- m3.com 電子書籍
- Gノート2019年4月 予防接種、正しくできていますか?
商品情報
内容
そんな医師のための「総合診療」の実践雑誌です
・現場目線の具体的な解説だから,かゆいところまで手が届く
・多職種連携,社会の動き,関連制度なども含めた幅広い内容
・忙しい日常診療のなかでも,バランスよく知識をアップデート
【4月号特集:予防接種、正しくできていますか?安全安心な接種のためのリスク・コミュニケーションとエキスパートのコツ】
意外に多い“間違い接種”を防ぐための注意点と工夫を解説!接種間隔・回数・器具の間違い,対象者誤認,期限切れ…まさか自分が!?とならないための見直しに!スタッフ指導,保護者への安全教育,事後対応もわかる.
> Gノート最新号・バックナンバーはこちら
> まとめ買いがおすすめ!定期購読はこちら
序文
特集にあたって
近年日本と諸外国とのワクチンギャップはかなり解消されてきました.それに伴って日本における予防接種環境も大きく変化してきています.
新ワクチン,改良型ワクチン,同一効能・効果の異なるワクチン,いったん製造されなくなったワクチンの再製造が行われるなど,変化が激しくなっています.ここ5〜6年の間に,毎年のように新しい複数のワクチンが導入されています.
また,予防接種法を含めた予防接種制度もくり返し変更されており,定期接種ワクチン,任意接種ワクチン,公費負担のある任意接種ワクチンなど,国だけでなく地方自治体における制度変更などを含めると,毎年のように決まりごとへの変更や追加などが行われています.
接種手技についても同時接種が一般化する一方,諸外国と異なり日本でスタンダードとされている皮下注射のみが適応のワクチンや皮下・筋肉注射双方が可能なワクチン,さらには筋肉注射のみが適応のワクチンなどが登場し,接種手技一つにおいても接種担当者を惑わす状況が多々みられます.
このような急激な環境の変化のなか,残念ながら予防接種の間違いが毎年数多く報告されています.同じ間違いでも,ほぼ健康被害を起こす可能性がない間違いと健康被害が起こっても不思議ではない重大な間違いがあります.しかし,間違いの内容が重大であるか・ないかの問題ではなく,予防接種という安全に行われなければならない医療行為において間違いが起こっているということが,予防接種だけでなく医療に対する信頼感をも落とす結果になってしまうことを忘れてはいけません.
医療現場におけるリスク管理対策は,日々の医療を行ううえで基本中の基本です.ましてや予防医療の現場においては最重要課題といってもよいかと思います.
本特集では,毎日のように日本中の多くの医療現場でくり返し行われているおびただしい数の予防接種において,いろいろな場面で間違いを防ぐための細かな注意点などについてとりあげました.私が代表を務める「彩の国予防接種推進協議会(http://www.saitama-vpc.com/)」で役員として安全で安心で効果のある予防接種を推進してくれているメンバーに,接種現場の問題を最重要視する立場から解説してもらっています.執筆者は開業小児科医,病院小児科医,埼玉県予防接種センター責任者をはじめ,妊娠期からのワクチン教育にかかわる助産師,当協議会ホームページの作成・管理を担当するシステムエンジニアなどです.
ぜひ内容を確認していただき,健康を守るために必要な予防接種を安心して受けていただける環境づくりの参考にしていただきたいと思います.
2019年4月
医療法人自然堂 峯小児科
峯 眞人
目次
特集
特集にあたって
総論
① 安全で安心な予防接種とは
② 予防接種に関する間違いの日本の現状
各論
① 接種ワクチンの種類を間違っていませんか?
② 接種対象者の誤認を防ぐ!
③ 不必要な回数の接種をしない!
④ 接種間隔を適切に!
⑤ 接種量を間違えない!
⑥ 接種部位・接種方法に注意!
⑦ 期限切れワクチン,どうしましょう? ~在庫管理を含めて
⑧ 接種器具の取り扱い,救急セットの準備など間違っていませんか?
⑨ その他のやりがちな間違い ~ワクチンの不適切な保管,対象年齢外の接種,溶解液のみの接種,薬液なしの空打ちなど
⑩ スタッフへの安全教育
⑪ 産前産後の保護者への安全教育
⑫ 院内学級などでの保護者に対する安全教育
⑬ 事後対応とトラブル防止
コラム:多職種間での情報共有の重要性と工夫
インタビュー:医療×SNSを考える
患者・家族のヘルスリテラシーを高める ぱぱしょー先生流"SNS活用"のすすめ
連載
赤ふん坊やの「拝啓 首長さんに会ってきました☆」 〜地域志向アプローチのヒントを探すぶらり旅〜
第7回 青森県 五所川原市 佐々木孝昌 市長
どうなる日本!? こうなる医療!!
薬剤耐性(AMR)の過去・現在・未来② AMR 対策の現在地と遙かなる到達地
Common disease診療のための ガイドライン早わかり
第29回 脂質異常症
聞きたい!知りたい!薬の使い分け
第29回 安心してジェネリック医薬品を選択するために
誌上EBM 抄読会 診療に活かせる論文の読み方が身につきます!
第28回 レンサ球菌による感染性心内膜炎治療に対する2週間治療 vs 4週間治療 〜標準的治療と新治療法の比較について考える
家庭医療×診断推論で挑む! プライマリ・ケアで出会う困難事例 〜by千葉大総診カンファレンス
第2回 「健診でp53が高く精密検査が必要と言われたのですが...」
なるほど!使える!在宅医療のお役立ちワザ
第25回 在宅でできる眼科トラブル対応② 見えにくい場合の対応,眼科専門医との連携
優れた臨床研究は,あなたの診療現場から生まれる 総合診療医のための臨床研究実践講座
第12回 診断法の評価研究の解説 最終回
思い出のポートフォリオを紹介します
第29回 家族志向ケア 〜コミュニケーションが困難な神経難病患者さんとの意思疎通のコツ〜
投稿
すべての心不全患者に緩和ケアを~HEPT:心不全緩和ケアトレーニングコースのご紹介〜
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:23.7MB以上(インストール時:51.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:94.8MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:35.5MB以上(インストール時:74.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:142.0MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784758123372
- ページ数:180頁
- 書籍発行日:2019年4月
- 電子版発売日:2019年4月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。