日経DIクイズ ベストセレクション STANDARD篇

  • ページ数 : 224頁
  • 書籍発行日 : 2014年6月
  • 電子版発売日 : 2015年10月30日
6,050
(税込)
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商品情報

内容

これぞまさに日経DIクイズ!

BASIC篇より、少し経験を積んだ薬剤師向けの1冊。
「日経DIクイズ」1巻~10巻から、より標準的問題を厳選し、書下ろしを加えて100題収録。
若手から中堅の薬剤師にとって、実践力の確認にはピッタリです。

■蕁麻疹患者に、H2ブロッカーが処方された理由
■五十肩の症状緩和に有効な薬剤
■高山病予防に処方された、炭酸脱水酵素阻害薬 …etc などを収録しています。

日経DIクイズシリーズはこちらから

序文

監修に当たって

2013年に発行された「日経DIクイズベストセレクション BASIC篇」に続いて、本書、「STANDARD篇」も監修をすることになりました。BASIC篇は薬剤師として知っておくべき基本的な事柄を取り扱ったのに対して、STANDARD篇では現場の薬剤師が遭遇しがちで、かつ重要度の高い実践的なテーマを中心に取り上げました。

掲載する問題をセレクトするに当たって特に考慮したのは以下の2点です。一つは、頻度の高い適応外使用などで、処方意図は分かっているつもりでも、実はどのような作用によるものか詳細まで知っている人は少ないと思われる事柄を取り扱った問題。例えば、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)に対するメトホルミンの使用に関する問題(41ページ)がこれに相当します。もう一つは、かつては標準的な処方とされていたものの、現在では考え方が変わって禁忌になったり、見直しが掛けられているような薬剤に関わる問題。例えば、点頭てんかんに対する水溶性ビタミンの使用(15ページ)や、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)とビモジド(商品名オーラップ)の併用に関する問題(21ページ)がこれに相当します。

私が日経ドラッグインフォメーション本誌の創刊準備号に日経DIクイズ「処方せんを読む」の最初の原稿を書いたのは1997年のことです。それから十余年が経過する間に、医学、医療は大きく変化してきました。薬剤の使用方法はもとより、治療方針や疾患概念が様変わりした分野もあります。こうした変化をタイムリーに把握し、服薬指導などの中に適切に取り入れていくことが、薬剤師には求められています。本書が、そうした現場で活躍する読者のお役に立つことを願っています。

