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- US Labシリーズ3 腹部超音波検査の あっ!?あれ何だっけ?
商品情報
内容
装置の立ち上げから画像の取得・判断など、検査を適切に行うための最低限の知識が盛り込まれたUS Lubシリーズ第3弾!これから超音波検査をはじめる方、他領域は経験があるが腹部は初めてという方にも活用してもらえる一冊です。
序文
はじめに
超音波検査を依頼されて「あれー、なんかいつもと違う? 見えにくいなぁ?」「胆囊がなんか腫れているように見えるけど、何cm以上が腫大だっけ?」「膵管径ってどのように計測したかなぁ?」などと思いながらもとりあえず検査を行い、よくわからなかったことは描出不良として要CT検査としたことはないでしょうか? 検査を施行し報酬を得る以上は、プロ意識を持ちどんな条件であってもベストパフォーマンスを発揮することが患者さんに対する医療貢献です。
本書では、装置を立ち上げてから、報告に適した超音波画像を取得し、正常か異常かの判断など、検査を適切に行うための最低限の知識を盛り込むことを狙いとしています。そのため、「肝細胞癌のハローは病理学的にどの部分を意味するのか」とか「多重反射は超音波の工学的な原理の......」というような専門的な論説はすべて専門書やガイドライン、各学会の診断基準に委ねました。
検査をはじめるにあたっての諸条件の選択調節方法、客観性を高めるための走査手順、その代表的な超音波画像、目的の臓器を的確に描出するための解剖学の確認と撮影のコツ、さらには判定の際に重要となる項目を記載しています。ほかにも、スクリーニングで観察する以外の腹部臓器の描出のポイント、評価方法のコツについてまとめています。これから超音波検査をはじめる方や、心臓などほかの領域は施行経験があるが腹部は初めてなどという方に、日々の超音波検査がスムーズに施行できるよう活用頂ければ幸いです。
2017年4月
小川 眞広
目次
・はじめに
第1章 良い画像を撮るための必須事項は?
◆検査を始める前に
◆プローブ・周波数
◆プローブの持ち方
◆腹部の観察画面の大きさ(拡大率)
◆装置の条件設定
◆体位変換
◆被検者の条件
◆その他の注意
第2章 目的の臓器を描出するのに必要な解剖学の知識は?
◆なぜ解剖学が必要なのか
◆解剖図(1)(正面から見た図)
◆解剖図(2)(右側から見た図)
◆解剖図(3)(左側から見た図)
◆解剖図(4)(下面から見た図)
◆肝臓
◆胆囊
◆膵臓
◆脾臓・腎臓
第3章 腹部スクリーニング検査の撮影順と方法は?
◆客観性のある画像を撮影しよう
◆25 断面一覧
(1)左肋間走査(右側臥位:左側腹部~肋間走査)<左腎>
(2)左肋間走査(右側臥位:左側腹部~肋間走査)<脾臓>
(3)左肋間走査(背臥位:左側腹部~肋間走査)<膵尾部>
(4)正中縦走査<腹部大動脈>
(5)正中縦走査<肝左葉、腹部大動脈、膵体部、胃>
(6)正中縦走査<肝左葉(下大静脈面)・下大静脈・尾状葉S1>
(7)正中縦走査<膵頭部~膵鉤部>
(8)正中横走査<膵体部>
(9)正中横走査<膵体部、膵管計測>
(10)正中斜走査<膵尾部>
(11)正中斜走査<膵頭部~膵鉤部>
(12)右肋骨弓下斜走査<胆囊体部>
(13)右肋骨弓下縦走査<胆囊底部~頸部>
(14)右肋骨弓下斜走査<肝外胆管>
(15)右肋間走査<胆囊体部>
(16)正中横走査~左肋骨弓下斜走査<肝左葉:尾状葉S1・外側上区域S2・外側下区域S3>
(17)正中横走査<肝左葉:内側区域S4・門脈左枝臍部>
(18)右肋骨弓下斜走査<肝右葉:前下区域S5>
(19)右肋骨弓下斜走査<肝右葉:後下区域S6・後上区域S7>
(20)右肋骨弓下斜走査<肝右葉:前上区域S8>
(21)右肋骨弓下斜走査<肝静脈・肝右葉:後上区域S7・前上区域S8>
(22)右肋間走査<肝右葉:前上区域S8>
(23)右肋間走査<肝右葉:前下区域S5>
(24)右肋間走査<肝右葉:後上区域S7>
(25)右肋間走査<肝右葉:後下区域S6、右腎>
第4章 ほかの臓器はどうやって見る?
◆胃
◆小腸(十二指腸・空腸・回腸)
◆虫垂・回盲部
◆大腸
◆膀胱
◆前立腺
◆子宮・卵巣
◆皮膚・腹膜
第5章 評価はどのようにすれば良い?
◆腹部大動脈の評価方法
◆下大静脈の評価方法
◆体腔液の評価方法
◆腹水の評価部位
◆空気の評価方法
◆びまん性肝疾患の評価方法
◆脂肪肝の評価方法
◆腫瘤性病変の評価方法
◆胆囊の評価方法
◆膵臓の評価方法
◆腎臓・泌尿器系の評価方法
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書籍情報
- ISBN:9784840461603
- ページ数:192頁
- 書籍発行日:2017年6月
- 電子版発売日:2017年11月2日
- 判:B6変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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