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形成外科 2018年7月増刊号【特集】形成外科 珠玉のオペ 2 応用編 ―次世代に継承したい秘伝のテクニック―

  • ページ数 : 325頁
  • 書籍発行日 : 2018年7月
  • 電子版発売日 : 2021年2月26日
5,500
(税込)
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商品情報

内容

第61巻増刊号 形成外科医として,培われた経験と理論に基づいて,より正確かつ安全な手術手技を開発し続けることが必要である。そこで,「各施設に埋もれている術式」,あるいは「術者にとってこだわりのテクニック」などを開示していただくことにより,形成外科医全体のスキルアップ,さらには形成外科学の進歩につながればとの趣旨に基づき,本増刊号を企画した。(「企画にあたって」より)

あわせて読む → 形成外科 2017年9月増刊号【特集】形成外科 珠玉のオペ 1 基本編

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序文


形成外科は,高度かつ洗練された外科手技を基盤として発達した外科分野であり,それゆえに他科では必ずしも為し得ない治療を可能としてきました。その代表が,外傷や固形癌切除等により生じた広範囲組織欠損の再建であり,先天異常の修復であり,顔面等に生じた瘢痕や変形の修正です。これらの治療では,もちろん形態の改善だけでなく,機能の再建も求められます。特に近年では,患者さんの意識の高まりもあり,より良い手術結果が要求されるようになっています。そのため,形成外医に求められる水準も徐々に高くなりつつあります。

以上の状況を踏まえますと,形成外科医としては,単に標準の技術があれば良しとされるわけではなく,培われた経験と理論に基づいて,より正確かつ安全な手術手技を開発し続けることが必要と考えます。

そこで,「各施設に埋もれている術式」,あるいは「術者にとってこだわりの㊙テクニック」等を開示していただくことにより,形成外科医全体のスキルアップ,さらには形成外科学の進歩につながればとの趣旨に基づき,本増刊号を企画いたしました。

執筆者の先生方には,手術手技をわかりやすく読者に伝えることを最優先にお願いし,その観点から,写真・図やシェーマを多用していただいております。その結果,若い形成外科医の先生方にも一目でわかるような理解しやすい内容となっているかと思います。

また,本企画には,ご賛同いただいた多くの施設から予想以上の多数のご投稿をいただきましたので,2冊に分けさせて発行させていただくことになりました。本号は特に,「応用編」として形成外科各分野における高度な手技を中心に掲載させていただきました。なお,一部には,「基本編」に掲載できなかった基本的手技も記載されています。

本書が日常診療の一助となり,さらに形成外科手技の発展につながれば望外の喜びです。


『形成外科』編集委員会
(編集担当:中塚貴志)

