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- 実践 肩のこり・痛みの診かた治しかた
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商品情報
内容
“肩こりやその周辺の痛み”というのは、非常にポピュラーな愁訴でありながら、その定義も曖昧で病態や治療指針に対する明確なコンセンサスは必ずしも得られていないのが現状。本書は、様々な角度から「肩こり・痛み」をとらえ、オリジナリティー溢れる視点で、そのメカニズムと対処法をわかりやすく解説した、渾身の一冊!
序文
全日本病院出版会の担当者より今回の編集企画の話を頂いたときに,まず最初に感じた印象は, これは大変な仕事になるなであった.依頼され企画するほうも大変であるが,依頼されて論文に仕上げるほうはなお大変であろうと.というのも 肩こりやその周辺の痛みというのは,非常にポピュラーな愁訴でありながら,その定義も曖昧で病態や治療指針に対する明確なコンセンサスは必ずしも得られておらず,整形外科医も理学療法士も独自の視点で独自の方法で日々対処しているものと考えられるからである.そこで,僭越ながら,自分が今までお付き合いさせて頂いてきた大先輩から友人および新進気鋭の先生方まで,敢えて忙しい中お骨折りをお願いしてしまった次第である.さて,今回,出来上がってきた原稿を一通り目にして感じたことは, これは物凄いものが出来上がったなであった.予想通り,様々な角度から 肩こり・痛みをとらえ,それぞれがオリジナリティー溢れる論文になっており非常に興味深く仕上がっているのである.過去にここまで 肩こり・痛みをテーマにして病態・治療法について掘り下げた書物は皆無であろう.
肩こり・痛みは一般的に,本態性,症候性,心因性に分類される.本書では,まず 肩こり・痛みの歴史と分類を三笠元彦先生に,肩甲帯の解剖について秋田恵一先生に述べて頂いた.症候性肩こりについては,脊椎外科医の立場から川口善治先生に,また,肩関節外科医の立場から小川清久先生,鈴木一秀先生にそれぞれ述べて頂いた.本態性肩こりについては,理学療法士の立場から林典雄先生に,また,機能診断に造詣の深い浜田純一郎先生に独自の視点からそれぞれ述べて頂いた.さらに,スポーツ選手に見られる 肩こり・痛みについては藤井康成先生に述べて頂いた.整形外科医でありながら心療内科のスペシャリストでもある喜山克彦先生には,心身医学の立場からみた 肩こり・痛みについてそのメカニズムと対処法につき詳細に述べて頂いた.また, 肩こり・痛みの治療になくてはならない存在の理学療法士の先生方には,敢えて異なった施設の複数の先生方に登場して頂いた.すなわち,船橋整形外科から鈴木智先生,昭和大学藤が丘リハビリテーション病院から千葉慎一先生,徒手的理学療法研究会を代表して藤縄理先生,JFE川鉄千葉病院から髙間省吾先生,清泉クリニックから渡邉純先生という錚々たる面々に,それぞれ評価と治療法について独自の視点から述べて頂いた.最後に, 肩こり・痛みの予防のための寝具指導について山田朱織先生に述べて頂いた.
本書は以上のように,多士済済の先生方の手によるディープかつバラエティーに富んだ内容になっている.ジャンルを問わず,是非とも多くの医療従事者に読んで頂きたい会心の書である.
菅谷 啓之
目次
A 肩こり・痛みを知る
肩こりと痛みの歴史と分類
肩甲帯の解剖からみた肩こり・痛み
頚椎由来の肩こり・痛み
肩甲部にこりと痛みを生じさせる肩関節・肩甲部の疾患・陳旧性外傷
心身医学(医療)からみた肩こり・痛み
理学療法士からみた肩こり・痛みのメカニズム
B 実践 肩こり・痛みを診る治す
肩こりの文化的背景および原発性肩こりの診察と治療法
頚椎由来の肩こり・痛みの対処法
肩関節由来の肩こり・痛みの対処法
スポーツ選手にみられる肩のこり・痛みの対処法
肩こり・痛みに対する心身医学的アプローチ
肩こり・痛みに対する理学療法
肩こり・痛みに対する運動療法
肩こり・痛みに対する徒手療法
肩こり・痛みに対する運動学的アプローチ
C 肩こり・痛みを予防する
肩こり・痛みの予防のための身体調整法
肩こり・痛みの予防治療のための寝具指導
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書籍情報
- ISBN:9784881170458
- ページ数:144頁
- 書籍発行日:2008年12月
- 電子版発売日:2014年9月12日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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