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画像診断 2014年2月号(Vol.34 No.2) 個別化治療時代の肺癌画像診断
画像診断実行編集委員会 (監修) / 藪内 英剛 (編) / Gakken
商品情報
内容
序文
序説 ● 藪内 英剛
肺癌における画像診断の役割は,検診,CTによる良悪性の鑑別,病期診断,治療後の経過観察など多岐にわたる.近年,肺癌の治療法の進歩が著しく,画像診断医も治療の適応や治療に関連する画像所見に習熟した上で読影を行う必要がある.
従来,原発性肺癌では主に非小細胞肺癌か小細胞肺癌かの区別や病期で,治療方針が決定されてきた.しかし近年では,組織型や遺伝子変異の有無などで分けて行う治療,すなわち患者さんそれぞれに適した治療を選択する個別化治療が可能になってきた.特にバイオマーカーの発見と,それらに対応する分子標的薬の開発は,肺癌の個別化治療への決定的な転機となった.また,手術療法では縮小手術,放射線治療では定位放射線治療,強度変調放射線治療などといった発展があり,化学療法以外の分野でも個別化治療が進んでいる.
治療前の画像診断が重要であることはいうまでもないが,治療後の画像診断についても,その重要性が増してきている.治療に伴う様々な合併症の画像所見,再発診断,治療後の効果判定も押さえておくべき必須項目であり,予後を大きく左右する.
このような観点から,本特集では手術療法,化学療法,放射線療法の3つの治療法の現状と最近の進歩を解説して頂き,それに続けて治療後の合併症や効果判定の章を設け,最後に最近のトピックについても解説して頂いた.各治療法と治療に関連する画像診断の章をペアで読み進めて頂ければ,より理解が深まるものと期待している.
目次
【特集】個別化治療時代の肺癌画像診断
肺癌治療のレビューと手術療法
肺癌術後合併症と術後再発
化学療法
化学療法後の治療効果判定と予後予測
薬剤性肺障害と薬物療法による日和見感染
肺癌に対する放射線治療
放射線肺臓炎
最近のトピックス
【連載】
すとらびすむす
・キャンサーボード ―放射線科医が主役―
画像診断と病理
・尿膜管癌(粘液性腺癌)
ここが知りたい!
・画像診断2013年9月号特集「脳神経系の画像診断ガイドライン」
Picked-up Knowledge from Foreign Journals
・肺野の結節影
CASE OF THE MONTH
・Case of February
・The Key to Case of December
Refresher Course
・FDG-PET/CTを用いた婦人科癌の治療戦略
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書籍情報
- ISBN:9784780900514
- ページ数:114頁
- 書籍発行日:2014年1月
- 電子版発売日:2016年5月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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