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- メディカルスタッフのためのカテーテルアブレーション必須知識
商品情報
内容
メディカルスタッフが知っておくべきカテーテルアブレーションのノウハウを豊富な写真とイラストで徹底解説。初めて不整脈治療に携わる若手医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師の方々が理解しやすいように必要物品や手順など、順を追って丁寧に説明します。
序文
序文
不整脈治療と聞くとアレルギーを起こす方は多いかと思います。「循環器」や「心電図」という言葉だけでも拒否反応があるのに,「不整脈」となるともう無理と考えてらっしゃるのではないでしょうか。
わが国でカテーテルアブレーションが施行されてから30年が経とうとしています。当初はとても専門的な術式でしたが,現在はより一般的な治療法として普及してきており,日本でアブレーションを施行している施設はますます広がりを見せています。
しかし,一般的な治療法になりつつあるといっても,解説書はまだまだ難解な専門書があるのみです。入門書となるようなテキストでも,初心者にとっては読み進めにくいものばかりなのが現状です。そこで本書は,典型的な不整脈を単純化し,非典型的な不整脈や難解な不整脈は思い切って割愛して解説しました。それでも一般的なカテーテルアブレーションに必要な知識は網羅しましたので,不整脈治療症例の7~8割には対応できるのでないかと思います。
また,初めて不整脈治療に携わる若手医師・看護師・臨床工学技士・放射線技師の方々が理解しやすいように,必要物品や手順についても順を追って解説しました。写真やイラストをなるべく多く用いて,解説は簡単な言葉で行うようにしています。どうしても専門用語は出てきてしまいますが,専門用語は不整脈治療の共通言語として必要となりますので,これらは注釈を加えながら掲載しました。
難解と思われた不整脈治療も,カテーテルアブレーションで頻拍発作が止まったときの達成感を味わうと,とても興味のある治療法になってくるでしょう。本書は最初の入門書ですので,より深く不整脈治療を知りたくなったときは,成書を読んでより深い知識を得るようにしてください。
2015年6月
昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門
浅野 拓
目次
【総論】
[はじめに]
①カテーテルアブレーションとは
[心臓の解剖]
②心臓の解剖
心臓の解剖を理解しよう
[画像の読み方]
③画像の読み方
心電図の歴史とカテーテルアブレーション
12誘導心電図
電気生理学的検査(EPS)
[必要な機材]
④必要な機材
[前準備]
⑤検査・治療前準備・入室
検査・治療前の看護師の役割・確認事項
検査前日から当日出床までの流れ
検査・治療の説明書とパンフレット
クリニカルパス
⑥カテーテル室内の薬品・物品
引き出し(ビドマ)
ワゴン・救急セット
カテーテル室の薬剤作成(当院の例)
⑦患者入室までの準備/患者入室から治療開始までの準備
検査・治療前までの準備
症例別必要物品・薬剤の準備
患者入室から治療開始までの準備
[術後]
⑧検査・治療時の医療者の役割
術中・術後の役割
術後の対応
術中・術後の看護ケア
医療安全・感染対策管理における対応
【各論】
[いざカテ室へ 入室〜手術]
①心房細動(afib)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS・アブレーション
セルフチェックシート
②心房粗動(AFL)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS
アブレーション
セルフチェックシート
③房室結節リエントリー頻拍(AVNRT)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS
アブレーション
セルフチェックシート
④ WPW 症候群/房室回帰頻拍(AVRT)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS
アブレーション
その他
セルフチェックシート
⑤心室頻拍(VT)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS・アブレーション
セルフチェックシート
⑥心室期外収縮(PVC)
動線チャート
準備
基礎知識
治療の基本的な流れ
EPS・アブレーション
セルフチェックシート
[合併症]
⑦起こりうる手術中の合併症とその対策
主な合併症
合併症の対策
[その他]
⑧スタッフの育成・指導
カテーテル室看護師の育成
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書籍情報
- ISBN:9784758314237
- ページ数:220頁
- 書籍発行日:2015年8月
- 電子版発売日:2017年6月16日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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