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- 生理学テキスト 第8版
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内容
※最新版『生理学テキスト 第9版』も販売中です。
医・薬学系学部生向けの生理学教科書の定本である好評書が4年ぶりに大改訂.人体機能全般を体系的に扱った教科書であり,生理学を学ぶ学生すべてに役立つ内容.今回の改訂は「わかりやすい生理学」というより「最新医科生理学」であることに重きをおいた.一方イラストを充実させ,従来以上の「わかりやすさ」も追求した.
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序文
第8版 はじめに
本書は元々,初版の序文にあるように,通読できるわかりやすい教科書を目標にして出版され,3年から5年毎に改訂されて来た.この第8版は4年の間隔をおいて発行されることになったが,今回は比較的大きな改訂となった.
1章はホメオスタシス,構造,信号伝達に関する章で,いくぶん入門的である.2章は活動電位とチャネルについてで,チャネルは感覚やホメオスタシスに関係するものも含む.ここでは,第7版で削除した興奮発生に関する古典的な強さ-時間曲線を復活させた.曲線に,Naチャネルの性質からの予測とずれる部分があることと,他の教科書での記述が稀になったことが削除の理由であったが,電気的刺激は治療や検査に使用されていることと,曲線に関する用語の定義は明確であることが復活の理由である.その2章,体性感覚の7章,脳の統合機能の11章では,図表や記述の順序を入れ替えた部分がある.全体的に,記述を整理するために表を増やした.新しい表は16個ある.一方,新しい図は10個であるが,図の改訂は小改訂を含めると36を数える.
必要な図表は章にわたって参照したが,これは各章の内容が関連しているためである.新しい図には,いくつか詳しい図説がある.生理学の学習では,医学の基礎となる生理機能を理解し,説明できるようになることを目標とする.知るべき知識が益々増えて, 本書が「わかりやすい生理学」から, 次第に「最新医科生理学」に変化してきたと感じているが,図,表,図説を充実させて,わかりやすさを引き続き維持できればと思っている.
今回は索引のページ数が,和文,英文ともにかなり増えた.増えた理由は,多くの用語を,本文だけでなく図や表からも選択し, また反復選択したためである.ACh(アセチルコリン),ノルアドレナリン,交感神経,迷走神経,ATP,NO,cAMP(サイクリックAMP),インスリン,グルタミン酸,視床下部,活動電位,Ca2+などで反復が多い.今回,初めて本格的に索引作成の作業をして,用語毎に全体を見渡す学習法もあると思った.大事な物質や現象は,人体の多くの働きに関係するので,多くの章で繰り返し登場する.これらの用語の定義や説明に関するページは,一部は索引中で太字で示したが,一般的には前の方のページにある.
どの章から読み始めてもよいように,各章毎に初出の略語には本来の用語を併記した.改訂で大変お世話になった文光堂の嵩恭子さんと制作担当の髙橋格さん・森田礼子さんに感謝します.
2017年1月
大地 陸男
目次
1章 細胞の環境,構造,機能調節
1. 細胞の環境
a. ホメオスタシス
b. 体液区分
c. 体液の組成
2. 細胞の構造と構造機能相関
a. 細胞膜
b. 細胞どうしの結合
c. 細胞内の膜系
d. 細胞骨格
3. 細胞膜を通過する物質移動
a. 拡 散
b. イオンチャネル
c. 担体性輸送
d. エキソサイトーシス(開口分泌)とエンドサイトーシス
4. 細胞機能調節のメカニズム
a. リガンド,アゴニストと受容体
b. Gタンパク質
c. セカンド・メッセンジャー
d. リン酸化と脱リン酸化
