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- 救急・集中治療(27巻5・6号)重症病態を診る!モニタリングの魅力
商品情報
内容
モニタリングを理解し、その手段をもって重症患者の病態を読み解き、救命率、生存率の向上へつなげることを目的とされた本書は、現在各領域の第一人者の先生方が執筆を担当!
モニタリングを理解するための解説がわかりやすく述べられており、さらに、破傷風の交感神経ストーム、産科領域の出血、心臓血管手術の周術期管理など、直接診ることのない症例や病態に対しても、わかりやすく説かれています。
序文
日本の急性期医療を担う先生方に役に立つ企画ということで,モニタリングを理解し,その手段をもって重症患者の病態を読み解き,救命率,生存率の向上へつなげることを目的として,立案させて頂きました.執筆者は,現在各領域の第一人者の先生方にお願いしました.
心肺停止患者の救命率はAED の導入,教育の普及等により向上しています.一方,心拍再開後の全身管理の重要性はエビデンスとして高くなりました.長期予後の早期診断や全身管理に脳酸素飽和度モニターが使用されています.蘇生後意識障害に対して,最近では低体温にまではしないでも,高温にしなければよいとの報告も少なくないようですが,その際の体温管理,脳波モニターについてわかりやすく述べられています.
脳卒中,外傷,心疾患,呼吸器疾患の患者の全身管理は,それぞれ特色があり,病態を見誤ると予期しない転帰を迎えます.また,開心術,開胸術,開腹術,開頭術等,過大侵襲の加わった患者の術後管理に難渋することも少なくありません.それらに対して,動脈圧モニター,心電図モニター,肺動脈圧・中心静脈圧モニター,呼気炭酸ガスモニター,酸素飽和度モニター等,日常よく使用されているモニターによる重症病態の判断と読み方を解説します.
さらには,今後普及するであろう血液凝固モニター,肺の含気量の変化をリアルタイムに捉えることができるElectro Imaging Tomography(EIT)モニター,呼吸数RR モニター等の有意義な使用方法を知り,出血のコントロール,呼吸管理等に役立てることができます.医療機器で経時的に観察するのみならず,乳酸,血糖,各種パラメータや薬物の血中濃度の測定や,血液凝固系の経時的測定するポイントオブケアにも着目し,全身管理を的確かつ適切に行う実力が身につくように工夫されています.
さらに,破傷風の交感神経ストーム,産科領域の出血,心臓血管手術の周術期管理など,直接診ることのない症例や病態に対しても,わかりやすく説かれており,集中治療医,救急医,そして麻酔科医にとっても有意義な一冊になることと思われます.
特集編集 川前 金幸山形大学医学部 麻酔科・救急部
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目次
Ⅰ 心肺停止
心肺停止症例:脳酸素飽和度モニター
低体温管理:体温モニター
蘇生後意識障害:脳波モニター
Ⅱ 脳神経障害
くも膜下出血の周術期管理:血圧,ECG,に加えて肺水分量の測定,血管攣縮に対する管理
頭部外傷患者の周術期管理:脳の酸素化,血流,代謝モニター
Ⅲ 呼吸不全
COPD急性増悪:SpO2,呼気CO2モニター
気管支喘息:グラフィックモニター
ARDSの呼吸管理:EITモニターの有用性
Ⅳ 循環不全
心臓弁膜症の周術期管理:動脈圧モニター,SvO2モニター,中心静脈圧 モニター
心筋梗塞:心電図モニター
大動脈解離:肺動脈圧モニター,経食道心エコー,脳酸素飽和度モニター
急性肺塞栓症の集中治療管理:呼気二酸化炭素モニター・酸素飽和度モニター
Ⅴ 熱傷・外傷・体外循環
ARDSの体液・循環管理:経肺熱希釈法
大量出血と輸血:動脈圧波形解析法によるモニター
ECMO患者の重症呼吸不全:回路モニタリング,抗凝固モニタリング
産科出血(血液凝固異常):大量出血と大量輸液,輸血に対する管理
Ⅵ 感染症
破傷風の交感神経ストーム:動脈圧モニター,心電図
感染症のモニタリング:CRP,プレセプシン,カルチトニン
Ⅶ 代謝異常
糖尿病など:血糖コントロール,血糖のポイントオブケア
高乳酸血症,ショック:乳酸値,乳酸のポイントオブケア
Ⅷ 周術期管理
麻薬による呼吸抑制:RRモニター
周術期における筋疾患患者のモニター:筋弛緩モニター
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書籍情報
- ISBN:9784883785353
- ページ数:170頁
- 書籍発行日:2015年6月
- 電子版発売日:2015年9月25日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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