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- 医師が知っておきたい 外来で役立つ栄養・食事療法のポイント
商品情報
内容
一般の内科医がよく診る代表的な14疾患について,医師の立場で知っておきたい栄養・食事指導のポイントを具体的に解説した.
各疾患を2部構成とし,前半は疾患の概要と,栄養・食事療法の必要性を医師が執筆し,後半では患者の症例を提示し,管理栄養士が栄養ケアの基本的な考え方とプランニングを示し,実際にどのような栄養・食事指導をしたら良いのか解説している.
序文
近年,私たちが外来診療で遭遇する疾患の多くは,高血圧,糖尿病,あるいは脂質異常症といった生活習慣病です.これらの疾患は,文字通り不適切な生活習慣に起因していますが,なかでも不適切な食生活,ここでは過剰な栄養摂取が大きく影響していることは間違いありません.
同時に,現代の超高齢社会を反映し,外来患者の多くが高齢者であることも事実です.メタボリックシンドロームに苦悩する高齢者は少なくありませんが,一方で,フレイル(フレイルティ),サルコペニア,さらにはロコモティブシンドロームといった高齢者に特徴的な新たな疾患概念が提唱されるようになってきています.これらの疾患も食生活と関連が深いのですが,メタボリックシンドロームとは全く対極に位置する,低栄養状態がベースにあることが知られています.
こうして,改めて外来患者の現状を考えると,これらの疾患と常に対峙している医師も,もはや栄養・食事療法から目を背けて診療を進めることは難しくなってきていると実感します.また,ここ数年の医学・医療の目覚しい進歩により,学会等によって診療・治療ガイドラインの策定と改訂が繰り返されています.当然,ガイドラインのなかには,重要事項として栄養・食事療法が記載されているものも少なくありません.そうは言っても,一から臨床栄養学を勉強し始めようと思うと気が重くなってきます.おそらく,相当な決意が必要に違いありません.それならば,外来診療において遭遇する機会が多い,しかも栄養・食事療法が重要な疾患だけでも拾い上げて勉強してみよう,その先は,少しずつゆっくり勉強を広げていこう,と考えてもよいのではないでしょうか.そのような先生方に,是非,読んでいただきたいと企画したのが本書です.
本書は,それぞれの疾患を2段階構成にまとめています.前半は,疾患の概要と,その疾患と栄養・食事療法との関連性を総論的に述べています.後半は,症例を提示して,敢えて医師ではなく管理栄養士が,それらの患者に,どのような栄養・食事指導をするのかを具体的に解説しています.また文章は,読みやすく,理解しやすいように,箇条書きの体裁で記載してあります.
本書が,医師,とりわけ外来診療担当の先生方の日常診療に,少しでも貢献できれば望外の幸せです.終わりに,本書の出版にあたり,企画時からご厚情を賜りました株式会社文光堂の浅井麻紀氏および,末冨 聡氏に心から深謝申し上げます.
本書は内科月刊誌Medical Practiceに2011年11月号から2014年3月号まで連載したものに加筆し,単行本としてまとめたものです.
平成27年新春
加藤 昌彦
目次
医師も栄養学を
脂肪肝・NAFLD・NASH
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
慢性肝炎(ウイルス性慢性肝炎)
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
肝硬変(代償性肝硬変,非代償性肝硬変)
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
胃食道逆流症(GERD),逆流性食道炎
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
潰瘍性大腸炎
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
クローン病
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
糖尿病
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
脂質異常症
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
高血圧症
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
高尿酸血症,痛風
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
慢性腎臓病(CKD)
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
摂食・嚥下障害
①疾患概要
②栄養・食事指導の実際
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書籍情報
- ISBN:9784830613883
- ページ数:182頁
- 書籍発行日:2015年2月
- 電子版発売日:2019年10月23日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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