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- 経口糖尿病薬の新展開―病態プロファイルと最適薬剤選択の決め手―
商品情報
内容
SU薬、グリニド薬、α-グルコシダーゼ阻害薬、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、DPP-4阻害薬の6種類の経口糖尿病薬について、種類と特性,選択の指標、そしてインスリン注射の導入を見誤らないための限界といった基本知識から、病態・検査値からみた薬剤の選択基準、処方の実際、注意点まで詳しく解説。
序文
序
インクレチン関連薬が2009 年末にわが国で発売されてからわずか2 年半の間に,糖尿病治療はすっかり変貌した。この間に4 種類のDPP-4 阻害薬と2 種類のGLP-1 受容体作動薬が発売され,糖尿病専門医はもちろんのこと,多くの非専門医の間でも大いに注目され,すでに200 万人以上の2型糖尿病患者にこれらのインクレチン関連薬が処方されている。
インクレチン関連薬の登場により,わが国では現在SU 薬,グリニド薬,α- グルコシダーゼ阻害薬,ビグアナイド薬,チアゾリジン薬,DPP-4 阻害薬の6 種類の経口糖尿病薬が存在する。糖尿病の病態を把握しながら,その時々で最適の薬剤を処方する必要がある。 本書は,「経口糖尿病薬の新展開〜病態プロファイルと最適薬剤選択の決め手〜」と題し,これら6 種類の経口糖尿病薬について,最新の知見と病態に応じた最適薬剤処方の実際をわかりやすく解説している。さらに,GLP-1 受容体作動薬についても,注射薬ではあるがインスリンとは異なりインスリンの代替えとはならないという観点から併せて解説した。
具体的には,これらの薬剤の種類と特性,選択の指標,そしてインスリン注射の導入を見誤らないための限界といった基本知識から,病態・検査値からみた薬剤の選択基準,処方の実際,注意点まで詳しく解説している。さらに,実際の患者さんに処方する場合,病態に応じて,まず最初に何を処方するか,最初の薬剤で良好な血糖コントロールが得られない場合に次に何を処方するかといった,より実践的な踏み込んだ内容とした。また,様々な合併症を有する糖尿病患者にはどのような点に注意して薬剤を選択すればよいのか,合併症別に解説した。最後に,SU 薬とインクレチン関連薬併用による重症低血糖,インスリンからGLP-1 受容体作動薬への切り替えによる高血糖,高用量メトホルミンといったいくつかの話題についても取り上げ,最新の情報を盛り込んだ。
最後に,ご多忙の中それぞれの分野の第一人者である先生方にご執筆いただいた。ここに深謝申し上げる。読者の明日からの糖尿病診療のお役に立てば,この上ない喜びである。
2012年5月
稲垣 暢也
京都大学大学院医学研究科 糖尿病・栄養内科学
目次
1.経口糖尿病薬の選択における基本知識
・経口血糖降下薬の種類と特性-SU薬からインクレチン薬まで-
・経口薬選択の指標-患者のプロファイルから何を読み取るか-
・経口薬の限界-インスリン注射の導入を見誤らない-
2.薬剤選択の実際
・病態・検査値からみた薬剤選択―選択基準・処方の実際・注意点
SU薬
グリニド薬
α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI)
ビグアナイド薬
チアゾリジン薬
DPP-4阻害薬
GLP-1受容体作動薬
・経口薬選択の実際
病態に応じた最初の一手-まず最初にどの薬剤を用いるか?
最初の薬剤で良好な血糖コントロールが得られない場合,次の一手は?
-α-GIやグリニド薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
-SU薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
-ビグアナイド薬で良好な血糖コントロールが得られない場合
・合併症を有する患者における薬剤選択と注意点
肥満
動脈硬化症
腎症
網膜症の内科的治療
神経障害
・高齢患者における薬剤選択と注意点
3.トピックス
・SU薬とインクレチン関連薬併用による低血糖
・α-GI・ビグアナイド薬とインクレチンの併用
・インスリンからGLP-1受容体作動薬への切り替えによる高血糖
・チアゾリジン薬と骨折
・α-グルコシダーゼ阻害薬・グリニド薬による食後高血糖改善と大血管イベントに関する大規模スタディ
・高用量メトホルミン
・インスリンとDPP-4阻害薬の併用
4.薬剤一覧
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書籍情報
- ISBN:9784862700407
- ページ数:214頁
- 書籍発行日:2012年6月
- 電子版発売日:2018年6月8日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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