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- 麻酔科学文献レビュー~総括・文献紹介2015~2016
商品情報
内容
研修医や、若手麻酔科医に必要な麻酔科14領域の知識を丁寧に総括。
学問的また診療面でも先導している方々に最近の動向を総括して頂いたうえで、過去2年間の最新文献に関する解説も加えられています。
麻酔科学に関する様々な課題や領域の知見を短時間かつ正しい理解を深めるため、日頃の研鑚の一助となる一冊に。
序文
序文にかえて
60年以上前,麻酔科学の専門性をより発展させると共に,麻酔を専門とする医師の育成を図るため日本麻酔学会(当時の名称)が設立されて以来,本邦において麻酔科医が関与する診療あるいは研究領域は現在も広がり続けている.また昨今の麻酔関連薬,医療技術あるいは関連する診療領域の進歩は著しく,これらの全てを十分に理解あるいは探究し,同時にその知識と技術とさらに医の心を持って,より良い医療を提供し続けるには一層の工夫が必要な時代となっている.麻酔科医を目指す特に若い世代の方々の多くは,小児麻酔,心臓血管麻酔あるいは産科麻酔等を含む手術麻酔の基本診療領域としての研鑽はもとより,手術室外におけるペインクリニック,緩和医療あるいは救急・集中治療等,数多くのサブスペシャリティの研鑽にも励んでいる.
一方,情報伝達やその手段や道具の目覚ましい進化に伴い,ここ10 年程の間に巷には様々な情報が溢れ,医学情報も従来の分厚い教科書や雑誌等の印刷物を読む時代から,携帯可能な電子媒体を通じ何時でも何処でも入手可能な時代となった.情報伝達の速さからか,evidence-based medicine(EBM)に見合うとされた大規模な臨床試験報告が数年後には否定されることも今や珍しいことではない.新たな情報が多ければ多いほど,早ければ早いほど,何が真実かを見極める手段が重要となり,同時に新たな情報を日常診療に反映させることには慎重さが求められている.「より良い臨床医でありたい」との篤い想いは,時代の垣根なく医師の普遍の認識であるものの,新しい情報を容易に得やすい時代であるからこそ,情報の内容を正しく理解しようとする努力も今後ますます重要となる.
本書では,大きく14に分類した麻酔法や麻酔関連薬剤,あるいは関連診療領域や臓器機能について,学問的また診療面でも先導している方々に最近の動向を総括して頂いたうえで,過去2年間の最新文献に関する解説を加えて頂いた.麻酔科学に関する様々な課題や領域の知見を短時間にかつ正しい理解を深めるため,本書が日頃の研鑽の一助となれば幸いである.
最後に極めて限られた時間の中で執筆頂いた諸先生方ならびに本書の編纂に多大な尽力を頂いた学研メディカル秀潤社小林香織さん,木全翼さんに心より感謝いたします.
2015年2月 森㟢 浩
目次
第1章 全身麻酔薬・麻薬
第2章 局所麻酔薬・神経ブロック
第3章 脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔
第4章 筋弛緩薬
第5章 気道管理・呼吸器系
第6章 体液・代謝管理
第7章 中枢神経系
第8章 周術期血栓塞栓症、血液凝固管理
第9章 救急・集中治療
第10章 ペインクリニック
第11章 緩和ケア
第12章 産科麻酔
第13章 小児麻酔
第14章 心臓血管麻酔
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書籍情報
- ISBN:9784059148524
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2015年3月
- 電子版発売日:2015年10月23日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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