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なぜあなたの研究は進まないのか? 理由がわかれば見えてくる,研究を生き抜くための処方箋
佐藤 雅昭 (著者) / メディカルレビュー社
商品情報
内容
東京大学大学院医学系研究科免疫細胞治療学講座特任教授 垣見和宏氏推薦!
「研究が進まない理由は,君のせいではない。こういう指導者に巡り合わなかったからです。研究で迷える大学院生や若手研究者諸君,まだ間に合うぞ! 本書を一読して研究を立て直せ!」
―なぜ自分の研究は進まないのか,どうすれば先の見えないトンネルを抜け出しゴールにたどり着けるのか研究が進まない理由から迫る研究生活サバイバル術!
すべての研究者へ送る,困難を突破するための道標!
■関連書籍
・ なぜあなたの発表は伝わらないのか?
・ なぜあなたは論文が書けないのか?
序文
はじめに
誰にも何も言われず研究が進むのなら,そんな楽なことはないですが,現実は甘くありません。研究と名がつくものに取り組むなら,ほぼ例外なく,皆いろんな悩みを抱えて,それでも一歩前へ進もうと頑張っているのではないでしょうか。しかし,なかには目標にたどり着けず,いろいろな形で妥協したり脱落したりする人が後を絶ちません。特に研究を始めたての人(典型的には大学院生)にとって,研究生活は先の見えない真っ暗なトンネルのようなものです。本書は,どうして自分の研究は進まないのか,どうやったらトンネルを抜け出しゴールにたどり着けるのか─もがき苦しみ悩んでいる人達の力に少しでもなればと執筆しました。
確かに研究は,最初は真っ暗なトンネルですが,ある程度経験があると,暗い中でも少しは先が見通せるようになり,足元のいろいろな落とし穴も見えてきます。そう,あなたの研究が進まないのには,進まないなりの理由,pitfall(落とし穴)があるのです。本書では,特定の分野や研究形式に限定されることなく,ラボで基礎的な研究をする人にも臨床データを扱う人にも役立つよう,できるだけ汎用性がある形でまとめました。研究のpitfallを合計40のQuestion,「~か?」という疑問形でまとめ,それぞれの解決策を「Message」という形で示し,それぞれのQuestionが有機的に連動するよう,しかも休憩時間などにサラッと読めるよう心掛けました。また研究と,その成果である論文は切っても切れない関係にあるので,姉妹書『なぜあなたは論文が書けないのか?』ともあちこちでつながっています。できれば合わせてお読みいただければと思います。
研究の暗闇で悩む読者にとって,本書が一筋の光明となることを切に願います。
2016年4月
佐藤 雅昭
目次
プロローグ
Q1 何のために研究しているか,明確な答えがあるか?
Q2 承認欲求が研究の第一のモチベーションになっていないか?
Q3 避けられない評価と競争をどう考えたらいいのだろうか?
CHAPTER 1 研究テーマを決める なぜ,何をやるのか熟慮する
Q4 目の前の疑問やテーマにすぐに飛びついていないか?
Q5 遠くの景色を見ているか?
Q6 「なぜ?」を大切にしているか?
Q7 頭でっかちになっていないか?
Q8 車輪を2 度発明しようとしていないか?
Q9 「仮説」と「結果の予想」の違いが答えられるか?
Q10 モデルとは何か理解しているか?
CHAPTER 2 研究をスタートさせる 効率的な研究のための指針
Q11 研究分野について総説・レビューを書けるか?
Q12 モデルになる研究論文を見つけられたか?
Q13 身近に確立された「系」や「手法」で使えるものはあるか?
Q14 諸手続きは進んでいるか?
Q15 パイロットスタディはデザインできているか?
Q16 コントロールの重要性に気が付いているか?
Q17 自分1 人でやろうとしていないか?
Q18 八方美人になっていないか?
CHAPTER 3 困難を突破する─コンセプト編 悩み多き研究生活を生き抜くために
Q19 研究で困難に直面し,辛い思いをするのは無駄ではないと知っているか?
Q20 殻に閉じこもっていないか?
Q21 直感を磨いているか?
Q22 よく眠っているか?
Q23 身体をいたわっているか?
Q24 一歩前に進んでいるか?
Q25 今できることで悩んでいるか?
Q26 感謝しているか?
Q27 逃げ道を用意しているか?
CHAPTER 4 困難を突破する─実践編 何とかゴールにたどりつくためのコツ
Q28 今やっている研究の意義と仮説を1 分で説明できるか?
Q29「 ネガティブデータ」の意味に気が付いているか?
Q30「 常識」にとらわれすぎていないか?
Q31 バックアッププロジェクトを準備しているか?
Q32 パイロットスタディの迷路に迷い込んでいないか?
Q33 論文の形を作ってみたか?
Q34 実験や解析の部分さえ終われば,すぐに論文になると思っていないか?
Q35 To doリストに優先順位を付けているか?
CHAPTER 5 研究を動かす・指導する さらなる高みを目指すリーダーシップ
Q36 主任研究者(PI)としてbig picture を描けているか?
Q37 夢・目標を共有できる「仲間」として,後進を引き受けられるか?
Q38 研究環境の改善や資金獲得には地道な努力が必要と認識しているか?
Q39 人のネットワークを広げることができるか?
Q40 人一倍勉強しているか?
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書籍情報
- ISBN:9784779217258
- ページ数:148頁
- 書籍発行日:2016年7月
- 電子版発売日:2019年6月28日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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