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- 整形外科看護2015年春季増刊 まるごと脊椎 これ1冊 [動画付]
商品情報
内容
脊椎の解剖や解剖学の基本から、おもな脊椎疾患の病態や手術まで詳細に述べられています。
難易度は整形外科の専門研修を始めた医師にも十分な内容となっており、脊椎ケアのエキスパートになれることは間違いありません。
患者さんに安心して手術を受けてもらえる環境づくりの一助となる一冊に。
序文
編集のことば
東京医科歯科大学整形外科学教授
大川 淳
整形外科の外来患者さんのなかでもっとも多いのは、脊椎疾患といわれています。腰痛や肩こりを訴える患者さんがほとんどですが、一部の患者さんは手足のしびれや痛み、動きにくさなどの症状を伴っています。そのために日常生活動作がうまくいかなくなれば手術適応です。脊椎の手術は、神経組織への圧迫を取り除く除圧、上下の脊椎骨を癒合させる固定、曲がりを治す矯正の組み合わせで構成されます。どのような手術であっても術後管理がたいへん重要で、最終的な成績に大きく影響します。
合併症では、とくに術後硬膜外血腫は再手術のタイミングを逃がすと永続的な麻痺を残すことになります。術後の麻痺の有無のチェックには、術者だけでなく受け持ち看護師も大きな役割を担います。異常を遅滞なく察知し、医師に連絡することが大切です。
合併症の管理はベッドサイドで気を付けていれば自然と身に付くわけではありません。見ようと心がけないと、患者さんの異常に気付きません。解剖学と神経診察の基本を身に付け、患者さんの術前の症状を正確に把握し、手術の内容を理解することで、適切な視点を持つことができるようになります。
本書では、脊椎の解剖や神経学の基本から、おもな脊椎疾患の病態や手術までたいへん詳しく述べられています。難易度としては整形外科の専門研修を始めた医師にも十分なくらいで、すべてを理解しマスターすれば、脊椎外科看護のエキスパートになれることは間違いありません。本書が、複雑な脊椎外科手術においてチーム医療を実践し、患者さんに安心して手術を受けてもらえる環境づくりの一助になれば幸いです。
目次
・編者のことば
・本書の使い方
【第1章 脊椎の解剖】
◆1 骨
◆2 筋
◆3 神経
◆4 血管
◆5 神経学的診断と麻痺チェックのポイント
◆6 コラム:脊椎解剖の覚え方
【第2章 脊椎疾患の知識と手術にいたるまでの治療】
◆1 頚椎症性脊髄症および頚椎症性神経根症
◆2 頚椎後縦靱帯骨化症
◆3 骨粗鬆症性椎体骨折
◆4 腰椎椎間板ヘルニア
◆5 腰部脊柱管狭窄症
◆6 腰椎変性すべり症
◆7 腰椎分離症および腰椎分離すべり症
◆8 化膿性脊椎炎
◆9 脊髄損傷
◆10 脊髄腫瘍
◆11 転移性脊椎腫瘍
◆12 その他の脊椎疾患
<もっと脊椎看護を学びたい人のための解説ページ>
◆13 よく使う薬剤とナースが知っておくべきポイント
◆14 よく使う装具の装着法
◆15 神経根ブロック介助の手順
◆16 脊椎介達牽引治療のポイント
◆17 運動療法
◆18 コラム:脊椎疾患名の覚え方
【第3章 手術と看護】
◆1 疾患と手術の対応表
◆2 頚椎前方除圧固定術
◆3 頚椎後方除圧術(椎弓形成術)
◆4 頚椎後方除圧固定術
◆5 腰椎後方除圧術
◆6 腰椎後方除圧固定術
◆7 椎間板摘出術
◆8 椎体形成術
◆9 転移性脊椎腫瘍に対する後方除圧固定術
◆10 特発性側弯症に対する後方矯正固定術
<もっと脊椎看護を学びたい人のための解説ページ>
◆11 とくに気をつけたい脊椎術後合併症のポイント
◆12 脊椎術後の日常生活の看護のポイント
◆13 脊髄損傷患者に対する看護のポイント
◆14 脊髄腫瘍患者に対する看護のポイント
◆15 術後リハビリテーション
◆16 コラム:脊椎手術による術後せん妄
【巻末付録 そのまま使える退院指導パンフレット】
◆1 保存治療を行った腰椎患者の退院指導パンフレット
◆2 手術治療を行った腰椎患者の退院指導パンフレット
・索引
・執筆者一覧
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書籍情報
- ISBN:9784840451932
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2015年5月
- 電子版発売日:2015年11月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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