放射線線量測定学

  • ページ数 : 400頁
  • 書籍発行日 : 2012年3月
  • 電子版発売日 : 2020年10月21日
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内容

大好評の「放射線医学物理学」「放射線治療物理学」に続く第3弾.産業と結びついた理工学的視点からではなく,基礎医学・臨床医学的視点から放射線量の計測法とその人体への影響を評価するための原理・原則を記した画期的なテキスト.今後の診療放射線技師養成の教育に欠かせない1冊であると同時に,医療現場で線量測定に関わる診療放射線技師にも必携の書.さらには放射線治療に関わる全スタッフにも大いに役立つ1冊.

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目次

第Ⅰ章 線量測定学序論

A.線量測定学とは

B.放射線とは

1.電磁放射線

2.粒子放射線

3.放射線の分類

C.放射線測定器とは

D. 線量測定の歴史

第II章 放射線物理学の基礎

A. 放射線

1.光子線

2.電子線

3.陽子線,重荷電粒子線

4.中性子線

B.放射能

1.核崩壊

2.放射能

3.放射性崩壊の法則

4.放射性崩壊の形式

 1)α崩壊

 2)β崩壊

 3)自発核分裂

 4)γ線放射

C.放射線と物質との基本的相互作用

1.放射線と原子との基本的相互作用

2.X線,γ線の相互作用とエネルギー付与

3.電子線の相互作用とエネルギー付与

4.重荷電粒子線の相互作用とエネルギー付与

5.中性子線の相互作用とエネルギー付与

第III章 放射線の量と単位

A. 序論

1.基礎事項

2.量と単位

B. 放射線計測に関する量

1.粒子数,放射エネルギー

2.フラックス(束),エネルギーフラックス

3.フルエンス,エネルギーフルエンス

4.フルエンス率,エネルギーフルエンス率

5.粒子ラジアンス,エネルギーラジアンス

C. 相互作用の係数

1.断面積

2.質量減弱係数

3.質量エネルギー転移係数

4.質量エネルギー吸収係数

5.質量阻止能

6.線エネルギー付与(LET)

7.放射線化学収率

8.ガス中で1イオン対を作るのに要する平均エネルギー

D. 線量測定に関する量

1.エネルギーの転換

 1)カーマ

 2)カーマ率

 3)照射線量

 4)照射線量率

 5)シーマ

 6)シーマ率

2.エネルギーの付与

 1)エネルギー付与

 2)付与エネルギー

 3)線状エネルギー

 4)比(付与)エネルギー

 5)吸収線量

 6)吸収線量率

E. 放射能に関する量

1.崩壊定数

2.放射能

3.空気カーマ率定数

F. 放射線防護に関する量

1.防護量

2.実用量

 1)周辺線量当量

 2)方向性線量当量

 3)個人線量当量

第IV章 基本線量と基礎理論

A.線量測定における基本線量

1.確率量と非確率量

2.光子線の各線量の関係

 1)概論

 2)フルエンスとカーマ

 3)カーマと吸収線量

 4)照射線量とカーマ

3.荷電粒子線の各線量の関係

4.光子線の相互作用係数値

 1)質量減弱係数

 2)質量エネルギー転移係数と質量エネルギー吸収係数

5.電子線の相互作用係数値

 1)阻止能

 2)比電離とW値

6.重荷電粒子線の相互作用係数値

B.荷電粒子平衡

1.荷電粒子平衡

2.過渡的荷電粒子平衡

C.空洞理論

1.概論

2.大きな光子計測器における空洞理論

3.低エネルギーX線の線量測定における問題点

4.ブラッグ-グレイ空洞理論

5.空洞理論の拡張および修正

 1)スペンサー-アティクスの修正

 2)小さな空洞における修正

 3)一般空洞理論

6.ファノ定理(理論)

7.空洞理論の適用と問題点

D. 放射線計数および線量測定の統計

1.放射線計数における統計的変動

 1)確率分布

 2)標準偏差と分散

2.線量測定における不完全性

 1)用語

 2)不確定度

  (1)ランダム不確定度

  (2)系統不確定度

  (3)ランダムおよび系統不確定度の合算

第Ⅴ章 放射線計測器

A.放射線計測器の種類と分類

B.気体イオン計測器

1.概論

2.電離箱

3.比例計数管

4.GM計数管

C.シンチレーション計数器

1.シンチレータの種類と特性

2.無機シンチレータ

3.有機シンチレータ

4.シンチレーション計数器の測定系

5.シンチレーション計数器による測定

 1)光子線の測定

 2)電子線の測定

 3)重粒子線の測定

D.半導体検出器

1.半導体

2.半導体検出器

E.その他の放射線計測器

1.ファラデーカップ

2.荷電粒子飛程検出器

3.チャレンンコフ検出器

4.中性子線検出器

第VI章 線量計

A.線量計の使用分類と種類

B.電離箱

1.電離箱の構造と種類

2.照射線量の絶対測定

 1)平行平板自由空気電離箱

 2)空洞電離箱

3.線量校正

 1)校正,標準に関する用語

 2)トレーサビリティ

 3)国家標準

  (1)低エネルギーX線

  (2)γ線

  (3)β線

 4)二次標準

  (1) 防護レベルX線、γ線

  (2)低エネルギーX線

  (3) 60Coγ線(放射線治療用)