e. イノシトール代謝を介する調節
f. チロシンキナーゼによる調節
g. Ca2+による調節
5. 遅い時間経過の調節
a. タンパク質の生成
b. 細胞数の変化
2章 活動電位,イオンチャネル
1. 刺激と興奮
a. 興奮の発生
b. 強さ-時間曲線
c. 不応期
d. 刺激の極性
e. 膜電位および膜電流の記録法
2. 膜電位
a. 静止電位
b. 活動電位
3. 興奮発生と膜電流
a. 活動電位をもたらす膜電流とチャネル
4. イオンチャネルの機能と構造
5. 興奮伝導
a. 静止膜の電気的性質
b. 興奮伝導の3原則
c. 興奮伝導の機序
d. 跳躍伝導
e. 神経幹の活動電位
f. 伝導速度と直径の関係
g. 神経線維の分類
3章 骨格筋の収縮
1. 骨格筋の種類と構造
2. 筋線維の構造
a. 筋 節
b. 筋フィラメント
c. 筋フィラメントのタンパク質
d. 筋小胞体とT管
3. 筋収縮
a. 等張性収縮と等尺性収縮
b. 単収縮
c. 強 縮
d. 特殊な収縮
4. 興奮収縮連関
a. Ca2+濃度と収縮の関係
b. T管の役割
c. 筋小胞体の役割
5. 筋収縮力学
a. 張力長さ関係
b. 滑走説
c. 筋の力学モデル
d. 負荷速度関係
6. 筋のエネルギー発生
a. Fennの効果
b. 仕事の効率
c. 熱産生
d. ATPの分解と再合成
e. 収縮のエネルギー源
4章 シナプス伝達
1. 神経筋伝達
a. 骨格筋への神経伝達
b. 平滑筋の神経筋伝達
c. 心筋の自律神経による制御
2. 中枢神経系のシナプス伝達
a. 興奮性シナプス後電位(EPSP)
b. 抑制性シナプス後電位(IPSP)
c. シナプス前抑制
d. 反回抑制
3. 神経伝達物質
a. 神経伝達物質の生成と放出
b. 神経伝達物質と受容体
4. 中枢のシナプス伝達
a. シナプス電位の加重
b. ニューロン間のシナプス結合
5. シナプス伝達の可塑性
a. 反復刺激後増強
b. 長期増強と長期抑圧
c. 除神経の影響
d. ニューロトロフィンの作用
5章 自律神経系
1. 自律神経系の構成と作用
a. 交感神経系
b. 副交感神経系
c. 内臓性求心性線維
d. 各器官での自律神経系の作用
2. 自律神経系の受容体
a. 交感神経系の伝達物質と受容体
b. 副交感神経系の伝達物質と受容体
c. その他の伝達物質と受容体
6章 運動系
1. 脊 髄
a. 脊髄の構造
b. 運動ニューロン
c. 筋紡錘とゴルジ腱器官
d. 脊髄反射
e. 反射の臨床応用
f. 脊髄上行路および下行路
2. 脳 幹
a. 脳幹の神経結合
b. 伸張反射の調節
c. 除脳固縮(硬直)
d. 脳幹の姿勢反射
e. 脳神経による反射
3. 小 脳
a. 小脳の構成と区分
b. 小脳の神経回路網
c. 小脳への入力と小脳からの出力
d. 小脳の運動調節機構
e. 小脳障害の症候
4. 大脳基底核
a. 大脳基底核の構成
b. 線維結合と伝達物質
c. 基底核の機能
d. 大脳基底核の病態生理学
5. 大脳皮質
a. 大脳皮質への入力投射路
b. 運動皮質
7章 体性感覚
1. 感覚の強度
2. 体性感覚と受容器
a. 体性感覚の種類
b. 各体性感覚受容の特徴
c. 感覚受容器の分布
3. 体性感覚の伝導路,中継核
a. 一次求心性線維
b. 上行性経路
4. 大脳皮質の体性感覚野
5. 痛 覚
a. 痛覚の神経機構
b. 軸索反射
c. 内臓痛覚
d. 関連痛
e. 痛覚過敏
f . 頭 痛
g. 歯 痛
h. 痛みの制御
8章 味覚,嗅覚
1. 味 覚
a. 味覚の特徴
b. 味覚受容器
c. 味の受容過程
d. 味覚神経
e. 味覚の神経機序
2. 嗅 覚
a. 嗅覚の特徴
b. 嗅粘膜における刺激受容
c. 嗅覚の中枢機序
9章 聴覚,前庭感覚
I.聴 覚
1. 音の性質と聴力
2. 伝音機構
