- m3.com 電子書籍
- 新NS NOW 20 専門医を目指す医師のための器具の使い方と基本手技
商品情報
内容
シリーズ最終巻として締めくくるにあたり,手術の基本に立ち返る意味を込め,専門医になるために必要な基本手技を取り上げ,実際の手術手順に沿って基本となる器機の扱い方や注意点などを解説する。
序文
序文
専門医に望まれる手術技術レベルとはどのようなものであろうか? 一般的には,「前方循環の脳動脈瘤のクリッピングが安全にできること」を目安としてきた。しかし,現在,脳動脈瘤の治療はコイルが約半数で実施されるようになり,また細分化されたサブスペシャリティが生まれ,それぞれの領域で,全てをマスターすることは非常に困難な時代となった。いわゆる多様化した脳神経外科専門医である。その中でも今回の書籍は,脳神経外科医として一人前と言われるためには,この程度はマスターしてほしいという基礎技術(少しadvanceなものも含まれるが)を再度その道のスペシャリストに著作してもらったものである。特にその中で道具の使い方にも焦点を当てて記載してもらっている。
道具については,自著の章にも記載したが,適材適所,そして使い慣れたものを持つこと,そして正しい使い方をすることが重要である。私は以前米国留学中にワシントンのLN Sekhar教授のもとで修行をする機会を得た。その時,英語の未だ(すでに在米6年を経ていたが)不得意な自分を,彼が認めてくれたきっかけは,ZEISSの顕微鏡の完璧なバランスであった。それまで彼の元のレジデントもフェローも誰も顕微鏡をきちっとバランスを取ることができず苦労していた。私がバランスを取ると非常に使い勝手よく,手術がスムースに進むと大好評を得た。いわゆる秀吉の温わらじである。機器の(特に電化)使い方を熟知し,エキスパートになることは,手術の上達の第一歩である。
本書にはそのようなGimmicksが随所に記載されている。必ず明日の手術に役立つ知識を得られると思う。
さて,今回『新NS NOWシリーズ』は全20巻で一旦終了となる。脳神経外科の手術に役立つ知識を出し尽くした感がある。共同で編集を担当していただいた伊達勲教授,菊田健一郎教授に感謝したい。また臨時編集を担当していただいた三國信啓教授,吉村紳一教授,斉藤延人教授,黒田敏教授にも深く感謝いたします。皆様の多大な努力で本シリーズの質を一段高くしていただいたと思う。また編集を担当してくださったメジカルビュー社の安原氏,苅谷氏,矢部氏には特に感謝である。本シリーズが長く脳神経外科のエキスパートを志す先生方に愛読されることを祈念する。脳神経外科の治療は,観血的手術以外にも日進月歩である。新しい側面からの,次期シリーズがどのようなものになるのかも楽しみである。
日本医科大学脳神経外科大学院教授
大学院医学研究科長
森田 明夫
目次
脳神経外科手術における企画と道具特性理解と使い慣れの重要性:プランと知識・慣れが手術の成功を生む
美しい創部のための切り方・縫い方
器具と機器は使いよう
ドリルの使い方と頭蓋底アプローチ
小児シャント手術のノウハウ
L-Pシャントの極意
頚部手術とCEA
前頭側頭開頭の基本手技①:体位・開頭
前頭側頭開頭の基本手技②:硬膜内マイクロ操作
前頭開頭とinterhemispheric approach
頭部外傷手術の基本と術後ケア
脳梗塞はこう治療する:脳血管内治療と急性期治療
内視鏡下血腫除去術
後頭蓋開頭の基本手技
Microvascular decompression(MVD)の基本
経鼻アプローチの基本手技・セットアップ
経鼻アプローチの発展系:内視鏡下経鼻頭蓋底手術
脊椎の手術体位と頚椎椎弓形成術
シリーズ わたしの手術記載
① 手術イラストの描き方:応用編
②顔面痙攣手術例
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:41.0MB以上(インストール時:86.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:164.0MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:41.0MB以上(インストール時:86.6MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:164.0MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784758318433
- ページ数:0頁
- 書籍発行日:2020年1月
- 電子版発売日:2020年3月20日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。