服薬指導のリスクマネジメント3―ヒヤリハット事例に学ぶ (日経DI)

  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2010年8月
  • 電子版発売日 : 2012年7月7日
¥3,850(税込)
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商品情報

内容

実際に起きたヒヤリハット事例からトラブルの回避法、服薬指導のコツを学ぶ。患者さんのよくある勘違いや、驚きの生活習慣などを集めた「ショートエピソード」を100件収録。
患者の誤解、服薬ミスによる事故をいかに回避すべきか。これからの服薬指導に欠かせないリスクマネジメントの実践書です。

序文

薬剤師が服薬指導を的確に、かつ適正に行うためには、コミュニケーションスキルに加え、基盤となる「薬学的知識」のブラッシュアップが欠かせません。そのために、数多くの服薬指導の関連書籍や論文が著されていますが、その多くは疾患ごと、あるいは医薬品ごとに服薬指導方法を配列したものであり、知識がすぐに身に付き現場に応用できるような形には必ずしもなっていません。

本書は、著者が懇意にしている全国の薬剤師仲間から直接提供された「ヒヤリハット事例」(事故には至っていないものの、ミスに気付いてヒヤリとしたり、ハッとした例)、或いはインターネット上で運営している薬剤師間情報交換システムに寄せられた事例の中から、服薬指導に問題があった事例を集め、カテゴリーごとに分類したものです。ミスを回避するために必要な知識をカテゴリー別に規格化・標準化し、それを理解することは、服薬指導のミスによる事故を網羅的かつ完璧に回避する最も効率的な方法だと考えたからです。このため本書では、それぞれの事例において、患者の訴えや薬剤師のミスを問題点として取り上げ、その原因を分析し、最新の薬学的知識に基づくリスク回避のためのマネジメント法を解説しています。

患者さんのために、昼夜を問わず情報収集を重ね、的確で適正な「服薬指導」を実践しようと日々奮闘されている方々に、この本が少しでもお役に立てれば望外の喜びです。

最後に、本書の内容を細部にわたってチェックいただいた双和薬局(福岡市博多区)の森千江子氏に深く感謝を申し上げます。また、執筆に当たり貴重な意見をいただいた東京大学大学院薬学系研究科医薬品情報学講座の三木晶子・堀里子・佐藤宏樹の三氏、そして、服薬指導の経験談などを多数お聞かせいただきました全国の薬剤師の先生方に、心からお礼を申し上げます。はじめに


2010年8月

東京大学大学院 薬学系研究科
医薬品情報学講座
澤田 康文

目次

第1章 医薬品の名称の説明・確認

カリウムをビタミンKと勘違い

第2章 薬価・調剤料の説明・確認

薬が減っても金額が同じ理由

飲みやすくても高い薬はイヤ

処方日数変更で負担金が増加

第3章 製剤・成分・包装の説明・確認

小児での剤形変更に落とし穴

色の認識の相違でトラブル

粒子のバラツキで患者が混乱

PTPを切り離し判別不可能に

シートと錠剤の色が違うと混乱

一包化により変色した薬剤

見た目が薬ではないと使用拒否

錠剤が大きくなって飲みにくい

在庫不足で旧製剤を交ぜて交付

「劇薬」の表示に激怒

錠剤の色調が変わり不安に

使用期限は元号表記?

カプセルが転がってしまうんです

小児用が処方され高齢者が混乱

赤い錠剤にトラウマのある患者

青色の錠剤を「体に悪い」と拒否

先発品と後発品の併記で混乱

代理人の説明だけでは納得せず

新旧品の混在で不安に

薬剤が光線過敏症を起こす!?

薬情の写真が実物と異なり不安

新旧品を交ぜて患者に渡す

錠剤が大きいため隔日で服用

看護師の説明で患者が混乱

分離した水薬を見て不安に

親子でお薬手帳を共用

錠剤が似ていると誤用を心配

第4章 効能効果の説明・確認

患者の思い込みによる誤使用

胸焼けにニトロペンを服用

目の乾燥に緑内障治療薬を点眼

適応外と見抜けず説明を誤る

複数の適応症がある薬剤

処方ミスした医師に不信感

医師より薬剤師を信頼する患者

孫の薬を取り違えて投薬

第5章 用法用量の説明・確認

勘違いによる誤った用量調節

「1日2回」を2回連続と勘違い

効果がないと服用回数を増やす

複雑な用法の処方が重なり混乱

一包化しても飲み方を間違える

誤解を招いた代理人の説明

残薬を服用しワーファリンが重複

起床時の薬剤を食間に服用

薬袋を捨ててしまい倍量服用

処方追加を処方変更と誤解

錠剤が似ていると服薬拒否

低血糖を恐れインスリンを減

順に飲むべき薬剤を同時に服用

食事に合わせて1日4回服用

「朝昼夕」の順に飲めばよい!?

服用量が異なる薬剤で混乱

OTCと医療用で使用法を混乱

治療効果が実感できず過量服用

第6章 使用法の説明・確認

インスリンを同じ部位に注射

高温放置でインスリンが変質

回しても塗り薬が出てきません

機器が苦手で吸入器が使えず

パッチを貼ったまま岩盤浴へ

口内炎パッチの表裏を間違える

硝酸貼付剤を炎症部位に貼る

錠剤を飲み込むのが苦手な患者

薬剤師の説明不足で患者が混乱

顆粒が固まり点眼できず

不要な説明書を抜かずに手渡す

冷蔵庫内でインスリンが凍結?

分包紙の線の色で混乱

「使い捨て」の説明で患者が混乱

投与時間の変更で患者が混乱

第7章 相互作用の説明・確認

睡眠薬の作用増強を試みる

薬剤による栄養失調を心配

ブドウ糖を薬と勘違い

薬剤との相性が悪い患者の好物

画一的な服薬指導で患者が混乱

第8章 疾患の説明・確認

緑内障に禁忌のOTC薬を販売

心疾患患者に脱毛治療薬

胃を摘出したので内用薬は不要

第9章 生理的擾乱状態の説明・確認

カプセルでアレルギーの危険性

卵アレルギー患者に禁忌薬

代理人にリレンザを吸入させる

第10章 副作用の説明・確認

副作用が治まったため報告せず

重大な副作用の兆候を見逃す

口腔内の副作用を見落とす

後発品処方で副作用歴を見逃す

かゆみに耐えられず塗布を断念

H2ブロッカー服用でだ液過多

鎮咳剤服用中に音感異常

外用剤の誤使用で全身の副作用

刺激が強すぎたため点眼を拒否

有害事象が添付文書にない?

液剤への変更後に副作用発現

積極的な聴取で副作用を発見

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書籍情報

  • ISBN:9784822211349
  • ページ数:288頁
  • 書籍発行日:2010年8月
  • 電子版発売日:2012年7月7日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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