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- CIRCULATION VISUAL BEST 心臓血管外科テクニック Ⅰ 弁膜症編 [動画付き]
商品情報
内容
心臓血管外科手術のゴールド・スタンダードの手技を広く網羅しており、それぞれの執筆者の先生方がハンズオンでの手技のコツを披露。カラー写真も多用されています。
患者説明やコメディカルスタッフへの教育ツールとしても活用できる一冊。
電子版では、付属のDVD動画が本文中の[DVD]と書かれた箇所からリンク再生可能です。本文を閲覧しながら、オフライン状態でも再生できます。
※動画付き製品のため、ご利用の環境によってはダウンロードにお時間がかかる場合がございます。
序文
はじめに
慶應義塾大学医学部外科(心臓血管)教授 四津 良平
心臓弁膜症の外科治療はこの数年で大きく変わってきています.日本胸部外科学会の学術調査によると,本邦において2006年には弁膜症手術は全体で11,798例でありました.大動脈弁単独手術6,306例,僧帽弁単独手術2,358例,大動脈弁兼僧帽弁手術1,172例とそれぞれ年々増加しています.また術式も過去の弁膜症手術のように,単に人工弁で置換するという手術に代わって,可能な限り患者さんのより優れたQOLを目指して大動脈弁や僧帽弁に自己弁を温存・形成する手術が行われるようになりました.弁形成術の方法においても,僧帽弁におけるloop technique法のように新しい形成術が行われるようになってきました.また,ステントレス生体弁のように新しい代用生体弁が開発され,機械弁においてもより有効弁口面積を持つ人工弁が開発されてきました.また,心臓手術における低侵襲化は,Port-Access法をはじめとし,大動脈弁においてはpercutaneously aortic valve implantation(PAI)が臨床の場に出てきました.また弁膜症に合併した心房細動に対する外科治療も近年新たな展開を見せています.
このように新しい心臓弁膜症の外科治療の内容が確実に変わりつつあります.その背景には画像診断を中心とした診断技術の著しい進歩や,体外循環技術の向上,そして新しい手術術式の開発があります.このような時代に,心臓外科医は弁膜症手術における基本的な知識と手技を修練することはもちろん,最新の知識や技術を積極的に習得し患者に寄与しなければなりません.近年の心臓血管外科の学術集会ではハンズオンによる実地トレーニングが若い修練医に人気であります.それぞれの執筆者の先生には,本書でもそのハンズオンでの手技のコツが伝わるようにと広くカラー写真を多用し,DVDを付けて動画を見ることでその術式操作を理解しやすくして,真の専門技術教科書(CIRCULATION VISUAL BESTシリーズ)を目指しました.
本書は心臓血管外科手術のゴールド・スタンダードの手技を広く網羅しており,研修医のみならず,専門医が手術に取り組むとき,そしてコメディカル・スタッフを教育するときなど幅広く活用できるように配慮されています.本文を読み,そしてDVDで動画を見て,テクニックの理解を深めていただき,多くの読者の診療の一助になれば監修者として大きな喜びであります.
本書の執筆にお忙しい中を御協力いただいた諸先生方に深甚の意を表します.メディカ出版のスタッフにも御礼を申し上げます.
2008年11月
目次
第1章 弁膜症の病態と治療戦略
1.僧帽弁狭窄症
2.僧帽弁閉鎖不全症
3.大動脈弁狭窄症
4.大動脈弁閉鎖不全症
5.三尖弁狭窄症
6.三尖弁閉鎖不全症
7.肺動脈弁狭窄症,肺動脈弁閉鎖不全症
8.感染性心内膜炎
第2章 弁膜症の手術
1.僧帽弁形成術:1) loop technique法
1.僧帽弁形成術:2) 僧帽弁へのアプローチと弁形成術の実際
1.僧帽弁形成術:3) 人工腱索ePTFEによる腱索再建術
2.僧帽弁置換術
3.大動脈弁輪拡大術
4.大動脈弁温存手術
5.ステントレス生体弁による大動脈弁置換術
6. 機械弁による大動脈弁置換術-優れた心筋保護法(CARP法)を用いて-
7.生体弁による大動脈弁置換術
8.大動脈弁形成術
9.弁輪膿瘍に対する大動脈弁置換術
10.成人Ross手術
11.低侵襲手術-Port Access法-
12.弁膜症手術時における心房細動の外科
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書籍情報
- ISBN:9784840428569
- ページ数:160頁
- 書籍発行日:2009年2月
- 電子版発売日:2016年3月4日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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