共用試験対策シリーズ 第1巻・呼吸器(第3版)

  • ページ数 : 376頁
  • 書籍発行日 : 2010年11月
  • 電子版発売日 : 2014年10月10日
4,730
(税込)
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商品情報

内容

コア・カリキュラムに準拠したオリジナル問題集シリーズ第1巻

テーマ毎に【ポイント+イラスト+一般問題+臨床問題】で構成され、基礎知識の習得に最適です。
付録特典として、実際の試験を模したNet CBTで模擬トレーニングが可能!

※NetCBT利用時に必要となるアクセスナンバーは、ご入金確認後、3営業日以内にメールにてご連絡いたします。
NetCBTについてはこちらよりご確認ください

序文

共用試験対策シリーズの特徴

共用試験とは、医学生が臨床実習(クリニカル・クラークシップ)へ進む前の到達度をチェックするための評価試験です。数年のトライアルの段階を経て、2005年度より全国の医科大学・大学医学部において本格導入されました。

臨床実習が始まるまでに医学生が習得しておくべき基本的態度・知識・技能は『医学教育モデル・コア・カリキュラム(平成19年度改訂版)』(文部科学省のWebサイト)にその詳細が示されており、下記よりダウンロードが可能です。

//www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/033/toushin/1217987_1703.html

本シリーズは、そのカリキュラムの「C.人体各器官の正常構造と機能、病態、診断、治療」を各テーマ毎にオリジナル問題を交えながら編集したものです。

本書の特徴は、①模擬トレーニングができる付録のNetCBT②理解を助けるユニークなイラスト、そして③質の高いオリジナル問題の3点に集約されます。


① CBT(computer -based testing)対策:共用試験は全問題がコンピュータを使って出題されます。「問題を解いて解説を読む」という従来の書籍だけの勉強法では限界があります。そこで、本シリーズでは、本試験をシミュレーションできるように、書籍に収載された問題のうち180題をNetCBTに収録し、本番と同じ形式で、毎回シャッフルされて出題されるようデザインしました。さらに、本試験以上に工夫を加えた点としては、正答率がその場で表示されることと、解いた問題の掲載ページがインターネットにも表示されるため、書籍と連動(マークで表示)しながら知識を習得できる点にあります。

② ビジュアルな編集:コア・カリキュラムの各章の目次を網羅し、要点解説とオリジナル問題を付けています。そして、視覚的にインパクトを与えるため、各テーマ毎にユニークで印象に残るイラストを配置し、要点整理(ポイント)とイラストを見ればそれぞれのテーマの全体像を把握できるように工夫されています。

③ オリジナル問題:学んだ知識を血肉とするために腐心して作成されたオリジナル演習問題を200~250題、各巻毎に収載しました。共用試験はもちろん、卒業試験や国家試験対策の基礎力養成にも最適です。


本書を共用試験対策の教材として存分に活用して頂ければ幸いです。

リブロ・サイエンス編集部

目次

【構造と機能】

(1)気道の構造、肺葉・肺区域と肺門の構造を説明できる。

(2)肺循環の特徴を説明できる。

(3)縦隔と胸膜腔の構造を説明できる。

(4)呼吸筋と呼吸運動の機序を説明できる。

(5)肺気量と肺・胸郭系の圧・容量関係(コンプライアンス)を説明できる。

(6)肺胞におけるガス交換と血流の関係を説明できる。

(7)肺の換気(換気・血流比)が動脈血ガスにおよぼす影響を説明できる。

(8)呼吸中枢を介する呼吸調節の機序を説明できる。

(9)血液による酸素と二酸化炭素の運搬の仕組みを説明できる。

(10)気道と肺の防御機構(免疫学的・非免疫学的)と代謝機能を説明できる。

【診断と検査の基本】

(1)呼吸器系の画像検査(X線、CT、MRI、核医学検査)の意義を説明できる。

(2)気管支鏡検査の意義を説明できる。

(3)喀痰検査の意義を説明できる。

【症候】

(1)喘鳴の発生機序と原因疾患を説明できる。

【疾患】

1.呼吸不全、低酸素(血)症と高二酸化炭素(血)症

(1)呼吸不全の定義、分類、病態生理と主な病因を説明できる。

(2)低酸素(血)症と高二酸化炭素(血)症の病因、分類と診断を説明し、治療を概説できる。

2.呼吸器感染症

(1)急性上気道感染症(かぜ症候群)の病因、診断と治療を説明できる。

(2)気管支炎・肺炎の主な病原体を列挙し、症候、診断と治療を説明できる。

(3)肺結核症の症候、診断、治療と届出手続きを説明できる。

(4)非結核性(非定型)抗酸菌症を概説できる。

(5)嚥下性肺炎の発生機序とその予防法を説明できる。

(6)クループの病因、診断と治療を説明できる。

(7)肺化膿症と膿胸を概説できる。

3.閉塞性・拘束性障害をきたす肺疾患

(1)慢性閉塞性呼吸機能障害の病因を列挙できる。

(2)慢性気管支炎の定義、診断と治療を説明できる。

(3)肺気腫の病因、診断と治療を説明できる。

(4)気管支喘息の病態生理、診断と治療を説明できる。

(5)小児期の気管支喘息の特徴を説明できる。

(6)間質性肺炎の病態、診断と治療を説明できる。

(7)びまん性汎細気管支炎を概説できる。

(8)放射線肺臓炎を概説できる。

(9)じん肺と石綿肺を概説できる。

4.肺循環障害

(1)肺性心の病因、診断と治療を説明できる。

(2)急性呼吸促迫症候群(ARDS)の病因、症候と治療を説明できる。

(3)肺血栓・塞栓症の病因、診断と治療を説明できる。

(4)肺高血圧症を概説できる。

5.免疫学的機序による肺疾患

(1)過敏性肺(臓)炎の病因、症候と診断を説明できる。

(2)サルコイドーシスの症候、診断と治療を説明できる。

(3)好酸球性肺疾患を概説できる。

6.肺癌

(1)原発性肺癌の分類、症候、診断と治療を説明できる。

(2)転移性肺腫瘍の診断と治療を説明できる。

7.異常呼吸

(1)過換気症候群を概説できる。

(2)睡眠時無呼吸症候群を概説できる。

8.気管支拡張症とその他の肺疾患

(1)気管支拡張症の症候、診断と治療を説明できる。

(2)無気肺の病因と診断を説明できる。

(3)新生児呼吸促迫症候群の症候、病態、診断と治療を説明できる。

9.胸膜・縦隔疾患

(1)胸膜炎の病因、症候、診断と治療を説明できる。

(2)気胸の病因、症候、診断と治療を説明できる。

(3)縦隔腫瘍の種類を列挙し、診断と治療を説明できる。

(4)縦隔気腫の病因、症候と診断を説明できる。

(5)胸膜生検の適応を説明できる。

(6)胸膜中皮腫を概説できる。

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書籍情報

  • ISBN:9784902496369
  • ページ数:376頁
  • 書籍発行日:2010年11月
  • 電子版発売日:2014年10月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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