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- ファーストタッチ 人工呼吸器
商品情報
内容
こんな解説書を待っていた！ 温かみのある線画の図解で、人工呼吸器の構造・取り扱いから設定・換気モード・グラフィック、そして患者ケアまでが手に取るようにわかる。人工呼吸器をサクッと理解し、深く使いこなすためのイラストレイテッド・マニュアル。
■オススメ書籍
世界でいちばん愉快に人工呼吸管理がわかる本 / 世界でいちばん簡単に血ガスがわかる、使いこなせる本 / 早わかり人工呼吸器換気モード超入門
序文
はじめに
人工呼吸管理はとても奥が深く、勉強しても勉強してもなかなか足りるものではないのではないでしょうか。モードや設定だけでなく、患者さんの管理に操作方法、関連する物品など、覚えることも身につけることも本当にたくさんあります。専門用語に英語に略語、同じ意味であってもメーカーごとに表記が異なることも珍しくありません。
私も初めて臨床工学技士として人工呼吸管理に携わったときは何をどうすればよいのかさっぱりわかりませんでしたが、いろんな雑誌や文献を参考にしつつ臨床経験を重ねることで、さまざまな知識や技術を身につけてきました。やがて教わることよりも伝えることが増えてくると不思議なことに気づきます。私が新人だった頃と今では管理方法も装置も様変わりしていますが、後輩や看護師さん、研修医の先生に聞かれることは月日を経てもあまり変わりがなく、でもとてもシンプルですが意外と重要だったりします。
人工呼吸器の専門書はたくさん存在し、とてもわかりやすいものからプロフェッショナル向けまで多くあります。この本は人工呼吸管理をする上で、当たり前のことは当たり前に、それ以上に臨床の現場でこそ、現場だからこそ、人工呼吸器のこんなことを「知りたい！」と思う知識をたくさん詰め込みました。初めて人工呼吸器と向かい合ったときにつまずいてしまうのは、意外とシンプルで当たり前すぎて、普段は気づかなかったり見過ごしたりしていたりする「ちょっとしたこと」ではないでしょうか？ 「なんで先生はこんな設定にしたんだろう？」「こんなときはどこに問題があって、どうすれば解決できるんだろう？」。困ったときやわからないことがあったときにページをめくって探してみてください。みなさんの本当に知りたいことがきっと見つかると思います。
2017年12月
石橋 一馬
目次
はじめに
略語集
第1章 人工呼吸器の種類と構造
（1）人工呼吸器の種類
（2）人工呼吸器の構成･･･本体編
（3）人工呼吸器の構成･･･回路編
（4）加温加湿の目的
（5）加温加湿器のしくみ
（6）人工鼻（HME）
（7）ネブライザー療法
（8）人工呼吸器の駆動源
第2章 人工呼吸器の準備から片づけまで
（1）人工呼吸器の準備
（2）人工呼吸療法中の操作
（3）人工呼吸器のスタンバイモード、終了、片づけ
（4）人工呼吸器を装着した患者さんの搬送
（5）磁場、電磁波などの発生する環境での呼吸療法
（6）人工呼吸器を用いた非侵襲的人工呼吸
（7）人工呼吸器の準備（在宅編）
（8）人工呼吸器の操作方法（在宅編）
第3章 設定と換気モード
（1）代表的な設定項目
（2）詳細な設定項目
（3）換気補助のための設定ポイント
（4）酸素化補助のための設定ポイント
（5）換気様式（量規定換気と圧規定換気）
（6）換気方式（強制換気とサポート換気）
（7）A/C（アシストコントロール；補助調節換気）
（8）SIMV（同期式間欠的強制換気）
（9）CPAP（持続気道陽圧）
（10）BIPAP（二相性気道陽圧）
（11）APRV（気道圧開放換気）
第4章 グラフィックモニターとアラーム
（1）グラフィックモニターの種類
（2）量規定換気（VCV）波形の特徴
（3）圧規定換気（PCV）波形の特徴
（4）プレッシャーサポート（PS）波形の特徴
（5）二酸化炭素呼出曲線（カプノグラム）の特徴
（6）グラフィックとともに見る人工呼吸器の測定値
（7）アラームの原因と設定のポイント
（8）トラブルと対応方法･･･回路リーク
（9）トラブルと対応方法･･･回路の閉塞や狭窄
（10）トラブルと対応方法･･･設定編(1)ファイティング
（11）トラブルと対応方法･･･設定編(2)その他
第5章 人工呼吸管理中のケア
（1）気管チューブ、カフの管理
（2）気管チューブ固定
（3）気管吸引のポイント
（4）用手換気装置(1)リザーバー付きバッグバルブマスク
（5）用手換気装置(2)ジャクソンリース回路
（6）人工呼吸器の回路交換
第6章 人工呼吸器からの離脱
（1）人工呼吸器からの離脱をはじめよう
（2）自発覚醒トライアル（SAT）
（3）自発呼吸トライアル（SBT）
（4）抜管前の危険因子の評価
（5）カフリークテスト
（6）抜管とその後の観察
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書籍情報
- ISBN：9784840465021
- ページ数：184頁
- 書籍発行日：2018年3月
- 電子版発売日：2018年10月5日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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