3. 内耳の音受容
a. 内耳の構造
b. 内耳の振動
c. 有毛細胞の音受容のメカニズム
d. 蝸牛の神経支配
4. 聴覚の中枢
a. 聴覚の中枢伝導路
b. 大脳聴覚領域
c. 聴覚系ニューロンの活動
II.前庭感覚
1. 前庭器官の構造と機能
a. 三半規管
b. 卵形嚢と球形嚢
2. 前庭系の神経回路
10章 視 覚
1. 眼球の光学系
a. 眼球の構造
b. 眼 圧
c. 遠近調節
d. 遠近調節異常
e. 瞳孔による入射光量の調節
2. 網膜の光受容
a. 網膜の神経細胞
b. 視物質の光化学反応
c. 視細胞における光化学変化による受容器電位の発生
d. 視細胞を介さない光受容
e. 網膜での視覚情報処理
3. 視覚の中枢神経機序
a. 視覚の中枢経路
b. 視野の異常
c. 大脳皮質視覚野
d. 視覚野細胞の反応性
e. 皮質細胞の三次元配列
4. 感覚としての視覚
a. 色 覚
b. 視感度曲線
c. 暗順応
d. 両眼視
e. 視 野
f . 眼の分解能
5. 眼球運動
a. 共役運動と輻輳運動
b. 随意眼球運動
11章 脳の統合機能
1. 大脳皮質の構造と機能
a. 大脳皮質の神経結合
b. 連合野の機能
c. 大脳半球機能の左右差
2. 大脳辺縁系と視床下部
a. 大脳辺縁系
b. 海馬の神経結合と電気的活動
c. 視床下部
d. 摂食行動
e. 性行動
f . 情動行動
3. 脳の情動,行動を調節する伝達物質
a. ノルアドレナリン
b. ドーパミン
c. セロトニン
d. アセチルコリン
4. 脳 波
a. 記録法と分類
b. 覚醒時脳波
c. 睡眠時の脳波
d. 脳波の成因
e. 大脳誘発電位
5. 覚醒と睡眠
a. 睡眠のパターン
b. 覚醒と睡眠の調節
6. 学 習
a. 余剰学習
b. 連合学習
c. 結果学習
7. 記 憶
a. 記憶の種類
b. 記憶障害
c. 記憶の神経機構
12章 血 液
I.血漿および血漿タンパク質
1. アルブミン
2. グロブリン
II.赤血球
1. 赤血球の数,容積,Hb量
2. 赤血球の産生
3. 赤血球形成に必要なビタミン
4. ヘモグロビンの構造と機能
5. 溶 血
6. ビリルビンの生成と排出
7. 鉄代謝
III.白血球
1. 白血球の種類
2. 白血球の産生
3. 好中球とマクロファージの働き
a. 化学走性
b. 食作用
c. 活性酸素種
d. 炎症における白血球の役割
e. サイトカイン
4. 免 疫
a. Bリンパ球とTリンパ球
b. クローンの存在
c. 免疫系の活性化
d. T細胞の役割
e. 液性免疫
IV.血液型
1. ABO式血液型
2. Rh式血液型
3. 輸 血
Ⅴ.血小板による止血
1. 血小板の起源,形態,数
2. 血小板血栓の形成
a. 血小板のコラーゲンへの粘着
b. 血小板の活性化
c. 血管内皮細胞の役割
d. 抗炎症性薬物
VI.血液凝固
1. 血液凝固機序
a. 外因系
b. 内因系
c. 血餅形成
d. ビタミンKの役割
2. 凝固阻止作用
3. 血友病
4. 線維素溶解
5. 血液凝固試験
a. 出血時間
b. 血液凝固時間
c. プロトロンビン時間
13章 心 臓
1. 心臓の構造
2. 心臓内興奮伝播と自動性
3. 心筋細胞の膜電位
a. 静止電位
b. 活動電位
c. 不応期
4. 心筋細胞の膜電流
a. Na電流
b. Ca電流
c. K電流
d. 他の膜電流
5. 自律神経による調節
a. 交感神経
b. 迷走神経
c. ペースメーカー電位
6. 心臓の異常電気活動
a. リエントリ
b. 異常な自発性興奮
c. QT延長症候群
7. 心電図
a. 双極誘導
b. 単極誘導
c. 心電図波形発生のメカニズム
d. 異常心電図
8. 心筋の収縮
a. 心筋の興奮収縮連関(E-C coupling)
b. 心筋の興奮収縮連関の調節