最後になりますが、本書の発行にご協力いただいた執筆陣の各先生方、日経BP社の皆様に深謝いたします。

2014年6月

日本メディカルシステム株式会社

笹嶋 勝

目次

監修に当たって

発刊に当たって

目次

執筆者一覧

日経DIクイズ 服薬指導問題と解答

1 ホクナリンテープが剥がれた場合の対処法

2 点頭てんかんの治療とビタミンB6製剤

3 中耳炎治療中の小児患者とプール

4 嘔吐を繰り返す小児に出された抗てんかん薬

5 自閉症患者にSSRIが処方された理由

6 プロトピック軟膏の刺激感を抑える薬とは

7 ADHD児に処方された中枢刺激薬

8 ADHD治療薬の依存性を心配する母親

9 親子で同じ薬が処方された起立性調節障害患者

10 ドーピングを心配する口唇ヘルペスの患者

11 妊娠を希望する女性とにきび治療薬

12 妊娠をきっかけに変更されたバセドウ病治療薬

13 にきびの治療にピルを飲む理由

14 眠気の副作用に悩む鼻アレルギー患者

15 不妊症患者に糖尿病治療薬が処方された理由

16 授乳中の妊婦が抗菌薬を服用してもよいか

17 キノロン系薬が1日1回服用でよい理由

18 慢性再発性アフタに処方された抗アレルギー薬

19 妊娠に気付かず片頭痛治療薬を服用した女性

20 抗真菌薬のパルス療法と睡眠薬服用のタイミング

21 活性型ビタミンD3製剤を顔に塗らない理由

22 けがをした時に行われる注射と処置

23 抗HIV薬が1剤で済む理由

24 NSAIDsによる不妊を心配する女性

25 不妊症治療薬の母乳への影響

26 痛風患者が避けた方がよい鎮痛薬

27 高山病予防に処方された炭酸脱水酵素阻害薬

28 めまい患者にスルピリドが処方された理由

29 痛風治療薬を処方されたベーチェット病患者

30 点眼薬変更後に起きた眼周囲のかぶれ

31 点眼薬の冷蔵保存を忘れたら

32 男性不妊患者に排卵誘発剤が処方された理由

33 吸入ステロイドが変更された理由

34 片頭痛発作薬と予防薬の血圧への影響

35 糖尿病治療薬の用量変更と体重

36 胆石のため脂質異常症治療が中断された患者

37 ARBが処方された脂肪性肝炎患者

38 睡眠時無呼吸症候群に出された喘息薬

39 五十肩の症状緩和に有効な薬剤

40 花粉症と鼻かぜの違いは?

41 喉の異常感とプロトンポンプ阻害薬

42 円形脱毛症患者に花粉症治療薬が出された理由

43 ホルモン補充療法と経口避妊薬の違いを聞く患者

44 リウマチ患者に処方された抗菌薬の効能

45 白衣高血圧患者は服薬の必要があるか

46 特発性血小板減少性紫斑病の治療薬

47 大腸癌患者に追加された葉酸製剤

48 経口脱毛症治療薬で注意すべき副作用

49 口臭の副作用を来す抗アレルギー薬とは

50 ぶどう膜炎患者に検査薬が処方された理由

51 正常眼圧緑内障患者に薬物治療は必要か

52 SSRIとSNRIの違いは何か

53 甲状腺機能低下症に追加された脂質異常症の薬

54 アクトスが脳梗塞の再発を抑制する理由

55 抗血小板薬と止血薬が併用される理由

56 口の痛みに処方された抗てんかん薬

57 乳癌術後2年で経口薬が変更された理由

58 C型肝炎患者にEPA製剤が処方された理由

59 α-GIの種類が変更された理由

60 SU薬からグリニド系薬に変更された糖尿病患者

61 メタボリックシンドロームに処方されたARB

62 三叉神経痛の治療中に出現した発疹

63 抗癌剤治療中に出された下痢予防薬

64 病期に応じた痛風治療薬の変更

65 ビスホスホネート製剤が中止された理由

66 抗菌薬が2種類併用された理由

67 持効型インスリンが処方された理由

68 ビタミンD3製剤服用のタイミング

69 SSRIに抗不安薬が追加された理由

70 糖尿病網膜症を予防する薬剤とは

71 膀胱癌術後に処方された再発予防薬

72 ACE阻害薬とARBが併用された理由

73 NSAIDs坐剤の使用後に出現しためまい

74 ステロイドの副作用を心配する透析患者

75 C型肝炎患者に出されたビタミン剤

76 パーキンソン病治療薬が変更された患者

77 食塩感受性高血圧に適した降圧薬とは

78 晩酌が欠かせない不眠症患者に出された薬

79 喘息患者にしびれや脱力感が生じた理由

80 癌疼痛治療薬が貼付薬に変更された理由

81 蕁麻疹患者にH2ブロッカーが処方された理由

82 ビタミンK製剤が追加併用された骨粗鬆症患者

83 緑内障手術の効果を持続させる薬とは

84 抗菌薬と養命酒との飲み合わせ

85 皮膚のかゆみにステロイドを使用しない理由

86 リスペリドン内用液と混ぜない飲み物とは

87 脳梗塞後の誤嚥性肺炎を予防する薬剤とは

88 褥瘡に対する外用薬の正しい塗り方

89 褥瘡の病期に応じた外用薬の使い分け

90 硝酸系貼付薬が出された帯状疱疹後神経痛

91 抑肝散と利尿薬併用時の注意点

疑義照会

92 とびひにミノマイシンが処方された3歳児

93 抗うつ薬とキサンチン製剤の相互作用

94 整形外科通院中に出されたキノロン系薬

95 脂質異常症患者に処方されたNSAIDs貼付薬

96 抗不安薬の処方変更は妥当か

97 吸入ステロイド使用中に出された抗真菌薬

98 スタチンが処方された肝硬変患者

99 SSRIが処方された高血圧患者

100 SNRI中止後に処方されたMAO阻害薬

索引(疾患名、薬剤名)

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書籍情報

  • ISBN:9784822231880
  • ページ数:224頁
  • 書籍発行日:2014年6月
  • 電子版発売日:2015年10月30日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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特記事項

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