目次

Ⅰ マイクロサージャリー

■血管剥離1

 1.血管剥離(穿通枝皮弁)/国立がん研究センター中央病院形成外科 宮本 慎平

■血管剥離2

 2.既頸部郭清部位での移植床血管の剥離・同定/愛知県がんセンター中央病院形成外科 兵藤伊久夫

■マイクロ手技1

 3.マイクロサージャリーのテクニック―内頸静脈端側吻合法―/静岡県立静岡がんセンター再建・形成外科 中川 雅裕 ほか

■マイクロ手技2

 4.マイクロサージャリーにおける運針テクニックと血管処理のコツ/鳥取大学医学部附属病院形成外科 陶山 淑子 ほか

■微小血管縫合器

 5.微小血管吻合における微小血管縫合器の使用/愛媛大学医学部附属病院形成外科 戸澤 麻美ほか

■動脈側端吻合

 6.頭頸部での遊離組織移植における動脈側端吻合―特に外頸動脈への側端吻合の有用性―/東京大学大学院医学系研究科形成外科学分野 岡崎 睦

■静脈端側吻合

 7.静脈端側吻合における後壁everting suture technique/東北大学形成外科 高木 尚行 ほか

■遊離組織移植

 8.安全な遊離組織移植へのこだわり/名古屋大学医学部形成外科 亀井  譲

■遊離空腸

 9.動脈優位型遊離空腸における複数動脈茎の選択方法/京都府立医科大学形成外科 沼尻 敏明

■リンパ管臍静脈吻合

 10.リンパ管細静脈吻合術―側端吻合のテクニック―/埼玉医科大学総合医療センター形成外科・美容外科 大西 文夫 ほか

Ⅱ 顔面外科

■先天異常1:小耳症

 1.小耳症耳輪形成の工夫とこだわり/新潟大学医歯学系形成・再建外科 宮田 昌幸 ほか

■先天異常2:唇裂・口蓋裂①

 2.北里大学形成外科・美容外科における片側唇裂初回手術のデザインについて/北里大学病院形成外科・美容外科 杉本 孝之 ほか

■先天異常3:唇裂・口蓋裂②

 3.Furlow 法による初回口蓋形成術―片側性口唇口蓋裂に対する術式―/埼玉医科大学形成外科・美容外科 時岡 一幸

■先天異常4:唇裂・口蓋裂③

 4.口蓋裂に対するtwo-flap 変法による口蓋形成術/昭和大学医学部形成外科学講座 土佐 泰祥 ほか

■先天異常5:唇裂・口蓋裂④

 5.逆U字切開による唇裂外鼻形成手術/大阪医科大学形成外科 廣田 友香 ほか

■先天異常6:唇裂・口蓋裂⑤

 6.片側完全唇裂の二期的外鼻手術/京都大学大学院医学系研究科形成外科学 岸本 英明 ほか

■先天異常7:唇裂・口蓋裂⑥

 7.口唇裂二次形成術─外鼻形成術─/川崎医科大学形成外科 稲川 喜一 ほか

■顔面骨骨折1

 8.三次元固定法による頬骨骨折の治療/東京女子医科大学東医療センター形成外科 片平 次郎 ほか

■顔面骨骨折2

 9.swinging eyelid approach による頬骨骨折整復術/和歌山県立医科大学医学部形成外科 和田 仁孝 ほか

■顔面骨骨折3

 10.経上顎洞バルーン法による眼窩底骨折手術/日本大学医学部形成外科学系形成外科学分野 副島 一孝 ほか

■顔面骨骨折4

 11.blowout 骨折―分類とそれに応じた手術法―/岐阜大学医学部附属病院形成外科 加藤 久和 ほか

■顔面骨骨折5

 12.下顎関節突起骨折に対する内固定型骨延長器を用いた整復術-knack & pitfalls-/杏林大学医学部形成外科 尾崎  峰

■クラニオマキシロ1

 13.下顎枝矢状分割術のわかりやすい伝授法/関西医科大学形成外科 楠本 健司

■クラニオマキシロ2

 14.Le Fort Ⅲ型骨切り術/大阪市立総合医療センター形成外科 今井 啓介

■クラニオマキシロ3

 15.ハロー型骨延長器を用いた上顎骨延長術のテクニックとコツ/千葉大学大学院医学研究院形成外科学講座 三川 信之

■クラニオマキシロ4

 16.頭蓋縫合早期癒合症に対するMCDO法/静岡県立こども病院形成外科 加持 秀明 ほか

■眼瞼下垂1

 17.眉毛下皮膚切除術と挙筋前転術―手術のポイントと眼瞼・眉毛の経時的変化―/福岡大学医学部形成外科 大慈弥裕之 ほか

■眼瞼下垂2

 18.加齢性眼瞼下垂に対するわれわれの眼瞼挙筋前転術─低侵襲性,追加オプション,合併症の回避─/東北医科薬科大学形成外科 権太 浩一 ほか

■顔面神経麻痺

 19.当院における顔面神経麻痺の動的再建―神経移植による動的再建―/福島県立医科大学形成外科 大河内真之 ほか

Ⅲ 四肢・体幹外科

■手

 1.丸毛法による指間形成術/東京慈恵会医科大学形成外科学講座 松浦愼太郎 ほか

■乳房再建1

 2.当院の一次乳房再建における深下腹壁穿通枝皮弁/岡山大学病院形成外科 渡部 聡子 ほか

■乳房再建2

 3.total rib-sparing( 全肋軟骨温存) アプローチにて展開した内胸動静脈を移植床血管とした自家組織乳房再建術/横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科 佐武 利彦 ほか

■乳房再建3

 4.遊離深下腹壁動脈穿通枝皮弁による乳房再建における内胸静脈端側吻合/大分大学医学部附属病院形成外科 清水 史明

■血管腫

 5.血液貯留型血管奇形に対する手術療法/神戸大学大学院医学研究科形成外科学 野村 正 ほか

■ GID

 6.MTF性同一性障害者に対する性別適合手術/山梨大学医学部附属病院形成外科 百澤  明


1 基本編

 *本誌第60巻増刊号「形成外科 珠玉のオペ1 基本編」に掲載予定だったものです。


Ⅰ 基本手技

■腫瘍

 1.皮膚悪性腫瘍に対する外科手術/北海道大学医学部形成外科 林 利彦 ほか

■脂肪注入と人工物の併用

 2.放射線照射症例における脂肪注入を併用した乳房インプラントによる再建/帝京大学医学部形成・口腔顎顔面外科 上原 恵理 ほか

■頭頸部

 3.食道再建におけるリスク回避のテクニック/九州がんセンター形成外科 井上要二郎

■結膜切開

 4.結膜切開,後涙丘切開,拡大結膜切開による眼窩へのアプローチ法/九州大学病院形成外科 門田 英輝

■頭蓋感染

 5.頭蓋感染創に対する治療―合併症を減らすための工夫―/近畿大学医学部形成外科 諸富 公昭 ほか

Ⅱ 皮弁

■ malar flap(頬部皮弁)

 1.malar flap による再建/大阪市立大学大学院医学研究科形成外科学 元村 尚嗣

■鼠径皮弁

 2.鼠径皮弁移植術/東京警察病院形成外科 十九浦礼子 ほか

■ thin flap

 3.究極的に皮弁を薄くする方法/三重大学医学部形成外科 成島 三長 ほか

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書籍情報

  • ISBN:9784014106113
  • ページ数:325頁
  • 書籍発行日:2018年7月
  • 電子版発売日:2021年2月26日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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