低水準消毒薬 / 中水準消毒薬 / 高水準消毒薬 / その他(創傷・潰瘍部消毒薬)]
14 抗悪性腫瘍薬(抗がん薬)
悪性腫瘍(がんの薬物治療)
細胞毒性薬
[アルキル化薬 / 代謝拮抗薬 / 抗がん性抗生物質 / 微小管阻害薬 / トポイソメラーゼ阻害薬 / 白金製剤]
分子標的薬
[増殖シグナル阻害薬/ 血管新生阻害薬 / プロテアソーム阻害薬 / mTOR阻害薬 / 抗CD20阻害薬 / 免疫チェックポイント阻害薬]
ホルモン療法薬
その他の抗がん薬
15 眼疾患治療薬
緑内障治療薬
加齢黄斑変性症治療薬
白内障治療薬
抗炎症薬
抗アレルギー薬
感染症治療薬
その他の薬物
16 皮膚疾患の薬
基剤と皮膚吸収性
感染症治療薬
抗アレルギー薬・抗炎症薬・免疫抑制薬
褥瘡・皮膚潰瘍治療薬 / 乾癬治療薬
尋常性挫瘡治療薬
17 中毒の治療薬
中毒治療薬の作用機序
[急性中毒の治療薬 / 慢性中毒(依存症)の治療薬]
18 救命救急に必要な薬
重度の血圧低下に用いる薬
[アドレナリン受容体作動薬 / アセチルコリン受容体拮抗薬]
心機能を抑制する薬
[β受容体拮抗薬]
血管を拡張させる薬剤
[硝酸薬/ カルシウムチャネル遮断薬]
抗不整脈薬
鎮静薬(およびその拮抗薬)
鎮痛薬(およびその拮抗薬)
筋弛緩薬(およびその中和薬)
その他
19 輸液と輸血
輸液製剤
[電解質輸液 / 糖質輸液 / 高カロリー輸液 / 脂肪製剤 / アミノ酸製剤 / 代用血漿剤]
血液製剤
[全血液 / 血球製剤 / 血漿製剤 / 輸血による有害反応]
付表‐一般名・商品名対照表
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書籍情報
- ISBN:9784621302743
- ページ数:430頁
- 書籍発行日:2018年3月
- 電子版発売日:2018年9月14日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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