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- エマージェンシー・ケア2018年新春増刊 ビジュアルでわかる 救急・ICU患者の ME機器からみた 呼吸・循環管理
商品情報
内容
救急・ICUで欠かせない呼吸・循環管理を、ME機器の使いかた・特徴を通してドクターがわかりやすく解説! 臨床で特に注意すべき点はER・ICUそれぞれの「ナーシングポイント」で、よくある看護のギモンは「Q&A」でしっかりフォロー!
序文
はじめに
"ICUの扉が開いて中へ足を踏み入れるとピッピッ......タッタッタ......ピンポンピンポン、ヒューヒューと何やら騒がしい音が耳に飛び込んできます。ちょっと緊張感が高まり中へ進むと、一定のリズムで波打つ線や数値が、赤・青・黄・緑などカラフルに表示される画面があちらこちらから目に飛び込んできます。もうあなた自身も高鳴る心拍をドキンドキンと感じずにはいられないですよね。
医師は患者の病態を判断し、治療や管理のために必要なモニターや機能補助装置、治療機器を装着します。しかし、看護師はそうした機器の装着を指示されたり、すでに機器が装着された患者さんの入室を受け入れて管理していくものです。つまり、医師はそれぞれの患者の病態からモニタリングや補助・治療機器の必要性を考えるのですが、看護師の視点は逆なのかもしれません。時に装着された機器から患者の病態を考え、時には機器から重点的に観察するべきポイントを見出しているのではないでしょうか。
本誌では「看護師・研修医・臨床工学技士のための救急・ICUのME機器らくらく攻略ブック」と題して日本大学病院 三木隆弘先生編集の2016 年新春増刊を刊行して大好評を得ました。今回の増刊では観点を変えて、使用する機器からどのような病態が見えてくるのかをピックアップしてみました。医師の立場から「看護師の皆さんにここを注意して観てほしい」「こうした変化は〇〇が生じていることがわかる!」といった切り口で構成したので、多くのエキスパート医師を中心に著者として選定しました。現場で皆さんが遭遇する疑問や戸惑いも実例を挙げて看護師の問いに医師が答えるコーナーも取り上げてみました。きっとアル!アル!と思っていただけるのではないでしょうか。患者に装着された機器から呼吸循環病態をどう解析できるのか一緒に学んでみましょう。
明日からICUの扉が開いたとき、心配や不安のドキドキでなく、期待と希望のトキメキをあなたは感じるはずです。
阿南 英明
藤沢市民病院
診療部長・救命救急センター長
目次
はじめに
執筆者一覧
1章 呼吸管理とME機器
A 呼吸管理とは?
B ME機器からみた呼吸管理
1. パルスオキシメーター
2. カプノメーター
3. 酸素療法
4. 人工呼吸器
5. V-V ECMO
2章 循環管理とME機器
A 循環管理とは?
B ME機器からみた循環管理
1. 心電図モニター、動脈圧モニター
2. スワンガンツカテーテル
3. フロートラックセンサー
4. 輸液ポンプ
5. 除細動器
6. ペースメーカー
7. 大動脈内バルーンパンピング(IABP)
8. 経皮的心肺補助装置(PCPS)
9. 低体温装置(体温管理装置)
3章 血液浄化療法とME機器
1. 血漿交換(PE)
2. 血漿吸着療法
3. 持続的腎代替療法(CRRT)
4章 ME機器のナースのギモンを解決!
CASE 1 CRRT施行中に脱血不良のアラームが鳴って停止してしまいます。何を確認してどうすればよいでしょうか?
CASE 2 CRRT施行中の回路内凝固はどうすればよいのでしょうか?
CASE 3 CRRT施行中に血圧の低下など循環動態が悪化します。何が原因でどうすればよいのでしょうか?
CASE 4 NPPVを嫌がる患者はどうしたらよいですか?
CASE 5 NPPVとHFNCはどのように使い分けるの?
CASE 6 NPPV中の経腸栄養をする際の注意点を教えてください。
CASE 7 ECMOでよく脱血不良になります。どのようなことを疑い、どのように対処したらよいですか
CASE 8 ICU管理で出現する心房細動。フロートラックセンサーなどの機器の数値は参考になるの?
CASE 9 肺動脈カテーテル(スワンガンツカテーテル)による循環評価は必要?
CASE 10 人工呼吸器管理(陽圧換気)中の中心静脈圧(CVP)は参考になるの?
CASE 11 出血性病態のECMO管理はどうすればよいですか?
CASE 12 心肺停止後の患者にA-V ECMO(PCPS)を装着した際のEtCO2 の意義がわかりません
CASE 13 ペースメーカーが作動しているときと作動していないときの違いは?
CASE 14 ペースメーカーにはVVI やDDDといった設定がありますが、その設定の選択判断を教えてください。
CASE 15 植込み型ペースメーカー患者に除細動を行うときの注意点を教えてください。
CASE 16 患者が頻脈でIABPがうまく作動していないとき、どうすればよいですか?
CASE 17 IABP挿入中の下肢症状、どう対処すればよいでしょうか?
CASE 18 IABP挿入中に患者が急変しました。どうすれば......。
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書籍情報
- ISBN:9784840462952
- ページ数:224頁
- 書籍発行日:2018年1月
- 電子版発売日:2018年7月20日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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