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- PBLDで学ぶ周術期管理
商品情報
内容
PBLDに従って、周術期の急変や困難な症例の管理を学んでいくことを目的とした。症例経過ごとに設問、解説、そのほかにも、Point、伝えたい一言、本症例のポイントを掲載。
■関連書籍
・ PBLDで学ぶ周術期管理:各科手術編
・ PBLDで学ぶ痛み治療―術後鎮痛から、ペインクリニック、緩和医療まで―
序文
「患者の不幸が医師を育てる」とは私が常々感じていた矛盾である。患者には申し訳ないことだが、多くのトラブルに遭遇し対処した経験が医師の糧となっていたのは間違いない。
医学教育や高機能シミュレーターの進歩によりこのような患者急変時の対応や困難な症例の管理を教育の一環として体験、学習できるようになった。実際の臨床で経験する前に想定される急変時の対応を学んだり、他者の経験を共有することが可能となったのである。
そのような中で、近年注目されているProblem-Based Learning Discussion(PBLD)は症例を元に問題点や対処法を少人数でディスカッションしながら学習する方法である。近年は日本麻酔科学会などでPBLD のセッションは必ず行われているが、学会で受講する以外にその内容を学習する方法はなかった。
本書は日本医学シミュレーション学会で試みている周術期ALS コースのシナリオを中心にして、周術期の急変時への対応を学習できるツールとして企画した。1 人で読んで学習してもらってもよいし、グループ学習のネタ本として使ってもらってもよい。単なる問題集ではなく読者が一つ一つの設問をじっくり考えながら読んでもらえるように工夫した。また、シミュレーターを用いた他職種でのセミナーのシナリオとして使用できるように巻末にシナリオ集も付けた。麻酔科医が、単なる知識や医療技術だけでなく、周術期管理に必要なノンテクニカルスキルまで含めた医療安全の中心的な役割を果たせるようにまとめたつもりである。また、麻酔科専門医試験対策にも最適であろう。
医師1 人の経験では1 万例に1 例のレベルの状況には対応できない。本書が周術期管理の安全向上に貢献できることを希望している。
最後に、本書の編集を助けてくれた大阪医科大学麻酔科学教室の駒澤伸泰先生、多大な御協力を賜った克誠堂出版の関貴子氏に心から感謝いたします。
2016年 10月 吉日
森本 康裕
目次
症例 1
症例 2
症例 3
症例 4
症例 5
症例 6
症例 7
症例 8
症例 9
症例 10
症例 11
症例 12
症例 13
症例 14
症例 15
症例 16
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書籍情報
- ISBN:9784771904712
- ページ数:228頁
- 書籍発行日:2016年11月
- 電子版発売日:2019年4月24日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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