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- 野球ヒジ診療ハンドブック―肘の診断から治療,検診まで―
商品情報
内容
スポーツ整形に携わる医師はもちろん、理学療法士、作業療法士、看護師、鍼灸師・柔道整復師、アスレチックトレーナー、野球チームの指導者や保護者の方まで必読の一冊。
序文
発刊に寄せて
現役時代から沢山の野球教室に足を運ばせてもらっている.私にとって野球少年たちとの触れ合いは,何事にも変えがたい大切な時間の一つである.
子どもたちが,青空のもとで野球というスポーツを本当に楽しそうにプレーしている姿は眩いほどにキラキラと輝いている.野球界にとってはまさに宝であり,未来であり,将来そのものである.
しかし,野球教室に行くと肩や肘の障害に悩む子どもたちの姿も同時に目の当りにすることになる.子どもたちを前に,「一度でも肩や肘に痛みを感じたことがある人はいるかな?」と,問いかけると,およそ半数の手が上がることに毎回驚かされている.
この現実に直面し,いち早くから子どもたちを守る活動に尽力されている医師の方々には,野球界に携わる一人として,感謝の気持ちでいっぱいである.
それらの先生方の手により,昨年の「よくわかる野球肘」に続き,「野球ヒジ診療ハンドブック―肘の診断から治療,検診まで―」が刊行された.
「野球肘検診」がなぜ重要なのか.「離断性骨軟骨炎」の初期は自覚症状に乏しく,痛みを感じた段階で既に進行期に入っている.治る確率は,発見時が初期と進行期ではその後の運命を大きく左右するのだ.ならば,一人でも多くの子どもたちに「野球肘検診」を受けてほしい.本書は,このような「知ることで守ることができる」情報が凝縮されている.
私はこの春,スポーツ医学を学ぶために50歳にして大学院の門をくぐった.僭越ながら様々な見識を得ることで少しでも子どもたちを救う一助となれば,と考えている.今回,編集に当たられた先生方にもご教授を賜りながら,少なからず得た経験を次の世代に生かすことで野球界への恩返しとなれば幸いである.
すべての野球関係者にとって必須のバイブルとなる本書の編集,刊行に心から感謝したい.
工藤 公康
目次
Ⅰ.はじめに
野球肘の捉え方と分類
Ⅱ.肘の解剖
関節・靱帯・筋の構造と機能
①関節の構造と機能
②内側・外側の支持組織
③障害との関わりで注目すべき筋群
Ⅲ.投球障害肘の診察
1.肘の局所診察
①問診で何を聞き出すか
②肘の理学所見の取り方
③画像検査の進め方
2.身体機能全般の診方
肘以外の何処を診るか
コラム:外傷と障害の違い
Ⅳ.肘の内側の痛み―原因へのアプローチ―
1.内側上顆障害
①病態と画像検査
②病期
③保存的対応 概念と具体的内容
2.内側支持機構障害
①年齢と障害されやすい部位
②内側上顆の裂離損傷
③尺骨鉤状結節の剝離損傷
④内側側副靱帯損傷
3.内側上顆および内側骨端複合体の骨端線障害
4.尺骨神経障害と胸郭出口症候群
①尺骨神経障害
②胸郭出口症候群
Ⅴ.離断性骨軟骨炎の病態と治療
1.離断性骨軟骨炎の病態
①病態について
②病期について
コラム:野球肘検診について 学童期の離断性骨軟骨炎に対する検診
2.離断性骨軟骨炎の画像検査
①単純X線とCT
②超音波検査で何を診るか
コラム:検診と健診,メディカルチェックとの違い
③MRIで何を診るか
3.離断性骨軟骨炎の治療
①保存療法
②保存的対応での治癒過程
③保存的対応の実際
④手術治療 術式の選択
⑤障害パターンや病巣の大きさからみた治療選択
Ⅵ.腕尺関節の障害
腕尺関節の骨軟骨障害と滑車の離断性骨軟骨炎
Ⅶ.肘頭の過労性骨障害
1.肘頭の疲労骨折
2.肘頭の骨端線障害
コラム:上腕骨近位骨端線障害
3.肘頭先端部の骨軟骨障害
4.肘頭の難治性疲労骨折
索引
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書籍情報
- ISBN:9784865192049
- ページ数:160頁
- 書籍発行日:2014年9月
- 電子版発売日:2019年11月22日
- 判:B5変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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