標準下肢静脈エコー

  • ページ数 : 280頁
  • 書籍発行日 : 2020年8月
  • 電子版発売日 : 2020年8月12日
7,370
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商品情報

内容

各種ガイドラインの策定,新しい薬剤や治療法の開発など,近年大きな進展がみられる静脈血栓塞栓症・下肢静脈瘤の診療。本書は両疾患の診断で第一選択となるエコー検査をプロが徹底解説します。
エコー診断の意義,下肢静脈の解剖・生理,実際の検査手技,各メーカーの機器解説など,実践的な情報が満載。演習問題で自分の理解度も確認できます。
日本超音波医学会,日本脈管学会,日本静脈学会 編『超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法』(2018年)に準拠。

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序文

序文

2017年に,『超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法』が,日本超音波医学会,日本脈管学会および日本静脈学会の共同で策定された(2018年公示)。相前後して日本循環器学会より『肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)』が上梓され,加えて新たな経口の抗凝固薬も使用できるようになり,静脈血栓塞栓症診療に大きな進展がみられる昨今である。また,下肢静脈瘤の治療においても,より侵襲度の低い血管内焼灼術が加わり,大きく治療も変化しつつある。

この時期に,現在,両疾患に第一選択とされる「静脈エコー検査」についてまとめた成書の作成を企画させて頂いた。その理由は,標準的評価法の活かし方,位置付けなど,実際にどう活かすのか? を周知して頂くことが必要だからである。

本書では,現在の静脈疾患の現況,静脈エコーの位置付けやその意義,検査法の実際,そして具体的な症例の呈示を含めて,広く診療の全体を識り,さらに実際に検査を実施・評価し,臨床現場の患者さんに役立つような内容を提示して頂くように,執筆者にお願いした。その内容は,明日からの静脈疾患の患者さんの診療に必ずや役立つと期待している。


2020年7月

松尾 汎

目次

1章:深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の診療とエコー診断

01.「超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法」の意義

02.深部静脈血栓症診療の現況

03.下肢静脈瘤診療の現況

04.エコーによる深部静脈血栓症診断の意義

05.エコーによる下肢静脈瘤診断の意義

2章:下肢静脈の解剖と生理

01.下肢静脈の解剖と生理

3章:エコーによる検査手技

01.静脈疾患に適応した超音波診断装置の準備

02.深部静脈血栓症検査の実際

03.下肢静脈瘤検査の実際

04.深部静脈血栓症の評価・診断について

05.下肢静脈瘤の評価・診断について

4章:演習問題

5章:資料(機器紹介)

01.GEヘルスケア・ジャパン株式会社 ─ LOGIQ E10

02.キヤノンメディカルシステムズ株式会社 ─ Aplio i-series

03.九州メディカルサービス株式会社 ─ APG-1000

04.コニカミノルタ株式会社 ─ SONIMAGE MX1

05.シーメンスヘルスケア株式会社 ─ ACUSON Sequoia,ACUSON Juniper,ACUSON Freestyle

06.株式会社日立製作所 ─ LISENDO 880LE,SML44

07.株式会社フィリップス・ジャパン ─ EPIQ

08.フクダ電子株式会社 ─ UF-760AG+(PaoLus+)

09.富士フイルムメディカル株式会社 ─ SonoSite iViz

Column

01.凝固異常の最新情報

02.DVTの治療は?

03.静脈瘤治療の現状

04.その他のDVT画像診断

05.識っておきたいPE合併

06.CAT(がん関連血栓症)とは?

07.DVTで脳梗塞?

08.血栓後症候群(PTS)を識る

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書籍情報

  • ISBN:9784784949168
  • ページ数:280頁
  • 書籍発行日:2020年8月
  • 電子版発売日:2020年8月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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