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日経DIクイズ 服薬指導・実践篇8
日経ドラッグインフォメーション (編集) / 日経BP
商品情報
内容
クイズ&解説で服薬指導の実力アップ!
書籍の核となるクイズ&解説に加え、
・これだけは押さえたい!「高齢者への服薬指導」のツボ
・症例に学ぶ医師が処方を決めるまで
と役立つ情報が満載です!
電子書籍版では、収録薬剤名からの今日の治療薬へのリンク参照、目次・索引リンク、串刺し検索などを搭載し、より立体的に参照いただけます。
序文
発刊に当たって
2006年4月、薬剤師の40年越しの悲願であった薬学教育6年制がスタートしました。この春に入学した第1期生たちは、薬局や医療機関での長期にわたる実務実習を経た上で、2012年春に卒業してきます。彼らを迎え入れる立場にある既卒の薬剤師には、これまで以上の自己研さんが求められるようになることは間違いありません。
本書は、その自己研さんに取り組もうと考える薬剤師にとって最適な服薬指導の学習書です。薬局窓口での患者との対話を題材にしたクイズを解くことにより、実践に即した臨床薬学知識に加え、“服薬指導力”が自然と身に付くように編集されています。
『日経DIクイズ 服薬指導・実践篇』は、おかげさまで8巻を数えるまでになりました。過去7巻の累計販売部数は15万部を突破しており、既に何冊かの『日経DIクイズ』をお持ちの方も少なくないことと思います。今回、初めて本書を手に取られた方も、現場の薬剤師に強く支持されてきた本シリーズを、日々の業務にお役立ていただければ幸いです。
本書には、薬局・薬剤師向け月刊誌『日経ドラッグインフォメーション』の2005年10月号から2006年9月号に掲載した「日経DIクイズ」に、書き下ろしを加えた計50題のクイズを収録しました。この中には、服薬指導と並ぶ重要な薬剤師業務である疑義照会を扱ったクイズも7題含まれています。
さらに今回は、「これだけは押さえたい!『高齢者への服薬指導』のツボ」として、「薬物動態」「視聴覚障害を持つ患者への対応」「副作用チェック」「訪問服薬指導」をテーマにした4本の解説記事を書き下ろしで収載しました。また、以前から好評をいただいている「症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで」も、「メタボリックシンドローム」「不整脈」「過敏性腸症候群」「癌性疼痛」の4本をラインナップしています。
『日経DIクイズ 服薬指導・実践篇』の新作が発行されるたびに、過去の巻を欲しいという声をお寄せいただきますが、残念ながら『1』『2』『3』は既に絶版となっております。これは、時の経過に伴う治療体系の変化、薬剤の適応症の変更、新たな副作用報告、新薬の登場などにより、一部のクイズがクイズとして成立し得なくなったための措置であり、ご理解いただきますようお願いいたします。なお『4』以降は、しばらく販売を続ける予定です。
本書の編集は、『日経ドラッグインフォメーション』編集部の内山郁子が中心になって行いました。最後になりましたが、日ごろより多大なご協力をいただいている「日経DIクイズ」執筆陣の方々、および「『高齢者への服薬指導』のツボ」と「医師が処方を決めるまで」を快くご執筆いただいた方々に厚くお礼申し上げます。
2006年10月
日経ドラッグインフォメーション編集長
倉沢 正樹
目次
これだけは押さえたい! 「高齢者への服薬指導」のツボ
1 薬物動態
加齢による生理機能の低下で薬理作用が増強、副作用も増加
2 視聴覚障害を持つ患者への対応
高齢者に多い視覚・聴覚障害文字の色や言葉遣いに配慮を
3 副作用チェック
食事・排泄・睡眠・運動機能を「暮らしを把握する質問」で確認
4 訪問服薬指導
生活に密着した情報収集が可能他職種との連携でケアの向上を
症例に学ぶ 医師が処方を決めるまで
1 メタボリックシンドローム
生活指導で内臓肥満を解消しIR改善作用のある薬剤を投与
2 不整脈
治療目標はQOLと予後の改善心房細動には必ずワルファリンを
3 過敏性腸症候群
社会構造の変化で患者数が増加薬物と生活指導が治療の二本柱
4 癌性疼痛
WHO方式で痛みを十分に抑えるオピオイドの副作用対策も必須
日経DIクイズ
1 硫酸アトロピンが処方された乳児の疾患は?
2 乳糖不耐症の乳児へのミルクの飲ませ方
3 抗てんかん剤が処方された胆道閉鎖症の乳児
4 小児のかぜに抗菌剤が出された理由
5 小児中耳炎に対する新しい複合抗生物質
6 小児への抗菌剤の長期投与が招く副作用
7 兄弟でプロトピック軟膏の濃度が違う理由
8 抗生物質とキャベジンの相互作用
9 DOTSを行うよう指示された結核患者
10 月経不順に対するホルモン補充療法
11 抗精神病剤による体重増加を気にする患者
12 不妊症患者に糖尿病治療薬が処方された理由
13 キノロン系薬が1日1回服用でよい理由
14 顔のしみを消失させる薬剤とは
15 抗HIV剤の多剤併用療法における薬剤選択
16 痛風治療薬を処方されたベーチェット病患者
17 潰瘍性大腸炎患者に追加された免疫抑制剤
18 口角炎への軟膏剤が変更された理由
19 NSAIDs徐放剤を希望する腰痛患者
20 PPI服用中に生じた起床時の胸焼け
21 食事が不規則な患者に処方された糖尿病治療薬
22 咳が止まらない患者にPPIが処方された理由
23 メニエール病患者に処方されたゼリー剤
24 円形脱毛症患者に花粉症治療薬が出された理由
25 抗アレルギー点眼剤が変更された花粉症患者
26 経口脱毛症治療薬で注意すべき副作用
27 口臭の副作用を来す抗アレルギー剤とは
28 癌性疼痛に処方された脳循環代謝改善剤
29C型肝炎患者にEPA製剤が処方された理由
30 肥満を気にする糖尿病患者の食事指導
31 メタボリックシンドロームに処方されたARB
32 血圧と心拍数を同時に下げる薬剤とは
33 抗癌剤治療中に出された下痢予防薬
34 膀胱炎患者に出された抗アレルギー剤
35 就寝中のこむら返りを予防する薬剤とは?
36 切れ痔に処方されたニトログリセリン軟膏
37 パーキンソン病治療薬が変更された患者
38 降圧剤が変更されたGERD患者
39 喘息患者にしびれや脱力感が生じた理由
40 パーキンソン病患者に処方されたビタミン剤
41 前立腺肥大症患者に出された抗コリン剤
42 褥創に対する外用剤の正しい塗り方
43 点眼剤が変更された白内障患者
日経DIクイズ 疑義照会
44 麻疹ワクチン接種予定の小児への抗鼻炎剤処方
45 ステロイド軟膏と尿素軟膏の混合の適否
46 トロンビンとマルファ液の混合の適否
47 複数の止瀉剤が処方された下痢症患者
48 H2ブロッカー服用中に処方された抗真菌剤
49 ハルナール服用患者への花粉症治療薬の投与
50 急性下痢症に処方された腸運動抑制剤
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書籍情報
- ISBN:9784822212391
- ページ数:152頁
- 書籍発行日:2006年10月
- 電子版発売日:2012年2月11日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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