c. 心筋の張力長さ関係
9. 心臓の収縮
a. 心周期
b. 心拍出量
c. 心室の圧容積関係
d. スターリングの心臓の法則
e. 前負荷と後負荷
f. 心臓の効率
g. 心筋の代謝
14章 循 環
1. 全身各部の血流量
2. 血管系の機能的区分
a. 血管系の構造
b. 血管各部の機能
3. 血行力学
a. 血流と血圧,抵抗の関係
b. 層流,ポアズイユの法則
c. 乱流,レイノルズ数
d. 内圧と壁張力の関係,ラプラスの法則
e. 血管のコンプライアンス
f. 圧-血流量曲線
4. 静脈系の循環
a. 静脈還流量
b. 静脈還流量と心拍出量の平衡
c. 呼吸や体位の影響
d. 筋ポンプ
5. 動脈血圧
a. 圧脈波と平均血圧
b. 血圧の測定
c. 血圧変化の要因
6. 微小循環
a. 微小循環の構成と機能
b. 毛細血管を横切る物質移動と透過性
c. 毛細血管での液体移動
7. 血管平滑筋
a. Ca2+濃度の上昇
b. 収縮機構
8. 循環調節
a. 血管収縮調節物質
b. 代謝による調節
c. 血流による調節
d. サイトカインによる調節
e. 神経性調節
f. 血圧調節機構のゲインと時間経過
9. 特殊部位の循環
a. 肺循環
b. 冠状循環
c. 腹腔循環
d. 脳循環
e. 骨格筋循環
f. 皮膚循環
10. リンパ循環
11. 循環系の障害例
a. 心不全
b. ショック
c. 高血圧
15章 呼 吸
1. 肺の構造
2. 気道の機能
a. 気道の収縮
b. 気道上皮の分泌
3. 呼吸運動
a. 吸息筋
b. 呼息筋
4. 肺容量
a. 肺容量の区分
b. 死 腔
c. 肺胞換気量
d. 換気障害
5. 呼吸力学
a. 胸膜腔内圧
b. 換気における圧,容積,流量の変化
c. 肺の圧容積関係
d. 気道抵抗
e. 呼吸系のコンプライアンス
f. 肺のコンプライアンスと表面張力
g. 気道の閉鎖と圧縮
6. 肺のガス交換
a. ガス分圧
b. 肺胞でのガス交換
c. 拡散障害の原因
7. 換気と血流の適合
8. 血液による呼吸ガスの運搬
a. O2の運搬
b. CO2の運搬 354
c. 細胞内O2, CO2分圧
9. 呼吸運動の調節
a. 呼吸の神経機構
b. 呼吸ガスの化学受容器
c. 肺からの反射と肺の受容器
d. 異常呼吸パターン
16章 消化と吸収
1. 消化管の構造と神経支配
2. 消化管のペプチド性修飾物質
a. 消化管ホルモン
b. 神経ペプチド
3. 消化管の運動
a. 消化管平滑筋の電気的活動と収縮
b. 咀 嚼
c. 嚥 下
d. 食道の運動
e. 胃の運動
f. 胃腸管の律動的収縮
g. 小腸の運動
h. 大腸の運動
i . 粘膜と絨毛の運動
4. 消化液の分泌
a. 唾液分泌
b. 胃液の分泌
c. 腸液の分泌
d. 膵液の分泌
e. 胆汁分泌
5. 食物の分解と吸収
a. 水と電解質の吸収
b. 炭水化物
c. タンパク質
d. 脂 肪
17章 内分泌
1. ホルモン
2. ホルモンの生成と放出
3. ホルモンの作用機序
4. 視床下部
a. 視床下部と下垂体の関係
b. 視床下部ホルモン
c. 視床下部-下垂体系へのフィードバック制御
d. 神経ペプチド
5. 下垂体
a. 下垂体前葉
b. 下垂体中葉
c. 下垂体後葉
6. 松果体
7. 副腎髄質と副腎皮質
a. 副腎の形態学
b. 副腎髄質
c. 副腎皮質
8. 甲状腺
a. 甲状腺の構造
b. 甲状腺ホルモンの生成と分泌
c. 甲状腺ホルモンの輸送と代謝
d. 甲状腺ホルモンの作用
e. 甲状腺ホルモン分泌の調節
f. 甲状腺機能の異常
9. 膵臓の内分泌機能
a. 膵島の構造
b. インスリン
c. グルカゴン
d. ソマトスタチン
e. 膵ポリペプチド
10. カルシウムおよび骨の生理学
a. カルシウムとリンの体内分布と移動
b. ビタミンD
c. 上皮小体ホルモン
