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- デキる医療者になるための 症状対応 ベスト・プラクティス
商品情報
内容
医師以外の医療職むけに、症状対応の基本的な考えかたと実践のポイントをわかりやすく示した一冊。
医療職が実際に行うべき判断や行動に内容を絞って、そのポイントをわかりやすく示されており、研修医や医学生にとっても症状対応の基本を学ぶのに適した内容になっています。
序文
はじめに
症状を訴える患者の診断をつけるのは,医師の仕事であることは間違いありません.では,それ以外の医療職にとって,そのスキルはまったく必要ないのでしょうか?
病棟での検温のとき,薬局に薬を買いにきたとき,訓練室でリハビリをしているときなど,様々なシチュエーションで,患者は「頭が痛い」「めまいがする」などなど,いろいろな症状を訴えます.そのとき,必ずしも医師が近くにいるとは限りません.介護施設や在宅の現場ならなおさらでしょう.そのとき,あなたは的確に情報を集め,適切なタイミングで,要領よく医師に報告できますか?
本書は,医師以外の医療職むけに,症状対応の基本的な考えかたと実践のポイントを解説した本です.医師向けの症候診断の本は数多く出版されていますが,内容が難しいうえに検査や治療にウェイトが置かれていて,医師以外の職種には少し使いづらいように思います.そこで本書では「今すぐに対応すべきか,少し時間的余裕があるのか」「医師に報告する前にどんな情報を集めるべきか」など,医療職が実際に行うべき判断や行動に内容を絞って,そのポイントをわかりやすく示すことを意図しました.もちろん研修医や医学生にとっても,症状対応の基本を学ぶのに適した内容になっていると思います.
第1章では,症状への対応にあたり,すべての医療職に知っておいてほしい臨床推論の基本的な考えかたを解説しました.第2章は,医療職がよく遭遇する主訴を取り上げて,ケーススタディー方式で記載しています.それぞれの症状への対応のポイントを示すとともに,第1章で説明した症状対応の考えかたが,実際の現場でどのように使われるのか,臨場感を持って学べるように工夫しました.
執筆にあたっては,なぜその病歴が判断のカギになるのかという理由をできるだけ説明するように努めました.知識だけを丸暗記しても記憶に残りませんし,応用も利かないと思うからです.そして症候診断というと堅苦しい印象を与えがちですが,「楽しく読めてためになる」本になるよう,難解な専門用語は極力避けて,現場ですぐに役立つ実践的な内容になるよう心がけました.
本書が,患者の症状にきちんと対応できる「デキる医療者」になるための一助になることを願っています.
2015年5月 前野 哲博
目次
第1章 症状対応の基本的な考えかた
1 なぜ症候診断?
2 症候診断は病名診断ではない
3 症候診断の進めかた
第2章 症状対応のスキルをみがく
1 頭痛
2 発熱
3 めまい
4 胸痛
5 腹痛
6 動悸
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書籍情報
- ISBN:9784059148555
- ページ数:216頁
- 書籍発行日:2015年6月
- 電子版発売日:2015年10月9日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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