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- 薬毒物情報インデックス
商品情報
内容
救急医療や法医解剖の現場で、おおよその「当たり」をつけてから、治療や分析作業に入ることが必要であり、本書はそのためのデータベースを集積した内容に。診療・分析に関する解説付きで、初学者にも安心です。
電子版では、和名、英名、製品名、由来物質の4種類の索引から該当語句のページへのリンクも充実し、より使いやすくなっています。
序文
巻頭レビュー 中毒分析とは
鈴木 修(浜松医科大学 理事・副学長)
中毒学は大変幅広い領域にまたがっている。工場などで使用する有機溶剤への慢性曝露による健康被害の解明(労働衛生学),急性中毒で救急外来に搬送され,治療される救急医療(臨床中毒学,救急医療学),さらには最近社会問題となっている危険ドラッグ(いわゆる脱法ハーブ)などからの乱用薬物の検出(鑑識科学),さらには死体を対象にして,死因もしくはそれに影響を与えた化学物質を究明する(法中毒学・法医学)などすべて中毒学に含まれる。その際,中毒を引き起こすと考えられる化学物質の正確な分析が大変重要になる。
今回,「薬毒物情報インデックス」が出版の運びとなった。現代社会では無数の新規の化学物質が作り出され,それらが多くの疾患の治療薬となっている反面,健康被害も増加し,その中で向精神作用のあるものが乱用の対象になっている。救急医療や法医解剖の現場では,常に薬毒物の関与を念頭に置きながら作業を進めなくてはならない。膨大な数の薬毒物について,すべてをスクリーニングすることは不可能である。まず,おおよその「当たり」をつけてから,治療や分析作業に入ることが必要となる。そのためのデータベースを集積したものが本書である。救急医療現場従事者や法中毒学・法医学関係者にとって,問題となる薬毒物を推定するのに,本書は大変有益な情報を与えてくれるものと確信している。また,分析者にとっては,分析法の選択に大いに役立つであろう。ただし,本書の中に,すべての薬物が網羅されているわけでないことも,念頭に置いてほしい。
(続きは本書をご参照下さい)
目次
執筆者一覧
巻頭レビュー①中毒分析とは
巻頭レビュー②急性中毒における診療のポイント ─ その特性をとらえて
凡例
参考資料
薬効分類番号一覧
製薬会社略号一覧
索引
化合物英名索引
化合物和名索引
製品名索引
由来物質名索引
薬毒物データベース
Ⅰ.中枢神経作用薬など
Ⅱ.農薬
Ⅲ.自然毒
Ⅳ.規制薬物・危険ドラッグ
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書籍情報
- ISBN:9784784941513
- ページ数:784頁
- 書籍発行日:2014年11月
- 電子版発売日:2015年7月10日
- 判:ポケット判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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