d. カルシトニン
e. 骨の形成と再吸収
11. 性ホルモン
a. 性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)
b. 精巣の内分泌
c. 卵巣の内分泌
18章 生 殖
1. 性の分化と発達
a. 性染色体
b. 性機能の分化,発達と退化
2. 男性生殖生理
a. 精巣における精子形成
b. 射 精
c. 勃 起
3. 女性生殖生理
a. 排卵と子宮の周期的変化
b. 受精,妊娠,分娩
c. 乳汁分泌
19章 腎機能
1. 腎臓の機能的構造
a. ネフロンの機能的構造
b. 腎臓の血管
2. 糸球体濾過の機序
a. 濾過膜
b. 糸球体毛細血管圧
c. 濾過圧
d. 糸球体濾過量(GFR)
e. 糸球体濾過量(GFR)の調節
3. クリアランスによる腎機能の評価
a. クリアランス
b. クリアランスによるGFRの測定
c. クリアランスによる腎血漿流量の測定
4. 尿細管における再吸収と分泌
a. 尿細管各部位の再吸収・分泌の特徴
b. Na+の再吸収
c. HCO3−の再吸収
d. グルコースの再吸収
e. アミノ酸の再吸収
f.タンパク質の再吸収
g. Ca2+などの再吸収と分泌
h. K+の再吸収および分泌
i .アンモニアの分泌
j. 水の再吸収
5. 尿の濃縮と希釈
a. 浸透圧勾配の形成
b. 希釈尿と濃縮尿の生成
c. 対向流交換系による浸透圧勾配の維持
d. ADHによる水透過性の上昇機序
6. 体液の浸透圧,量および組成の調節
a. 体液浸透圧の調節
b. 体液量の調節
c. K+濃度の調節
7. 排 尿
a. 膀胱の構造と神経支配
b. 排尿反射
c. 膀胱機能の特徴
d. 尿
20章 酸塩基平衡
1. 緩衝作用
a. 緩衝作用
b. 生体内緩衝系
c. 血液のpH−[HCO3−]曲線
2. 肺と腎臓の役割
a. 呼吸性酸塩基平衡異常
b. 代謝性酸塩基平衡異常
3. 酸塩基平衡の異常の判定
a. 緩衝塩基量
b. アニオンギャップ
4. 細胞内pHの調節
21章 日常の生理学
I.栄養素の代謝
1. 栄養素の摂取
a. 熱 量
b. ビタミンとミネラル
2. 栄養素の物質代謝
a. 炭水化物
b. タンパク質
c. 脂 質
II.エネルギー代謝
1. エネルギーの単位
2. エネルギー平衡
3. 熱量測定
a. 直接的熱量測定
b. 間接的熱量測定
4. 呼吸商
5. 代謝率
a. 代謝率測定法
b. 基礎代謝率
c. 代謝率の変化
III.体 温
1. 体温の分布と周期的変化
a. 核心温度
b. 体温測定
c. 核心温度の時間的変動
2. 熱放散
a. 放 射
b. 伝 導
c. 蒸発性熱放散
3. 熱産生
a. ふるえ
b. 非ふるえ熱産生
4. 体温調節
a. 温度受容
b. 体温調節中枢
c. 発 熱
IV.サーカディアンリズム
1. サーカディアンリズムと光
2. 生物時計の分子メカニズム
3. 時計遺伝子と物質代謝および代謝性疾患
V.運動の生理学
1. 運動と筋収縮
a. 筋肉の機能
b. 筋肉のエネルギー代謝
c. 運動後のエネルギー代謝の回復
d. 運動中に使われる栄養素
e. トレーニングの筋肉への影響
f. 速筋線維と遅筋線維
2. 運動と人体機能
a. 呼 吸
b. 筋血流
c. 心拍出量
d. 発 汗
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書籍情報
- ISBN:9784830602290
- ページ数:600頁
- 書籍発行日:2017年2月
- 電子版発売日:2020年8月19日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
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