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改訂3版 救急撮影ガイドライン~救急撮影認定技師標準テキスト
日本救急撮影技師認定機構 (監) / へるす出版
商品情報
内容
―救急撮影ガイドライン―
4年ぶり待望の改訂!
救急医療に携わる診療放射線技師を、日本救急撮影技師認定機構が統一された基準のもとで認定する「救急撮影認定技師」制度。
その認定に求められる知識と技術のすべてを凝縮した標準テキストです。
改訂第3版では、最新の知見やガイドラインの内容を反映するだけでなく、全体の章・項目立てを整理してわかりやすく、本文・図表をブラッシュアップして読みやすく、より読者に寄り添った内容になりました。
もちろん、救急医療の基礎から救急疾患・病態の知識、具体的な撮影方法、安全管理に関する知識までを網羅した本書最大の特徴はそのままです!
救急撮影認定技師を目指す方はもちろんのこと、認定取得済みの方には知識の整理や復習に、そして、すべての診療放射線技師の方が救急医療の基礎を学べるテキストとして、オススメいたします
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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序文
改訂第3 版発刊によせて
日本救急撮影技師認定機構は,2010 年に設立して10 年を迎えました。これまで,多くの方々からご指導とご協力を賜りながら救急放射線技術向上に努めてまいりました。その一環として本書の刊行・改訂を行ってきましたが,この10 年間で救急医療における放射線診療を取り巻く環境は,医療技術や医療機器の進歩,あるいは各種ガイドラインの整備や法改正に伴い大きく変わってまいりました。とりわけ,エビデンスに基づいた医療(evidence—based medicine;EBM)が求められる現在においては,放射線診療についても,正確な病態検出を目的とした,すなわち最適化されたプロトコル(撮影条件)での撮影と画像構築が求められています。また,診療放射線技師による読影の補助は,マンパワーの不足しがちな救急診療において,異常所見の見逃し防止など救急医療チームの一員として,その取り組みが大きく期待されています。このように,救急医療における放射線診療は,救急診療の一翼を担っていることに鑑みますと,そこに携わる診療放射線技師・救急撮影認定技師は,救急診療の質の向上に大きく関与しているといえます。
本書「救急撮影ガイドライン」は,2011 年の初版から2016 年の改訂を経て,このたび改訂第3 版を上梓する運びとなりました。このガイドラインは,救急診療の基本的な流れから,外傷・内因性疾患ごとに各項目を立て,特徴的な画像所見と推奨される撮影方法はもとより,病態の特徴や治療方法,災害時の対応や安全管理などを盛り込んだ,まさしく救急放射線技術書として他に類を見ないものです。
改訂第3 版では,新たなエビデンスやガイドラインの加筆に加えて,全体の構成を見直し,読影補助としての「救急診療と画像診断」「外傷CT の読影」などを項目として整理するとともに,近年初療室としての導入例が増えている「ハイブリッドER システムにおける役割」などを新規項目として追加しました。
今回の改訂においても,可能なかぎり最新の知見を盛り込んだ内容となっていますが,救急放射線技術は診療放射線技師自らが研究し構築していくべき課題であり,永遠のテーマといえます。異常箇所を認知できる読影補助と最適な撮影条件や画像構築は,それぞれ独立しているものではなく,相互にリンクすることによって,救急放射線技術と救急診療の質の向上につながると考えます。本書を救急診療の座右の書としていただくとともに,今後の救急放射線技術構築に活用していただくことを願っています。
最後に,今回の改訂作業に精力的に取り組んでいただきました執筆者の皆様に,心より感謝する次第です。
令和2年3月
日本救急撮影技師認定機構
代表理事 西池 成章
目次
Ⅰ章 救急医療概論
1 救急医療と診療
2 わが国の救急医療体制
3 救急診療の基本
4 急病患者の診療
5 外傷患者の診療
6 重症患者管理の基礎
7 災害医療の原則とトリアージの概念
8 救急蘇生法
9 救急診療と臨床検査
Ⅱ章 救急撮影総論
1 救急診療と画像診断
2 チーム医療
3 外傷患者撮影の基礎
4 外傷全身CTの撮影
5 外傷CTの読影
6 小児患者の撮影
7 災害医療における撮影
Ⅲ章 内因性疾患診療における救急撮影
1 脳卒中,脳脊髄疾患
2 呼吸器系疾患
3 心・循環器系疾患
4 腹部救急疾患
5 泌尿器・産婦人科系疾患
Ⅳ章 外傷診療における救急撮影
1 頭部,顔面,頸椎・頸髄外傷
2 胸部・心外傷
3 腹部・骨盤外傷
4 四肢外傷
5 妊婦外傷
Ⅴ章 その他救急疾患・診療における撮影
1 中毒
2 ガス壊疽
3 異物
4 熱傷,電撃傷
5 確認目的撮影
6 CT を活用したIVR 手技支援・術前計画
7 ハイブリッドER システムにおける役割
Ⅵ章 安全管理の技術と知識
1 撮影機器の管理と撮影時の注意点
2 医療情報の管理
3 放射線防護と各種法令の基礎知識
4 薬剤の副作用
5 生体モニタの基礎知識
6 電撃傷対策
7 感染対策
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書籍情報
- ISBN:9784892699993
- ページ数:308頁
- 書籍発行日:2020年4月
- 電子版発売日:2020年9月23日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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