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- 写真でわかる介護職のための医療的ケア [動画付き]
商品情報
内容
2012年の法改正により介護職の業務として認められた「喀痰吸引」と「経管栄養」の2つの医療的ケア。
実施にあたってリスクと責任の伴うこれらケアの基本手技とポイントから、「なぜそうするのか」の根拠まで、書籍とDVD(26分)で丁寧に解説します。
>『 写真でわかるシリーズ』
序文
まえがき
わが国では、団塊の世代が後期高齢者となる2025 年に、高齢者人口が3, 500万人に達するといわれ、介護を必要とする人の大幅な増加が予測されます。多くの要介護者の望みは、住み慣れた自宅で治療や介護を受けながら、安心した暮らしを送ることです。そのためには、医療職と介護職など多職種が連携し、包括的にケアするシステムの構築が急がれます。
その一環として、2012年に、「喀痰吸引」と「経管栄養」の2つの医療的ケアが、介護職の業務として認められました。そして私は、どの職種よりも介護職が、これらのケアの専門家として成長する可能性を秘めていると考えています。介護職は「利用者や家族の想い、暮らしを支える」身近な生活のサポーターとして、医療・看護のノウハウでは果たせない、きめ細かい支援を行っているからです。
一方で、介護職がこれらのケアの専門家として自立するためには、根拠にもとづく手技の習得が欠かせません。主体的な判断のもと、実施直前の「観察」、実施後の「リスク」「責任」を引き受けてケアを実施することも、専門家の責務だからです。
本書では、厚生労働省が推奨する「喀痰吸引等研修」の基本手順に従いながら、解剖や病態生理など、個々の手技の裏づけとなる根拠まで掘り下げて解説しています。
介護現場では、ときとして根拠のあいまいなケアが行われています。しかし、「なぜ行うのか」「いつ実施するのか」などを理解したうえで、慣習的に行われているケアを検証し、改善点があれば勇気をもって提案することが大切です。
器具や機材、栄養剤などが新しくなっても、基本の考えは変わりません。施設流や個人的な手順を超えた、統一した知識(ナレッジ)としての「医療的ケア」を実現することを目指しましょう。より安全で確実な根拠(エビデンス)にもとづくケアを確立させるために本書をご活用ください。
今回の出版にあたり、医療的ケア実施の理解と解りやすさにこだわり、幾度も当短大に足を運び、多大なご支援くださった赤土正明編集長、制作部の加藤泰朗氏、スタッフのみなさまに感謝します。最後に、「写真でわかる」シリーズの中での企画決定と、介護職のさらなる発展のためにと、背中を押していただきました赤土正幸社長のご勇断に対しまして、著者を代表し深謝申し上げます。
2014年10月8日 秋晴れの射水の地より
富山福祉短期大学看護学科 教授 山元 恵子
目次
評価項目
●評価票1 口腔内・鼻腔内吸引(通常手順)
●評価票2 気管カニューレ内部吸引(通常手順)
●評価票3 経鼻経管栄養
●評価票4 胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養
CHAPTER.1 医療的ケアの基礎知識
●医行為と医療的ケアの基本
●安全管理体制の確立
●利用者・介護職の感染対策
●多職種協働とチーム医療
CHAPTER.2 倫理的配慮と責任
●介護職の役割と責任
●利用者の尊厳と自立支援
●介護職が扱う情報の管理
CHAPTER.3 感染予防の基本
●感染予防の必要性
●手指衛生の実際
●防護具の着用
●口腔ケアの手順 【DVD収録】
CHAPTER.4 喀痰吸引
●呼吸の基礎知識
●正常な呼吸・異常な呼吸
●痰と喀痰吸引の基礎知識
●ケアの実際① 口腔内・鼻腔内吸引 【DVD収録】
●ケアの実際② 気管カニューレ内部吸引 【DVD収録】
CHAPTER.5 経管栄養
●消化・吸収と嚥下の基礎知識
●経管栄養の基礎知識
●栄養と栄養剤の基礎知識
●ケアの実際① 経鼻経管栄養 【DVD収録】
●ケアの実際② 胃ろうからの半固形栄養剤の注入
CHAPTER.6 緊急時の対応
●気づきとバイタルサイン
●急変状態への対応
●気道の異物除去
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対応機種
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外部メモリ:154.4MB以上(インストール時:310.8MB以上)
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書籍情報
- ISBN:9784899963295
- ページ数:136頁
- 書籍発行日:2014年12月
- 電子版発売日:2019年8月16日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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