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- CIRCULATION Up-to-Date Books12 Dr.チサトの考えながら撮る心エコー[動画付き]
商品情報
内容
何を目的としてどのように撮るかを常に考えさせる、天理よろづ相談所病院の心エコー室で毎週行っている、研修医や技師とのカンファレンスの一部を切り出したものです。
電子版では、動画は本文中の再生ボタンをタップして、本文を読みながら閲覧することができます。
CIRCULATION Up-to-Date Booksシリーズ
序文
はじめに
心臓は言うまでもなく「動いている臓器」です.動いているからこそ面白い.そしてこの"動いている"臓器の評価に最も適しているのが,心エコー図検査です.心エコー図検査では,形態異常のみならず,ドプラを用いて血流や血行動態を評価することが可能です.しかしだからこそ,「考えて検査すること」が重要になってきます.考えて検査するからこそ見えてくるもの,わかってくる病態があるのです.
「最近の若い人は......」と言うと,年寄りの常套句であり,自分自身を"若い人"だといまだに思っている私としてはあまり言いたくはないが,敢えて言うと,最近の若い人は,教科書に書いていることを覚えたり,マニュアルを作ったりするのは得意なように思えます.しかし一方で,その臨床的な意義づけやその裏にあるピットフォールを必ずしも考えているとは思えません.今後自分でさまざまな患者さんに対応していくには,教科書の丸暗記ではなく,いろんな方向から,自分で「考えること」が重要だと思います.
その考える題材として,心エコー図検査は最適です.循環器を専攻しない 人でも,自分の患者さんが息切れを訴えられたり,聴診すると心雑音が聴取されたりすることがあるでしょう.そんなときに行われる検査が心エコー図検査です.簡単な原理さえわかっていれば,循環器内科医ではなくても,心エコー所見から自分で考えてディスカッションすることができます.循環器疾患は理論的です.ある意味,研修医がベテラン循環器内科医と対等にディスカッションすることが可能なのです.しかしそのためには,自分で理論立てて考える能力を身に付ける必要があります.
本書は,天理よろづ相談所病院の心エコー室で毎週行っている,研修医や技師さんとのカンファレンスの一部を切り出したものです.自分で理論立てて考える能力を身に付ける,本書がその一助になればこんなに嬉しいことはありません.
最後に,本書発刊のきっかけを作ってくださった天理よろづ相談所病院循環器内科の中川義久先生,そして企画から刊行まで多大なご尽力をいただきましたメディカ出版の出路賢之介氏と柚木尚登氏に心より感謝いたします.
2016 年2 月
天理よろづ相談所病院
循環器内科副部長・救急診療部部長
泉 知里
目次
・はじめに
・執筆者一覧
・WEB動画の視聴方法
【カンファレンス 1】まずは正常心エコーを理解する
◆コラム 右室と左室の違い
【カンファレンス 2】右心系拡大の症例を見たら?
【カンファレンス 3】経皮的心肺補助装置(PCPS)下でのエコー
【カンファレンス 4】息切れを訴えた症例 このエコーどう読む?
◆コラム 左室流入血流速度波形
【カンファレンス 5】心室瘤を見たら?
【カンファレンス 6】開心術後の下大静脈拡大症例を見たら?
◆コラム1 収縮性心膜炎でみられる左室流入血流速度/右室流入血流速度の呼吸性変動とその機序
◆コラム2 Effusive constrictive pericarditis って何?
【カンファレンス 7】この症例,人工弁機能不全?
◆コラム1 人工弁の種類と選択
◆コラム2 二葉機械弁の機能と評価
【カンファレンス 8】肺塞栓症の心エコー所見
【カンファレンス 9】スポーツをしている若年男性のエコー これって正常?
◆コラム 運動によって心臓に障害は引き起こされる?
【カンファレンス 10】原因不明の低酸素血症の症例をエコーでどうアプローチする?
◆コラム1 コントラストエコーの方法と判定
◆コラム2 Platypnea orthodeoxia syndrome
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書籍情報
- ISBN:9784840457842
- ページ数:156頁
- 書籍発行日:2016年4月
- 電子版発売日:2016年9月30日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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