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- 産業医はじめの一歩 「働く人・企業」のニーズをつかむ！基本実務の考え方と現場で困らない対応
商品情報
内容
序文
はじめに
この本を手にとってくださり、ありがとうございます。「産業医の資格をとったけど、どうしたらいいの？」「どのように産業医として活動したらいいの？」と悩まれている先生も多いのではないでしょうか。
この本は、臨床を中心に活躍されている先生が産業医をはじめたときに、企業に面接に行くときや、産業医として契約先に向かう電車内で読んで、業務の内容や産業医の役割、現場での対応を頭のなかで整理できるように要点を抽出しました。
本書を理解し実践した後に、ぜひ本書で紹介した先輩産業医の先生方の良書やインターネットで検索できる公的機関のURLを参考にして、さらなる理解を深めて下さい。
最近では"働き方改革"や"健康経営"により労働者の健康管理に注目する企業が増えてきたことから、産業医の役割も注目されるようになりました。時代の流れとともに産業医に求められるニーズやスキルは変化するため、常に求められているニーズに対応できるスキルが必要になります。
産業医はけっして楽で華やかな仕事ではなく、「働く人や企業を支えるサポーター」であり、縁の下の力持ちで地道な仕事です。産業医の醍醐味は辛抱強く、じっくりと向き合わなければ感じることはできません。そのためにはベースのスキルとなる産業医術が必須です。本書で基本となる産業医術をマスターすれば、多様化するニーズにも慌てず自信をもって対応することできるでしょう。そしてこの産業医術は、臨床や研究現場でも応用でき、AIの進歩がどんなに進んでも、けっして真似することのできない"問題を解決する技術"です。
本書で産業医術を学び、視野を広げ、新たなキャリアに役立てていただければ幸いです。
2019年11月
川島 恵美 山田 洋太
目次
はじめに
基本編
1．鉄則の考え方
A 産業医の職務：産業医の役割と専門性
B 産業医と臨床医との違い：安全配慮義務や企業リスクの考え方
C 健康づくりの鉄則：5管理でアプローチ
【Column】産業医の倫理
2．鉄板の対処法
A ビジネスマナー
B 職場面接のポイントとは？
【Column】産業医のスタンス
実践編
1．組織へのアプローチ
A 7つのステータス管理の重要性
B 衛生委員会の活用法
C 職場巡視から開始
【Column】産業医の提案方法 〜Best・Better・Mustの３案を提案しよう
2．健康診断管理
A 健康診断について
B 産業医の役割
C 健康診断の活用
【Column】産業医の健康情報の取り扱い方
3．長時間労働管理
A 長時間労働の基本知識
B 長時間労働者への対応方法
C 組織全体を変える長時間労働管理
【Column】働き方改革関連法と産業医の権限強化
4．メンタルヘルス対策
A メンタルヘルス概論
B ４つのケア
C ３管理に基づくメンタルヘルス対策
【Column】産業医のハラスメントへのかかわり方
5．ストレスチェック管理
A 実施者としての役割
B 高ストレス者の対応
C 集団分析結果を組織に活かす
【Column】産業医の訴訟リスク
6．休職・復職管理
A 休職・復職の全体像と5つのステップ
B 休職中と復職直前で失敗しない方法
C くり返す事例への対応
【Column】私傷病による休職期間満了に伴う自然退職
トピックス編
1．感染症管理
A 職場における感染症管理
B 産業医が準備する感染症管理の一覧表とは？
C 産業医として対応する風疹対策とは？
2．多様化する労働者〜働き方改革で整備が進む制度
A 多様化する労働者
B おすすめの資料
3．両立支援の取り組み〜治療、妊娠出産、不妊治療、介護
A 治療と就労の両立支援
B 妊娠出産と就労の両立支援
C 不妊治療と就労の両立支援
D 介護と就労の両立支援
E 産業医として何ができるか
4．健康経営
A 健康経営推進の動き
B "攻め"の取り組みと"守り"の取り組み
【Column】産業医関連勉強会の紹介
産業保健に関するおすすめの本
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書籍情報
- ISBN：9784758118644
- ページ数：207頁
- 書籍発行日：2019年11月
- 電子版発売日：2019年11月1日
- 判：A5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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