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- もうプレゼンで困らない!和英で引ける医学英語フレーズ辞典
商品情報
内容
日本語フレーズに対応する英文が掲載されているので、日本語原稿から英訳する際にも役立ちます。またプレゼンテーションの流れに沿った構成になっているので、目次から全体の流れを把握することも可能です。
本書で英語表現の引き出しを増やし、プレゼンテーションに自信をもち、さらにはプレゼンテーションを土台に英語論文執筆まで、ご活用いただければ幸いです。
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序文
医学の分野では英語での発表機会が増えています。国際学会のみならず,国内学会でも多くの学会で発表言語を英語に限定したり,English sessionを設けて英語での発表を推奨しているからです。本書は,初級者(英語での発表経験が数回以内)を主な対象として,学会発表での英語表現としてすぐに応用可能なプレゼンテーション用フレーズ集を提供することを目的として制作いたしました。
研究や臨床の成果を英語論文で発表することの重要性は改めて申し上げるまでもありませんが,まずは国際学会において英語でプレゼンテーションをする,そしてその発表原稿を基に英語論文を書く,というステップを,私は推奨してきました。これまで著者(共同執筆含む)として約250の英語論文を書き,指導してきましたが,そのほとんどは英語での学会プレゼンテーションを経て仕上げられたものです。そして,医学英語のプレゼンテーションでは,どの医学分野でも共通で使える表現が多くあり,これらの情報を皆さんにも共有していただければ,と常に思っていました。私の専門が脳神経外科であるので,脳に関係した文章の表現が多くなっていますが,名詞を他の臓器や疾患に入れ替えれば,そのまま他の分野に問題なく応用可能です。
本書で使われている表現を是非沢山覚えていただきたいと思います。「和英で引ける」というタイトルがついていますように,本書の最後には和英と英和で表現集がまとめられているので,辞書として使うのも可能です。しかし,英語のプレゼンテーションに自信をもち,プレゼンテーションを土台に論文を書き上げて行くには,やはり表現の引き出しを沢山持つことが重要です。
本書の特徴は,①実際の発表の流れに沿った形の項目立て,②日本語を示し,対応する英語表現を紹介する和英辞典的な構成,の2点です。表現を覚えて行くには相応しい方式と思います。本書を用いて,多くの皆さんが国際学会で英語のプレゼンテーションをし,それを基に英語論文を執筆し,活躍されることを期待しております。
2013 年2月
岡山大学大学院脳神経外科教授
日本脳神経外科同時通訳団団長
日本医学英語教育学会副理事長
伊達 勲
目次
Part 1 Introduction
1 謝辞・自己紹介・冒頭の挨拶
2 タイトル・目的を述べる
3 背景を述べる(1):関連する従来の研究を紹介する
4 背景を述べる(2):病態の傾向を紹介する
5 背景を述べる(3):治療法の現状を紹介する
6 背景を述べる(4):治療上の問題点を紹介する
7 具体的な論点(わかっていないこと)を挙げる
8 方法論を紹介する
9 今回の発表のゴールを示す
Part 2 Materials (Patients) & Methods
1 症例報告(1):来院の経緯
2 症例報告(2):病状・主訴,診断までの経緯
3 症例報告(3):検査所見
4 症例報告(4):診断結果,治療方針
5 症例報告(5):治療の実施,治療結果
6 臨床研究(1):患者の定義
7 臨床研究(2):患者数,内訳
8 臨床研究(3):治療方法
9 臨床研究(4):評価方法
10 臨床研究(5):解析方法
11 基礎研究
Part 3 Results
1 図表で示す
2 結果を説明する
3 数値を挙げて比較する
4 統計学的有意性を述べる
Part 4 Discussion
1 他の報告と比較する
2 従来の定説を紹介する
3 現在の治療法を紹介する
4 所見・病態を説明する
5 問題を提起する
6 明らかになったことを示す
7 仮説・推論を提示する
8 重要点・注目すべき点を示す
9 議論を展開する
10 自説の問題点を提示する
11 今後の課題を示す
12 研究の概要をまとめる
13 結論を示す
Part 5 Questions and Answers
1 質問に答える
2 質問者,コーディネータ,パネリスト
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書籍情報
- ISBN:9784758304382
- ページ数:212頁
- 書籍発行日:2013年3月
- 電子版発売日:2013年6月15日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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