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- 脳神経ペディア~「解剖」と「機能」が見える・つながる事典
商品情報
内容
終脳・脊髄・神経の投射といった「解剖」と、視覚系・運動系などの「機能」を、相互に関連づけながら整理して解説します。
序文
序
『脳神経ペディア』は,神経系のマクロスコピック(巨視的)からメゾスコピック(中間的)なレベルでの神経解剖学テキストをめざして出版した.その基となり契機となったのが,北海道大学医学部医学科で現在使用している神経解剖学の講義テキストである.これに加えて本書は,医学生の神経解剖学の履修だけでなく,この科目に続く神経生理学・神経薬理学などの基礎科目や,精神科学・神経内科学・脳神経外科学・放射線診断学などの臨床科目を学ぶ際に振り返って活用でき,さらに神経解剖学の基礎を学ぼうとする生命科学・医学分野の大学院生・若手研究者などの学習書にもなるようにと考えて作成した.
第I部では,中枢神経系と末梢神経系の各部の解剖学的構成とその主な機能についてまとめた.第Ⅱ部では感覚系と運動系のシステムについて概説した.第I部が神経解剖学の横糸とすれば,第Ⅱ部はそれらの機能を紡いだ縦糸である.さらに,MRI画像を使ってマクロスコピックな脳の構造的理解の一助となるように,最後に第Ⅲ部を配した.
本書は,北海道大学名誉教授である井上芳郎先生(1978~2005年 本学医学部解剖学第一講座教授)が,「統合・基礎神経学」の講義テキストとして長年履修学生に配布してきたものが土台となっている.私がこの科目担当を引き継いでから,井上先生のマクロスコピックな神経解剖学の内容に,神経核の機能と投射関係に関するメゾスコピックな情報やニューロンやシナプスに関するミクロスコピック(微視的)な内容,さらにMRI画像を加えて完成させたものである.なお,ミクロスコピックな内容については拙著『みる見るわかる脳・神経科学入門講座 改訂版 前編・後編』(羊土社)で解説しているので割愛した.興味のある方はそちらも参照してほしい.
本書で学びを深めた1人でも多くの読者が,未来の『脳神経ペディア』に新たな1ページを加えてくれることを心から願っている.
2017年7月
渡辺 雅彦
目次
第Ⅰ部 神経系の解剖学~脳の地図を知る
1章 中枢神経系
1 終脳(大脳)の構成
2 間脳の構成
3 中脳の構成
4 橋の構成
5 延髄の構成
6 小脳の構成
7 脊髄の構成
2章 末梢神経系
1 脳神経の構成
2 脊髄神経の構成
3 自律神経系の構成
第Ⅱ部 神経系の機能~脳のしくみを知る
1章 感覚系
1 体性感覚系
2 視覚系
3 聴覚系
4 平衡覚系
5 嗅覚系
6 味覚系
2章 運動系
1 高次運動関連領野
2 錐体路系
3 錐体外路系
第Ⅲ部 MRI画像で深める脳構造の理解
1章 画像集
2章 構造の理解
1 脳表画像からの脳回と脳溝の同定
2 MRアンギオグラフィーとMRベノグラフィー
3 断面画像の観察
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書籍情報
- ISBN:9784758120821
- ページ数:286頁
- 書籍発行日:2017年7月
- 電子版発売日:2018年4月13日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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