4.リファレンス線量計

5.測定における検討項目

 1)漏洩電流

 2)ステム漏電効果

 3)極性効果

 4)イオン再結合損失

 (1)2点電圧法

 (2)Boagの式による方法

 5)後方散乱

 6)温度気圧

 7)壁効果

 8)放射線場非一様性

C.半導体線量計

1.概論

2.シリコンダイオード検出器

3.ダイヤモンド検出器

4.MOSFET線量計

5.CdTe検出器

D.蛍光線量計

1.熱蛍光線量計

2.蛍光ガラス線量計

3.光刺激ルミネセンス線量計

E.熱量計

1.概論

2.エネルギーフルエンス測定用熱量計

3.吸収線量測定用熱量計

F.フリッケ線量計

1.概論

2.溶液作成

3.照射と測定

G.フィルム法

1.写真フィルム

2.ラジオクロミックフィルム

第VII章 放射線治療における線量測定

A.放射線治療の照射術式

B.外部照射における線量測定の基礎

1.深部線量と線量精度

2.線量測定に使用する用語

 1)幾何学的用語

 2)測定に関する用語

 3)深部線量比に関する用語

 4)線質指標に関する用語

3.標準測定法の変遷

 1)標準測定法86

  (1)空中標準場での測定

  (2)リファレンス線量計の校正

  (3)水吸収線量の測定

  2)標準測定法01

  (1)リファレンス線量計の校正

  (2)校正点吸収線量の測定

C.外部照射における線量測定

1.リファレンス線量計の校正

2.放射線場の擾乱補正

 1)空洞補正係数

 2)変位補正係数

 3)中心電極補正係数

 4)壁材質補正係数

3.深部線量の測定と計算

 1)概要

 2)校正点吸収線量の測定

 3)線質変換係数

 4)基準点吸収線量の計算

 5)任意照射野、任意深さの深部線量の計算

4.深部線量比の測定と計算

 1)概論

 2)高エネルギー光子線の深部量百分率

 3)高エネルギー光子線の深部量百分率と組織最大線量比の関係

 4)高エネルギー電子線の深部電離量百分率と深部量百分率

5.線質測定

 1)X線の線質測定

 2)電子線の線質測定

  (1)深部量半価深

  (2)平均入射エネルギー

  (3)深部における平均エネルギー

6.基本線量分布の測定

7.定位放射線照射の線量測定

8.荷電粒子線の線量測定

9.速中性子線の線量測定

10.ファントム

D.小線源治療における線量測定  

1.線量測定に使用する用語

2.空気カーマ率定数の変遷

3.小線源の出力測定

 1)低線量率小線源の出力測定

 2)高線量率小線源の出力測定

 (1)空中での出力測定

 (2)ウエル形電離箱による測定

4.小線源の線量分布計算

 1)照射線量率の計算

 2)組織吸収線量率の計算

 3)線量計算アルゴリズムと使用関数の測定

第VIII章 画像医学検査における線量測定

A.X線診断画像の形成

1.フィルムの黒化

2.デジタル診断画像

3.X線CT画像

B.診断領域X線の線質

1.概要

2.X線スペクトルメータ

3.エネルギー分布測定

4.半価層測定

C.X線診断領域における線量測定

1.理論的基礎

2.線量測定の実際

 1)トレーサビリティ

 2)皮膚線量

 3)面積線量

 4)平均乳腺線量

 5)X線CT検査

D.核医学検査における放射線測定

1.放射線医薬品

2.in vivo 検査

3.全身放射能測定

4.核医学検査による内部被曝

5.in vitro 検査

第IX章 放射線防護における線量測定

A.線量限度

B.放射線防護に用いられる量

1.防護量

2.実用量

 1)概要

 2)ICRU球とICRUスラブ

 3)周辺線量当量と方向性線量当量

 4)個人線量当量

C.外部被曝線量の測定

1.サーベイメータ

 1)種類

 (1)電離箱式サーベイメータ

 (2)GM式サーベイメータ

 (3)シンチレーションサーベイメータ

 (4)中性子線サーベイメータ

 (5)表面汚染サーベイメータ

 2)サーベイメータによる測定

2.個人線量計

 1)種類

  (1)ポケット線量計

  (2)蛍光ガラス線量計

  (3)熱ルミネセンス線量計

  (4)光刺激ルミネセンス線量計

  (5)フィルムバッジ

 2)個人線量計による測定

D.内部被曝線量の測定

参考文献

付表

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書籍情報

  • ISBN:9784830642296
  • ページ数:400頁
  • 書籍発行日:2012年3月
  • 電子版発売日:2020年10月21日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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